ほほをなでる優しく温かい風が

あなたをより心地よくさせ、

 

目の前には鮮やかな青い空と群青色の海。

 

そして、

 

絶え間なく聞こえてくる、

寄せては返す波の音があなたを包みこむ。

 

・・・想像するだけでリラックスできますよね。

 

 

実はこの

「寄せては返す波の音」

 

には人のストレスを緩和し、

穏やかな気持ちに持って行く作用が

あるそうです。

 

その理由としては

「波の音は母親の胎内の音に良く似ている」

 

ということがあげられるそうですが、

他にも科学的な理由があるそうです。

 

 

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その音で私たちをリラックスさせてくれる

寄せては返す波の音。

 

 

そう、波は

 

いつでも、いつまでも

寄せては返すを繰り返します。

 

これまでも、昨日も今日も、

これからも・・・。

 

 

人をリラックスさせるだけではありません。

 

 

いつまでも当たり前のこととして

継続し続けることで、

 

波はいつの間にか

大地や地球そのものにすら

影響をもたらす大きなことを

成し遂げていきます。

 

 

そして、

人が絶え間なく積み重ねていく

 

「努力」

 

それも地球の「波」と

同じようなものかもしれませんね。

 

 

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「夢を掴むことというのは

一気には出来ません。

小さなことを積み重ねることで

いつの日か信じられないような

力を出せるようになっていきます」

(イチロー)

 

 

今の日本でこの人を知らない人は

いないのではないでしょうか。

 

 

1992年に日本プロ野球で、当時の

 

オリックス・ブルーウェーブ

 

でプロ野球選手としてデビューした

 

 

イチロー選手

 

は今年で28年目のシーズンを

迎えることになります。

 

 

毎年毎年、

シーズンに向けての準備を繰り返し、

 

プロ野球における通算安打世界記録

(日本プロ野球/アメリカメジャーリーグ

通算4257安打でギネス世界記録に認定)

 

日本プロ野球/アメリカメジャーリーグ通算

3563試合出場という最多試合出場記録

 

を積み上げてきた彼の

プロフェッショナルとしてのキャリア。

 

 

それは、

 

一つ一つの試合出場やヒットという

小さな「波」の繰り返しの結果であり、

 

 

「努力せずに、

何かできるようになる人

のことを、

『天才』というのなら、

僕はそうじゃない。

 

努力した結果、

何かできるようになる人

のことを、

『天才』というのなら、

僕はそうだと思う。

 

人が僕のことを、

努力もせずに

打てるんだと思うなら、

それは間違いです」

 

 

そう彼自身が言うように、

 

彼が積み重ね続けた不断の努力の結果。

 

 

どんな時も、何があっても繰り返し

 

「努力」という「波」

 

を起こし続けた結果。

 

そういうことなのでしょう。

 

 

 

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(努力は報われますか?という質問に対して)

 

「報われるとは限らないですね。

もっといえば、

努力と感じている状態は、

まずいでしょうね。

 

その先に行けば、

きっと人には努力に見える。

 

でも、

本人にとってはそうじゃない…

という状態が作れれば、

それは勝手に

報われることがある…

ということだと思います」

 

 

よく言われますよね。

 

「努力は報われる」

「努力はウソはつかない」

 

確かに苦しい時にモチベーション

になる言葉ですし、

 

実際ウソではないものでしょう。

 

 

そして、

イチローが言うこと、

 

それは、努力そのものが必要ない

ということではなく、

 

 

大切なことは、

 

「うれしいから」

「楽しいから」

 

自然にしている努力こそが

結果につながっていき、

報われていくもの。

 

 

それこそが、

 

努力の天才イチローがつかんだ

努力の仕方。

 

そういうことなのでしょう。

 

 

ではどうしたら、

努力が楽しくなるのか?

 

努力と思わずに努力を積み重ねることは

本当に可能なのでしょうか?

 

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「そりゃ、僕だって

勉強や野球の練習は嫌いですよ。

誰だってそうじゃないですか。

つらいし、大抵は

つまらないことの繰り返し。

 

でも、僕は子供のころから、

目標を持って努力するのが

好きなんです。

 

だって

その努力が結果として出るのは

うれしいじゃないですか」

 

 

私たちにとって、

うれしくもあり、ほっとする話ですよね。

 

 

努力の天才、イチローでさえ、

 

「努力そのもの」

はつらいし、つまらないし、嫌い

 

 

・・・なんだそうです。

 

 

そのイチローが明かす

 

「努力するための極意」

 

 

それは

 

「努力しなければいけないから」
努力するのではなく、

「結果につながることがうれしいから努力する」
 

という状態に自分を持っていくこと。

 

 

確かにそう考えると

努力は苦しいものではなくなる

気がしますよね。

 

 

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「努力のための努力」

は不要。

 

ただしそれは決して、

 

「努力は必要ない」

 

というわけではなく、

 

 

結果を出していくためには

努力は絶対必要なものであり、
 

その努力を

結果につなげていくためには、

 

 

自分が置かれた環境、

自分に必要なこと、

自分にできること、

自分が欲しいもの、

自分がなりたいもの、

 

 

そういった状況把握と

自己対話の元に

 

適切な目標を設定することが不可欠。

 

 

「努力は適切な目標と

セットにしてこそ

結果につながっていくもの

 

 

日米のプロ野球の歴史に

輝かしく名を残すイチローの語る、

 

「努力の極意」

 

私たちも是非取り入れていきたいですね。

 

 

【背番号51の雄志。いつまでも見ていたいですね】

 

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気持ちを切り替える言葉 / 松井秀喜の世界

 

成果を上げる仕事の流儀 / イチローの世界 II

 

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波の音を聞くと人がリラックスする理由。

 

色々理由はあるそうですが、

「波の音は母親の胎内の音に良く似ている」

 

ということの他に

 

1/f ゆらぎ

という

 

「パワーが周波数 f に反比例するゆらぎ」

によるものという説もあります。

 

 

人間の生体は五感を通して

外界から 1/f ゆらぎ を感知すると、

 

生体リズムと共鳴し、

脳内がα波の状態になり、

自律神経が整えられ、 精神が安定し、 

活力が湧くと考えられているそうです。

 

 

1/f ゆらぎは研究が進むにつれて、 

結晶の格子振動、地球の自転、自然現象、

生物など多岐に渡る場所で

おきていることがわかっており、

 

「寄せては返す波の音」

にもこの現象がみられるそうです。

 

 

・・・難しい理屈はおいておいて、

 

眠れない時、

疲れて神経がいらだっている時、

どうしようもない不安にさいなまれた時、

 

そんな時は波の音でも聞いて

ちょっとリラックスしてみて下さいね。