発電所建設のススメ【番外】②『安全な発電所建設に必要なもの』 責任者研修からの学び | 収入源の多様化を創造する

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サラリーマンのかたわら、様々な副収入を考案。
現在、サラリーマン収入の他に3つのキャッシュフローを構築。2018年度より兼業で事業者として開業。
様々なポートフォリオ、副収入スキーム、節税スキームに取組み活動中。


梅雨入りの"ダブルパンチ"グー
滞っていた発電所の建設笑い泣き

やっとこさの仕切り直しで
「工事が再開しました爆笑


本業の「安全衛生責任者研修」で
その中でも
副業で行っている
「発電所の建設」にも繋がるもの
として、感じた事を記述します。

安全な発電所の建設

世間からは、本業でも副業でも
「安全性」が絶対条件
として、求められており

現在、経産省からも
安全性に欠いた
「不適切発電所」が問題視
されています。
その原因を今回の研修を通して
追求してみました。

建設現場、製造現場で求められる
事業者(ユーザー)などと同様に
発電設備に関しても
全く同じ事が言える
と思います。

【以下、抜粋と補足】

①設備の安全化について
(1 )基本的な考え方
設備(機械装置、建築物など)は
完成してしまうと
後から安全上の問題が出てきても直すことは容易なことではない。

また、直すことができても十分なことができない場合が少なくない。
⇒発電所建設でも全く同じで
太陽光発電設置は発電所」であり

電気事業法においては
電気工作物」となるので
電気設備の技術基準」に適合していなければならず
注意違反は違法行為
となります。

また、設置時の対応として
「完成後では遅い」と思います。
※特に杭と架台の強度の不備は
「完成後に手直し」する事は困難なので
施工時に最低限、土木工事は立会い検査を行っておくことが必須だと思います。

(2)リスクアセスメント対応
設備のリスクアセスメントを
ユーザー側で実施するにあたっては
特に、メーカー側で提供する性能対策を講じた後に存在する
「残留リスク」の内容と
その対処方法についての
「使用上の情報」を
十分理解した上で行わなければならない。
⇒発電事業者(ユーザー)自身が保有して運営する以上
その設備の事を
全く知らないガーン
では、通らないと思います。
※リスクアセスメントについては、別記事で記述します。

②安全な設備としての条件

安全な作業設備は
次のような条件を備えることが必要である。

(1)外観からみた安全性
⇒輸送時や施工時に破損していないか
員数と型式が仕様書どおりに設置されているか
(1)太陽電池モジュール・アレイ
①パネル表面の汚れ及び破損がないこと
②フレームの破損及び変形がないこと
③架台の腐食及びサビがないこと
④架台の固定ボルト及びナットの緩みがないこと
⑤架台に接地線が確実に接続されていること
⑥コーキング処理忘れ及びずれがないこと

(2)中継端子箱(接続箱)
太陽電池回路が複数接続されるため
主に極性間違いやねじの付け忘れを確認する
①外箱の腐食及び破損がないこと
②確実に支持材に固定されていること
③入線口がパテなどで防水処理がされていること
④配線の極性が間違っていないこと
⑤ケーブルの端子台のねじの緩みがないこと
⑥接地線が確実に接続されていること
等など

※構造計算書(強度計算書)、設計書を基に
仕様通りに施工されているかの確認を行う。
特に継ぎ手のボルト締めは
メーカー指定の箇所に
適正な本数、十分なトルクで施工されているかの確認を行う。

(2)強度からみた安全性
各部分や材料は
十分な「安全率」をとっているか。
特に破損をすると大きなダメージが生じる事で、危険が伴うような部品にはよく注意をすること。
⇒※「経産省や電力安全課が定めた基準」に準拠した
構造計算書(強度計算書)、設計書を基に
仕様通りに施工されているかの確認を行う(1同様)

(3)機能からみた安全性
その作業設備に課せられた機能を果たすときに、作業者や周辺の施設や家屋が危険に晒されるようなことはないか。
⇒通常、事業者はブレーカー以外に触れる事は無いと思うので
施工された電気配線が適正かの確認を行っておけば、感電の危険性は低いと思います。

周辺の施設や家屋の危険性については
やはり、強風や地震時の倒壊で発生する
リスクだと思いますが
この点は「杭や架台の強度」に依存する
ので、土木工事には特に注意を行うべきだと思います。

(4)操作からみた安全性
誤作動を起こさないような配慮がされているか。
⇒発電事業所が普段触る可能性のある箇所の
「急所を把握」しておけば大丈夫だと思います(3同様)

(5)保守からみた安全性
点検、部品の交換や補修などが
安全にやりやすい構造になっているか。
⇒設計段階で決まると思います。
設計時に保守を考慮しているなら
設計通りに設置されていれば問題無いと思います。

(6)レイアウトからみた安全性
完成した後でレイアウトを変えることは
困難である。
その作業設備に課せられた機能を果たせる様に
設計されているか。
⇒(5同様)

(7)安全衛生面での配慮
点検、補修の時に感電するような危険はないか。
⇒(3,5同様)

これら「安全な設備」としての条件を
計画、設計の段階から
考慮をすることが必要である。

う〜ん
やはり「設備の導入

という部分では
建設現場、製造現場で
求められる要件
とほぼ同じ手順ですね。
設備に対する責任」は
太陽光発電の事業者だけに厳しいのではなく
むしろ緩いぐらいだと感じました。

もちろん
事業者に課せられている義務
も同様で
安全稼働は絶対条件
「施工業者やメーカー起因の災害」でも
確認不足の事業者責任
は逃れられません。

例えるなら
自宅の近所に工場があったとして
その工場が
設備異常で爆発事故炎
を起こし
「自宅や家族に危害が加わった」として

その設備責任者から
『メーカーが…』
『設置業者が…』
などの"言い訳"を聞かされて
納得できるでしょうか?

余談ですが、僕は本業が製造業なので
本業の設備は
・電気配線
・プログラム
・制御装置
などが幾重にも重ねられており

そこに機械が加わり
設備を適正に取り扱う
オペレーションを完成させて
やっと正常に稼働できます。
設備異常発生時は
どこの不具合が"シラミ潰し"で
確認を行います。
特に試運転の際は
メーカー、事業者共に
深夜まで作業が連日続く事も少なくありません笑い泣き
そう考えると
設備の装置内容の複雑さ
では、発電設備は
圧倒的に
簡易な設備
で、確認項目も限られていると思うので
これぐらいの
設備(機械装置)の引き取り
は、しっかり行いたい所ですよね。

度々、発電事業者(オーナー)が
完成後の物件
引き渡し時に初めて見る
設備の内容もよく理解していない
といった、話を耳にしますが
「法令や基準の面・安全面・リスク・責任感」
どの観点からも

あり得ない

家電を買った一般消費者かいびっくり
と、個人的には思います。

冒頭の通り
太陽光発電設備は発電所」であり
電気事業法では「電気工作物」です。

まぁ、いずれにせよ僕としては
やれる事は全部やって
完璧な発電所を建設するのみです筋肉

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