今、深呼吸して肩の力を抜いて、

心静かに目をつぶり、

 

静かに寄せては返す波の音

 

を心の中で聞いてみることは

できますか?

 

 

波は

 

寄せては返し、

満ちては引いてを

 

繰り返すものですよね。

 

 

満ち続けることもなく、

引き続けることもなく、

 

「潮は満ち、潮は引く」

 

それは太古の昔から、

現在、そして遙かな未来まで、

 

これまでも、

これからも、

いつまでも、

 

繰り返されていくのです。

 

 

潮の満ち引きがおきる仕組み。

 

それはもちろん科学によって

解明がなされています。

 

 

ただし、

 

「何が起きているのか?」

起きている現象の解明が

できているだけで、

 

その現象が起きる根本の理由までは

解明されておらず、

 

それが

地球の法則

だからとしか言えない状況です。

 

 

私たちの人生における

 

幸運と不運、

幸せな時と、苦難の時、

 

それらもまた

 

寄せては返し、

満ちては引いてを

繰り返すものですよね。

 

 

「楽あれば苦あり、苦あれば楽あり」

 

それもまた、

私たちを包み込む、

地球の法則

なのかもしれませんね。

 

 

【鳴門海峡の渦潮】

世界三大潮流とよばれるこの渦潮も

潮の満ち引きによって起こる現象だそうです。

 

/////////////

「苦労をした人には、

有無か無形か

いずれにしても、

それと同じ量の喜び、

ご褒美が必ず来ます。

 

楽あれば苦あり、

苦あれば楽あり。

 

これが地球の法則ですから」

(美輪明宏)

 

 

世界のあり様、

社会の常識、

人の価値観、

 

それらは時の流れとともに

変化していく、

一切が無常のもの。

 

それもまた、

「地球の法則」

といえますね。

 

 

そして、

 

私たちの身の回りで

それらの全てが

 

あっという間に

ひっくり返ったこともまた、

その法則の範囲内

 

ということだったのかもしれませんね。

 

 

だとしたら、

現実は現実として、

その法則を受け入れた上で、

 

 

「とにかく行動あるのみ。

この方法がダメならこっちとか、

生きる方法を考えること。 

そうしていくうちに、

自然と手札が増えていく。 

結局、人生はすべて

経験、慣れなのです」

 

 

「最近の

スピード時代の人間は

結果を急ぎすぎます。 

すぐ効果が出ないと

ダメだと思います。 でも、

 

『楽あれば苦あり、苦あれば楽あり』 

 

苦しい努力なしでは、

楽しい成功は来ないように

この世はできているのです。

嘆くことはありません」

 

 

焦ることなく、

 

今この時にできる努力を

重ねていけば、

自分を取り巻く状況も変わっていく。

 

 

「悪いことが

起きたからといって、

嘆き悲しむことはない、

ということです。 

悪いことは

長くつづきませんから」

 

 

今、自分の置かれた状況が

「苦」

であっても

 

いつか必ず

「楽」

に変わる。

 

 

そう信じて

 

「どうせ同じ時間、

そこにいて仕事をしなければ

ならないのならば、

ドヨーンとして

重い空気のままに

漂っているような雰囲気は

変えればいい。 

楽しい気持ちで

仕事ができるような

雰囲気をつくって、

その時間を楽しめるように

すればいいんです」

 

 

ということかもしれませんね。

 

 

//////////////

「渦巻き自身には

自分の形が見えない。

向こう岸から観察すれば、

同じ所をぐるぐる

回っているのが分かる。 

少し離れて

冷静に物事を見れば、

真実の別の姿が

見えるのです」

 

 

水を張った洗面器に顔を伏せて

いつまでその状態を続けたらいいのか

わからない状態のまま

ひたすら息を止めているような、

 

そんな、

つらく不安で不自由な

自粛の日々と引き換えに、

 

一度は収束したかに思えた

日々の感染者の数が

再び増えつつあることに対して感じる

落胆や恐れや怒り・・・

 

そんな感情に気持ちを

乱されがちな毎日ですよね。

 

 

だけど、

 

ふーっと

自分の視点と思考を切り離してみる。

 

 

渦巻きの中からではなく、

向こう岸から、

 

渦巻きの中でもがいている

自分の姿を見てみる。

 

 

そうすると、

まるで他人事のように

 

自分のやるべきことや、

あるべき姿が

見えてくるものかもしれませんし、

 

自分を応援してあげることも

できるようになる。

 

