金欠に苦しんだ7月も給料日を迎え、ほんの少しだけいつもの日常が帰ってきた。
とりあえず冬場に産卵セットして5頭しか回収できなかったインドアンテ(ダージリン産)の為の菌糸ビンを購入するためにショップへ向かいました。
…が、しかし向かったショップには壮大なワナが仕掛けられていました。


ウダウダと色んな話をしてたらマレーシア便生体が入荷してきたではありませんか!最近オウゴンオニ熱が私の中で再燃しはじめていた所になんという直球ド真ん中なのでしょうか!?
という事でモセリオウゴンオニの飼育をまた楽しむことと相成りました。アゴ先欠け、上翅にスレありで間違いなく産卵済みですけどまだまだズッシリとした重さがあるので♀単品購入でも結果は出せそうです。
タイトル通り神様というのが本当にいるなら、もはやイジメに近いレベルで私と私の欲しい生体を引き合わせるイタズラは止めてもらいたい気もしますけど、モチベーション的な部分では「いいぞ、もっとやれ」だったりもします(笑)


後、懐かしさのあまりに往年のアンテファンには忘れられない伝説(?)のカチンアンテ野外品が表紙の昆虫フィールド15号も買いました。全てのカチンアンテ飼育者はこの個体の完全再現と言える個体を羽化させるのが目標と言っても過言ではありません。
肝心の本の内容ですが、記事らしい記事は少なくてショップの広告誌と言われても仕方の無いくらい広告が目立ちます(笑)私も持っていたのですが、どこかに行ってしまったので買い直しという形になりました。
採集に行ってきました。
と言っても、みんなが羨むようなオオクワとか高地性の種とかではなくて近場の普通種ですけど。
ポイント自体は何年ぶりとかのレベルでしたけど林はそのまま残っていましたし、事前に下見して


朽ちた切り株からカブト幼虫の糞が出てきたのでカブトの存在は確認できたも同然。ただ、クヌギやコナラはあっても電柱みたいなのばかりで樹液は確認できず。
ということで、こんな状況でならバナナトラップが有効と判断してバナナトラップを設置しました。
その結果は…


大当りでした。周囲にも匂いにつられたカブトがチラホラと見られて久しぶりにテンション上がりました!


今回は3ヶ所設置したのですが、大当りは1ヶ所だけで上の画像の1ペアだけしか来てないのと完全に0だったのもあって設置場所も工夫しないと結果が出ない事がわかりました。
簡単に言うと、カブトは飛ぶのが下手なのでなるべく開けたスペースのある木に設置しないとトラップに辿り着けないようです。今回は私が林内に入るのが面倒だったので設置・回収が楽な場所を優先したのが結果に大きな差ができた理由だと思います。
とりあえず、カブト2ペアとノコ1ペアを持ち帰って今回は終了しました。自分で飼育する分だけで充分ですからこのポイントでの採集は今回で終わりだと思います。
最後に、バナナトラップは樹液が出ている場所ではほぼ意味はありません。たまに樹液の匂いがわかるレベルのポイントでの設置を見たりしますけど、案の定コクワすら付いてないです。
自分で設置したトラップは自分で持ち帰って廃棄しましょう。放置されたトラップは採集地の雰囲気を壊すだけではなく、スズメバチが来たりして気付かずに近付いた通行人が大変な事態になる可能性もあります。
他人の設置したトラップで横取り的な行為も慎みましょう。
何か小言で締めてしまいましたけど、実際に採集に行くと嘆かわしい事態を見る事が多くて…
散々「今月\(^о^)/オワタ」とか言いながら買ってしまった…




クルビデンス(インド アルナーチャルプラデーシュ州西シアン県産 F2 72㎜)
2012年に1♀だけ入荷した、現状で一番レアと言ってもいいクルビです。
さすがにF2までくれば少しは数が出てきている方ですがアンテのように多産ではないのですぐに市場に溢れかえる事もないでしょうし、なるべく早いうちに信用できるルートで実物を手にしておきたいと考えてほんの少しだけ無茶して購入しました。


今まで画像で見た限りではヒマラヤ系だけど少し違うなぁと思っていましたが、実物はやはりカチンやサガインみたいな内歯がヒマラヤ系と較べて細長く鋭い感じのインドシナ系の特徴も併せ持つタイプですね。カチンはもう少し内歯が下に付きますけど、サガインは私の脳内フォルダからほとんど消滅してしまって比較できません(笑)
最近はアンテとカブトに侵略されかけていた当ブログにクルビを久しぶりに登場させて「本職はクルビ」というのを自分自身でも思い出させる記事にしてみました。
このクルビも含めて来年用の種親としてポツポツとクルビ系は集めてますが、今年セット分があまり芳しい状況ではないので本職が廃業になるのでは?という焦りも感じてます(笑)