今日は、どうでもいいことと言われたらそこまでなんですけど、日々ちょっと思っていることをまたダラダラと書いていこうと思います。

 

 

 

先日、ある動画で

「SDGsに配慮しレザーシートをやめ合皮のシートを導入しました」

とやっているのを目にしました。

 

 

そこでちょっとした疑問。

 

「動物の革を使わないのはいいんだけどさ、合皮って、石油を原料とした化学繊維で作られているんじゃない?石油製品を使うのってSDGs的にはいいの?キョロキョロ

 

 

 

 

 

何というか、CO2削減のため化石燃料の使用はやめよう!って多くの人が声高に叫んでいるわけですが、実のところ石油の使用をやめたら洋服などに使われている「合成繊維」も作れなくなるんですよね。

そこんところ、環境活動家の方々はどう考えているのかなぁとちょっと不思議に思ってしまうわけです。

 

「毛皮のために動物を殺すのをやめましょう!」

と言ってフェイクファーで代用するのはいいんですよ。

 

でも、フェイクファーの原料だってもとをただすと石油ですよね。

 

 

「動物の革を使うなんて残酷です!なので合成皮革で高級レザーの手触りを再現しました!」

と言って高級感あふれるソファとか車のシートとかを作るのもいいんです。

 

でも、合成皮革の原料も石油ですよね?

 

 

あなたが着ている暖かな下着も、雨にぬれても水を通さないレインウエアも、乾きやすいTシャツも、アイロンのいらないYシャツも、ズボンも、スカートも、スニーカーも、布団も!

全部、ぜ~んぶ石油から出来ているんです。

 

 

じゃあ石油はプラスチックや合成繊維だけ作るだけにすればいいじゃん、と考える人もいるかもしれませんが、これはそうはいかないんです。

 

 

というのも、原油に熱などを加えて精製していくと「ガソリン、ナフサ、灯油、軽油、重油」に分離するんですよ。

で、この「ナフサ」をさらに加工することでプラスチックや合成繊維や塗料といったものが作られていくんですね。

 

つまりナフサは石油を精製していくうちに作られてしまう副産物のようなもので、人類はガソリンや灯油を作ると生まれる副産物を何とか使い切ろうと研究開発を続け、そして次々と、プラスチックや樹脂や繊維といった形で用途を広げていったんです。

 

 

 

まあ、私もこういったことは仕事で調べていって知ったわけで、特に興味を持っていたわけじゃありません。

 

でも、石油を精製する過程で生まれてくるものだということは、石油の使用をやめたらナフサの生産量も減ってくるということです。

 

なんか、樹脂や合成繊維をまるで環境に優しい素材のようにアピールしている人達を見ると、この人たちって樹脂は石油から作られてるって判ってるのかな?とちょっと疑問に思ったりします。

 

 

 

もちろん石油の使用料が減るなんてことはそうそうないと思っていますよ。

先進国がいくら化石燃料の使用をやめようとしても、新興国が安くなったそれを買って国を潤すだけですから。

 

ガソリン使っているのは車だけではないですし、農業機械なんてほとんどがガソリンで動いていますしね。

 

ただ、世界中で「国は化石燃料の使用をやめようとしない!」と騒いで絵画に絵の具をぶちまけている人々もいるわけで、そういった活動家を見ると、私のような人間は

「その塗料はもちろん天然色素を使ってるのよね?で、今着てるそのジャンパーはまさかアクリルとかポリエステルとかじゃないわよね?綿かな?もしかしたら100%ウール?照れ

なーんて冷めた目で見てしまうわけです。

 

 

石油製品ってそりゃあもうあまねく広がっているわけで、衣類から工業製品から家具や食器から水族館の水槽まで、今自分の周りを見渡しても、本と本棚以外はほぼ石油製品だったりします。

 

