地震や事故など災害が相次いでいるこの1月ですが、今度は雪です。
またしても立ち往生が発生しているみたいなので、どうしても車を使うお仕事をされている方々は、出かける前に是非、水と食料をたっぷり用意してお出掛けしてください。
能登の被災地も少しずつ状況は改善してきているようです。
やっと一般のボランティアの募集も始まったようですが、事前に登録していた方々の中からメールで連絡が来た人のみ金沢駅に集合し、その後目的地にバス移動という状況のようです。
募集している自治体も1日あたり15~20人程度の募集ということなので、とてもボラセンが建ってるとは思えません。
道も完全復旧していませんし、大勢の一般ボラを受け入れる状況になるかどうかは今のところ分かりませんね。
とりあえず、能登地震についてはまずインフラを直すことが先だと思うのですが、被災地域はそれほど広くないのでインフラが直る頃にはボランティアもいらなくなっているかもしれませんね。
で、今回トイレ問題が結構話題になっていて、今日は国会でもトイレトレーラーの話題が出ていました。
まあ、トイレに関しては避難所にも固める薬品とビニール袋のセットなどを置いておく必要がありそうですよね。
私が自分の家に用意しているのはこれですが、もう7年くらい前に買った物だと思うので、まだ使えるかどうかわかりません(笑)
これは家のトイレを利用して、流さず固めて使用するものなので、避難所のような場所でも使えるんじゃないかと思います。
最近はもっといいものが出ていると思いますし、避難所の備蓄品の中にもこういったトイレは用意して欲しいですね。
他にも私、10年以上前に「固め~る」とかいう粉末だけの薬剤も買っていたのですが、すでに薬剤自体が固まってしまったので使えるかどうかはわかりません
避難所のトイレ事情についていうと、たぶん東日本大震災の時はもっと条件が悪かったと思うんですよ。
体育館に数百人がひしめいてたという状況だったみたいですし、電気も水もなかったので建物の中のトイレは3日で使い物にならなくなったんですね。
そのため学校の敷地内に穴を掘って、足を置く板を左右に敷いて、その穴がいっぱいになったら土をかぶせてまた横に穴を掘る…。
そんなトイレもあったそうです。
生きている以上、食事も大切だけど排泄も大切なんです。
その大変さを知っているからこそ、サンドさんもトイレトレーラーを準備していたんでしょうね。
ちなみに、ボランティアにもトイレは大事です。
近くにトイレがない場所では、休憩のたびに「トイレ行きたい人ー?」と声をかけて、車や軽トラの荷台に乗って公共施設などに運んでもらっていました。
まあ、岩手や宮城で作業していた時は良かったんですが、福島に入ってからはちょっと大変で…。
何といっても全員避難されているので、壊れていない家があっても施錠されていて中には入れないんです。許可なく他人の家に入るなんて絶対に出来ません。
離れなどのトイレを開放していてくれている依頼主さんもいましたが、家主が遠くに避難されていることも多々ありました。
そのためボラの主催の方が、アウトドアで使うテント型トイレを用意してくれていたこともあったんです。
なんと、検索してみたらネットでも売っていましたよ(笑)
(主宰が持っていたのはモスグリーンのやつだったような…)
これはテントの中に椅子型の便座があり、それにビニール袋をセットし簡易トイレとして使用するものです。
上の凝固剤とビニールのセットを使えば簡易トイレに早変わりです。
自分が用を足したら次の人のために新しいビニールをセットするんですが、これがどうにもうまくセットできなくて私は結構大変でした(笑)
まあ、これは大人数の避難所などでは使えませんが、数人の家族だけなら非常用トイレとして使用できますし、最近ではトイレのない場所でキャンプをする場合にも使われているそうです。
今回の、雪で立ち往生している方々にも水や食料と一緒に携帯トイレが配られたようですが、おトイレの話は本当に切実ですよね。
昔は「1人3日分の備蓄を」と言われていましたが、東日本大震災の後は「1人1週間分の備蓄を」に変わってきています。
被災地が広範囲になった場合、すぐには支援が行き届かないことが東日本で分かったからです。
今回の能登地震の場合、道路が寸断されてトラックや重機が入れず、港が地形変化で使えなくなって海からの支援も届けられず、ほぼヘリによる空からの支援と自衛隊員の徒歩による物資補給に頼っていた感じでした。
条件が悪ければ、物資があっても運ぶことが出来ないんだということを教えられた気がします。
にもかかわらず今日、野党が「自衛隊の投入が遅かった」的な質問をしていてちょっとムカつきましたね。
地上から運べず、港も使えず、遂にはホバークラフトに重機を積んで砂浜から上陸させていたんですよ。
1月にやる予定だった「入間航空祭」を中止し、そこで使う予定だった輸送ヘリのチヌークもフル回転で使っていたんですよ。
これ以上どうしろっちゅうねん!
道が寸断されているとこ、どうやって運べっちゅーんねん!
…やれやれ
とにかく、備えあれば憂いなし…とまではならないけど、色々準備していれば多少は安心します。
あとは、出来る限り自分の安全を確保できる判断をすることです。
今年はなんというか、最大限の注意が必要な気がしますね。
以上