私たちがPCやスマートフォンを使う時、

目立つ場所で華々しく活躍してくれるのは、

 

EXCELなどのソフトウェアや

様々なアプリですよね。

 

 

だけど、たとえて言えば

これらのソフトウェアは私たちとは

全く言葉の通じない労働者たちの

ようなもの。

 

私たちの指示を、

 

「よく働いてはくれるけれど、

言葉の通じない労働者たち」

に伝えてくれる「通訳」のような存在。

 

 

それがオペレーティングシステム(OS)です。

 

 

スマートフォンの iOSやAndroid、

PCのmac OS

 

等、OSにも色々ありますが、

OSというとやはり

頭に思い浮かぶのは

 

マイクロソフト社のWinoowsでは

ないでしょうか?

 

 

マイクロソフト社の創業者といえば

 

ビル・ゲイツ

 

ですね(正しくは共同創業者です)。


 

フォーブスの世界長者番付2018では

推定資産900億ドル(約10兆円)で

世界二位となった大富豪のゲイツですが、

 

(ちなみに一位はAmazon.comのCEO

ジェフ・ベゾス1120億ドルでした)

 

倹約家でも知られる彼は、

一般旅客機に乗る時には、

極力エコノミークラスに座るそうです。

 

彼がマスコミに語ったその理由とは?

 

 

【アメリカ ワシントン州 レドモンドのマイクロソフト本社】

 

//////////////

"We always overestimate the change that will occur in the next two years and underestimate the change that will occur in the next ten. 

Don’t let yourself be lulled into inaction."

 

「私たちはいつも、

今後2年で起こる変化を

過大評価し、

今後10年で起こる変化を

過小評価してしまう。

無為に過ごしてはいけないんだ」

(ビル・ゲイツ)

 

 

WindowsやマイクロソフトOfficeなどで

有名なマイクロソフト社については

あらためてご説明するまでもないでしょう。

 

このマイクロソフト社の創業当時に

ビル・ゲイツが作った

ミッションはこのようなものでした。

 

 

"A computer on every desktop and in every home."

「全てのデスクと、全ての家庭に1台のコンピュータを」

 

 

現代社会では当たり前のことですが、

このミッションは1980年代に

作られたものです。

 

当時はスティーブ・ジョブズのアップルや

IBMなどがそれぞれ開発した

互換性のないパソコンがようやく

社会に出回っていたような時代で、

 

インターネットの普及などまだまだ

起こっていませんでした。

 

 

だから、

このミッションは発表時には多くの人が

 

「とんでもないこと」

「そんなことできるわけない」

 

と思ったようです。

 

 

しかし、

ゲイツは当時10年後どころか、

20年以上先の未来をその目に

見ていたのでしょう。

 

そしてそれを実現してしまった

・・・わけですね。


 

人はどうしても目先のことに

気をとらわれてしまうもの。

 

 

だけど、

 

高速道路での運転の際には

できるだけ遠くを見ながら

運転することが大切なように、

 

 

「時の流れの高速道路」

 

ともいえる現代社会を生きる私たちも、

 

ぼーっと車を運転していないで、
 

自分の乗っている車が

どこに向かって進んでいくのか、

 

できるだけ遠くを見て、

 

その先の未来にしっかり目を配り

自分がすべきことをしっかりと考えて、

 

理想の目的地を目指して、

走って行きたいですね。

 

 

目的地が遠くかすんでいる時は、

 

"Often you have to rely on intuition."

 

「しばしば直観が頼みの綱になる」

 

それもまた

ゲイツ流でいいのかもしれません。

 

 

【高速道路では遠くを見るように・・・】

 

/////////////

あのスティーブ・ジョブズの

スタンフォード大学での演説は

神がかっていた

・・・とさえ言われていますね。

 

FacebookのCEO

マーク・ザッカーバーグの

ハーバード大でのスピーチも

有名です。

 

どちらのスピーチも、その内容は

名言としてもよく取り上げられていますが、

 

 

ビル・ゲイツが高校生に対して語ったと

言われるスピーチの内容、

 

「人生で大切な11のルール」

 

もインターネット上で紹介されて

いるので、ご覧になったことのある方も

いらっしゃるかもしれません。

 

 

その中のいくつかをここでご紹介します。

 

 

"Your school may have done away with winners and losers, but life has not. 

In some schools they have abolished failing grades; 

they’ll give you as many chances as you want to get the right answer. 