自分がどれだけ化石燃料に助けられているか、それをひとつひとつ探して排除してくなんて無理ですよ。

環境活動家の方々は、自分の周りから全ての石油由来製品をなくしてから「化石燃料を廃絶せよー!」と騒いでほしいですね。

 

まあ、石油製品を全て排除したら、北センチネル島の住人のような生活をしなきゃいけなくなりますね、きっと。

 

 

 

 

もうひとつ、根本的な問題として、本当に二酸化炭素(CO2)が近年の異常気象を引き起こしている原因なのか、本当に二酸化炭素を減らせば気温上昇を遅らせることが出来るのか…。

私はその部分から少し疑問に思っています。

 

以前もちょっと書きましたが、CO2が問題になる前に「温室効果ガス」として叩かれていたのは「フロン」でした。フロンによりオゾンに大きな穴が開いたという写真はかなりセンセーショナルに取り上げられていたものです。

 

で、そのフロンは段階的に廃止され、2020年には完全に生産禁止となっています。

フロンが禁止になったことで、古いスケートリンクがいくつか廃業せざるを得なくなりフィギュアの世界にも多少なり影響が出たのは記憶に新しいと思います。

 

でも、そのフロンが使用禁止になったことで、オゾンホールはどうなりました?

気象学会などの報告を読んでも「緩やかに回復に向かっている」というような記述を見ただけで、オゾンホールがどのくらい小さくなったとか数字を発表し追跡調査をしている文献は見つけられませんでした。

 

まあ、専門的なことゆえにあまりニュースで取り上げていないだけかもしれませんが、世界を巻き込んで経済に大きな損害を与えてフロン全廃に踏み切ったわけですから、その後のことはもっと報告があってもよさそうなものですよね。

全廃する前から徐々に使用を中止していったわけなので、もうとっくに効果は出ていておかしくありませんし。

 

にもかかわらず、オゾンホールの現状は誰も話題にしません。

というか、CO2を悪者にすることに忙しく、フロンのことなんて忘れてしまったかのごとくです。

 

 

 

最近になって、オゾンホールについて面白い記述をいくつか目にしました。

それは「フロンとオゾンホールには何のつながりもないんじゃないか」という内容の文献です。

 

それによると「オゾンホールというのは夏と冬で大きさが変わる。オゾンホールの大きさに影響を与えるのは気温であってフロンは関係ない」そうなのです。

 

そもそも、人間が使用するフロンガスが問題でオゾン層に穴が開くなら、なぜそれが現れるのが南極や北極の上空の見なんだ?人間が多く住んでいる都会の上空のほうがよっぽどフロンの影響が大きいんじゃないのか?と、そう考えれば確かにオゾンホール自体が不思議な存在なわけです。

 

もちろん、気象庁の「オゾンホールが出来る仕組み」などのページも読んでみたんですが、塩素原子が原因ならもっと他の場所にも影響が出ていいはずだし、1980年代から季節によって大きくなったり小さくなったりする現象は変わっていないのです。

 

 

「フロンを廃止してもまだまだ温室効果ガス(CO2)は増え続けている。だからCO2も制限しなくてはいけない」というのなら、オゾンホールの問題は継続中のはずです。

でも、オゾンホールについてはもう話題にのることもなく、世界各地で起こる異常気象に焦点が当てられてきています。

 

 

 

ある報告によると「フロンの廃止によってオゾンホールの脅威は年々薄れていっている、だから取り立ててオゾンホールを取り上げる必要がなくなっているのだ」となっていましたが、気象庁の報告書2023年度版によると「オゾンホールは観測史上最大を記録した」となっていました。

 

オゾンホールは、大きくなっているの?小さくなっているの?

どっちなんだーーい!