そんなものかもしれませんね。

 

 

「窮地に陥った時は、

自分を信じて、

自分に負けないこと。 

誰も信じられず、

誰も信じてくれる人が

いなくなった時、

自分一人ぐらいは

自分を信じ切ってやらねば

あまりにも

自分が可哀想では

ありませんか」

 

 

確かにそういうものですよね。

 

 

/////////////

「地獄極楽は

あの世ばかりにあるのではなく、

自分の心の中にもあるのです。

 同じ問題でも、

見方、考え方を

変えてみるだけで

地獄にも極楽にでも

することができるからです」

 

 

今、地球も、社会も、

そして、私たちも

受難の時期と言えますが、

 

 

「自分は正しい、

自分はこれでいいんだ、

自分はこうなんだ。

そう思い込み、

自分を肯定してしまうと、

進化がなくなります」

 

 

変ってしまった世界を嘆き、

無くしたものばかりを見て、

 

これまでの社会のあり方、

自分のあり方だけをよしとして

追いかけ続けて、

 

今、この時期を

 

単なる苦しいだけの

時期とすることも、

 

 

今をこれからやって来る

よりよい未来に向かっての

 

変化の時期、

進化の時期、

準備の時期、

 

としていくことも、

 

全ては自分の

考え方、現実のとらえ方

次第ですよね。

 

 

「覚えておいてほしいのは、

これからの人生でも、

苦しみや悩みは、

波のように次々にやってくる、

ということ。

そのたびに試行錯誤しながら

人は生きていくのです。

 

 

たとえ試行錯誤しながらだとしても、

 

今、身の周りの状況を

客観的に見つめ、

事実として受け入れて、

 

これまでの社会のあり方、

自分のあり方にこだわることなく

 

捨てていくもの、

変えていくもの、

 

その代わりとして

手に入れていくものを

 

正しく、そして柔軟に見きわめて

 

自分を信じながら

努力を重ねていくこと。

 

 

それこそが、

 

寄せては返す波のように

次々やってくる困難を

幸せに変えていく、

 

「苦あれば楽あり」

 

への道である。

 

 

そう信じて、

今この時を進んでいきたいですね。

 

 

(今回のブログは2020年4月23日に公開した内容を加筆修正したものです)

 

////////////

【こちらの記事も是非どうぞ】

鏡を見つめて / 美輪明宏の世界 III 【名言集】

 

夜明けはいつもあなたの中に / 江原啓之の世界 II

 

冬来りなば春遠からじ / パーシー・シェリーの世界

 

【その他の名言記事へのアクセスは】
ここからアクセス!/過去の名言集記事 (# 271~# 280)

 

 

 

 

////////////

潮の満ち引き。

 

それは、

 

月と地球の間の「万有引力」と、

 

地球が月と地球の共通の重心の周りを

回転することで生じる遠心力を

合わせた「起潮力」

 

によりおきる現象です。

 

(「起潮力」は太陽との間にも

働きますが、月の方が地球に近い分、

太陽による起潮力の大きさは
月の約1/2程度です)

 

 

月に面した海水が

月からの引力によって上昇した状態が

満潮であり、

 

この時、地球の反対側でも

遠心力により満潮になります。

 

すると当然、

両方の中間にあたる部分では、

海水が満潮部分に持っていかれて

干潮となります。

 

 

そして、

地球は1日に1回自転しているため、

満潮と干潮は

1日に2回ずつやってくることになります。

 

 

ただし、

月の公転時間が地球の自転の時間

とずれているため、

満潮と干潮は毎日ずれていき、

 

さらに、

太陽による起潮力の影響で

満潮時、干潮時の満ち引きの大きさも

潮位も毎日変化していきます。

 

 

・・・ということは、

科学によって解明されていますが、

 

 

それではそもそも、

 

「何故、万有引力が存在するのか」

 

現在の科学では

証明できていない状況だそうです。

 

 

それでも、

 

潮の満ち引きが起きるのは

「信じる、信じない」

の次元のものではなく

 

地球の法則として、

必ず起こるもの

 

であるのと同じように

 

 

私たちの人生でも

 

「苦あれば楽あり」

 

それは、

「信じる、信じない」

の次元のものではなく

 

必ず起こる地球の法則!!

 

 

そういうものなのかもしれませんね。

 

【潮の満ち引き】

 

潮の満ち引きが起きる理由については

こちらのサイトを参照させて頂きました。

https://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/db/tide/knowledge/tide/choseki.html