This doesn’t bear the slightest resemblance to ANYTHING in real life."

 

「学校は勝者・敗者を

決めなくなったかもしれないが、

人生は違う。
学校によっては

君が落ちこぼれないように

してくれたり、
正しい答えが導き出せるまで、

何度でも機会をくれる。
それは実際の人生とは

全く似ても似つかないことだ」

 

 

・・・厳しいですね。

 

でもこの言葉が真実であることは、

 

既に社会を生きている私たちには

十分理解できることですね。

 

この世の厳しい現実を端的に

言い表していますね。

 

 

"Be nice to nerds. 

Chances are you’ll end up working for one."

 

「オタクには親切に。

いつか彼らの下で

働くことになるでしょうから」

 

 

普通に誰もがやることを

大人に言われるまま

一生懸命やるだけでは、

 

一つのことに没頭して突き抜けた

人間には勝てない・・・

 

ということでしょうか。

 

その真偽はともかくとして、

 

何かに熱中している人間を笑うような

人間になるべきではないですね。

 

 

 

実はこれらの言葉は、

 

彼自身が語った言葉でも、

彼がこのスピーチをしたという記録もない

 

もので、

 

Charles J. Sykesという作家が

1996年にある雑誌に掲載した文章が、

 

「ビル・ゲイツが語った言葉」

 

として、

 

2000年2月にビル・ゲイツの名前で

発信された偽メールで広まったもの

 

・・・だそうです。

(→英文ですが詳細はこちら)

 

 

///////////
"I never topped in the university,
but today toppers of best universities are my employees…"

 

「私は大学で

1番にはならなかった。
しかし今は、

最高峰の大学の首席たちが

私の下で働いている」

 

 

「オタクには親切に・・・」

の言葉と似たようなニュアンスですが、

 

こちらは彼自身の言葉のようです。

 

1973年にハーバード大学に入学し

応用数学を専攻したゲイツでしたが、

 

ハーバード大学での成績は

必ずしも良くなかったそうですし、

 

結局大学を卒業しませんでした・・・。

 

 

誰もがやることを普通に
一生懸命やっただけでは、

一つのことに没頭して突き抜けた
人間には勝てない・・・

 

それもまた、

 

私たちが世の中を渡っていく上で

大切な心構え・・・

 

かもしれませんね。

 

 

"Don’t compare yourself with anyone in this world… if you do so, you are insulting yourself."

 

「自分のことをこの世の誰とも

比べてはいけない。

それは自分自身を侮辱する行為だ」

 

 

人はつい、

自分と他人を比べてしまうもの。

 

そして

「他人の家の芝は青く見えるもの」

 

そういうものですよね。

 

 

だけど、

 

人によって価値観は違うもの。

時代によって価値観は変わるものです。

 

 

だから、

 

他人との比較で人としての優劣など、

つくものではありませんよね。

 

自分を誰と比べることなく

 

自分の見ているもの、

していることに、

 

自信をもって生きていくこと。

 

 

勝負は今じゃなくて

まだこの先かもしれませんからね。

 

 

「それでいいんだよ」

 

きっとゲイツもそう言ってくれますよ。

 

 

【スティーブ・ジョブズとビル・ゲイツ】

ジョブズも学歴的にはリード大学中退です。

「学歴なんか関係ない!!」

そう信じられるツーショットですね。

 

////////////

【こちらの記事も是非どうぞ】

Google (勝利者たちが見た景色 / ラリー・ペイジの世界)

 

Apple (点と点がやがてつながる / スティーブ・ジョブズの世界

 

Facebook (行動できるのはなぜ? /マーク・ザッカーバーグの世界)

 

Amazon (水平線と80歳になった自分 / ジェフ・ベゾスの世界)

 

【その他の名言記事へのアクセスは】

ここからアクセス!/過去の名言集記事 (# 211~# 220)

 

///////////

ビル・ゲイツが一般旅客機に乗る時には、

極力エコノミークラスに座る理由、

 

マスコミに質問された際、ゲイツは

 

「ファーストクラスの料金に

(エコノミークラスの)何倍も

お金を払ってみたところで、

到着する時間は同じだから」

 

と答えたそうです。

 

 

もしかしたら、

 

あなたがこの前アメリカに行った時、

隣の座席に座っていた人物は

 

ビル・ゲイツたったかもしれませんね(笑)

 

【こんな人じゃありませんでしたか?】