 

 

 

 

さらにここにきて海外のノーベル科学賞やノーベル物理学賞などの先生たちが、相次いで

CO2は関係ない。この気温の上昇は周期的な気温上昇であり、地球は何度も気温上昇と氷河期を繰り返している」

と言い出したんですね。

 

その根拠として、地球上の大気の成分は78%の窒素、21%の酸素、残りのガス体が1%で構成されていて、その1%の「その他」の中でCO2の割合は0.03%しかなく、その0.03%のうち人類が生み出しているCO2の量はごく僅かであり、大気の温度を押し上げるほどではない、と言うのです。

 

二酸化炭素(CO2)って、分かりやすく通称で書くと「炭酸ガス」のことなんですけど、炭酸ガスは地中にも多く存在しているんですね。

たまに温泉で「炭酸泉」っていうのがあると思いますが、炭酸ガスは大変水に溶けやすく、水に溶ければ「炭酸水」となって存在することになります。

 

CO2は自然界に普通に存在し、時に地中からわき出し、時に海水に溶け込んだりして存在します。

つまり自然が生み出す量に比べたら、人間が生み出す二酸化炭素の量などたかが知れているというわけです。

 

 

 

うーん…確かにね、炭素と酸素があれば二酸化炭素は普通に発生するわけで、世界中の火山活動を考えたら人間が排出する量はたかが知れているのかもしれない…。

それに何といっても、今現在の大気中の二酸化炭素の量を発表している機関もなく、問題にしているのは近年の異常な気温だけです。

 

二酸化炭素の増加量と本当に気温の上昇が比例しているのか、そういったデータを提示している報告書も見たことがありません。

そもそも二酸化炭素がどのくらい増加しているのかといった数字を見たことがないんです。

 

 

ということは、二酸化炭素もフロンと同じ、使用料を減らしたにもかかわらず効果は分からず、またそんなことなど無かったかのように次は「メタンが悪い!」ということにされるのかもしれないな?と、そんなことも考えてしまうわけです。

 

「脱炭素」に異論を唱えている学者さん達によると、「脱炭素」という効果の分からない問題を妄信することで、結局リサイクル不可の工業製品を大量に生産することとなり、各国はむしろ今後の地球環境に負荷をかけているのだそうです。

 

そこは以前から私も同じことを思っていて、風力発電も太陽光パネルも、得られるエネルギーと「製造」から「廃棄」までにかかるコストがペイできるのか?と、疑問に思うことがあるわけです。

 

電気自動車もそう。

鉄を少なくして樹脂を多用していますと言っても樹脂の原料は石油ですし、巨大なバッテリーに使われるレアメタルは発展途上国の貧しい人たちが体を壊しながら採掘している状態だし、しかもそのバッテリーの廃棄は現状ではまだまだ整備されていないし、走ってる間はCO2を排出しないけどその電気自体は火力や原子力で作られているし…。

 

どう考えても環境に優しくないのに無理やりEVを推し進めることで、むしろ国力を削いでしまっている国もあります。

 

 

オゾンホールってどうなってるの?

フロンを全廃したことによる影響は出ているの?

二酸化炭素濃度の上昇って、どれだけ上昇しているの?

上昇しているとしたら、その濃度の上昇と気温の上昇はどのくらいリンクしているの?

 

わからないことだらけですよ。

 

 

わからないうちは極端な動きはしないでおこうというのがいつもの私のやり方です。

専門家の方々の意見ですら分かれているのに、私に正しい結論が下せるはずはないんですから。

 

ただ言えるのは、環境活動家のように人に迷惑をかけながら命がけで訴えるほどには、どの問題もまだ正解が分かっていないということです。

 

 

なので、環境クレーマーになる前に「その説は本当に正しいのだろうか」と立ち止まり、もう一度「なぜ?どうして?」を考える人間でいるべきだなと、そんな答えの出ないことをいつも考える毎日です。

 

 

 

あ、最後に、これだけははっきり言えるかも。

 

「肉は食べてるくせに革は残酷だなんて善人ぶるな。少なくとも牛や豚の革は余すところなく使ってやれ。それが命に対する礼儀ってもんだろ?」

 

 

 

以上