はじめましての方はコチラ
現在、確定申告に向けた書類整理に追われています
そこで感じたのは、やっぱりサラリーマンは楽だなぁ。と、
年末調整って自動申告制度の有り難みを感じております
そこで感じた、フリーランス事業者がサラリーマンより稼げる理由を考察してみます。
分担と分散
トップに社長がいて、そこから枝分かれして
部や課があり、それぞれに部長や課長がいます。
部や課は
総務、経理、営業、企画、製造、開発、広報
…などで
これが、いわゆる「組織の分担」です。
また、通常の会社では、営業マンを1人だけにしている事は無く、複数人雇っているので
貴方1人がケガや病気をしても
「組織は回ります」
これが、いわゆる「組織の分散」です。
一方、これらの役割をすべて自分一人で担うのがフリーランス事業者として、起業するという事です。
サラリーマンは100稼いでも20の報酬
縦割り組織のサラリーマンは
仮に自分が100の利益を会社にもらたしても100の報酬はもらえません。
それは前述の通り、他の役割をしてくれている人達と「利益を分配」し合わなくてはならないからです。
一方、フリーランス事業者は
100の利益を自分だけで100得る事が
「理論上は可能」です。
しかし、それは「あくまで理論上」です。
例えば、税理士に会計を外注すると100の利益から外注費を差し引かなくてはなりません。
その他にも、製造や企画、開発…
なんでも外注すると同じことがいえますし
むしろ、外注は割高で、自社で部署を作って雇い入れたほうがコスト安になる場合があるのも特筆すべき点です。
つまり、自分で稼いだ100の利益を自分だけで100の対価を得ようとした場合
外注を一切せず、すべて自分で担う必要があります。
これらを現実的に実現できたら、100の利益を得られるという事になります。
実際に、やってみるとわかりますが
起業当初は事業を起動にのせるのに手一杯になり、そこまで全てを完璧にこなすのは、かなり大変で、現実的には難しいと思います。
仮に貴方1人で「営業」をしていたとして
もし、貴方がケガや病気をしたらどうなるのでしょうか?
基本的に、その間代わりに営業をしてくれる人はおらず「運営はストップ」せざるを得ない状態になります。
うまく、チームを創って自分は営業担当。
他の製造と経理は外注へ
と、組織化できればいいですが、結局は会社組織創りをしている事になり、気が付けば
「俺、営業しかしてない」
と、サラリーマン時代と同じになっている事もあるかもしれません。
もちろん「コレとコレは俺がやる!」など、ある程度のコントロールは効かせられると思いますが
実際、独立してみると
「思っていたの違う」って、場合もあるんだろうなぁ。とは思います。
よく、事業者はやったらやった分だけ稼げると言いますが、こういった構図も加味しての意味合いである事がわかります。
そう考えると会社組織ってよく出来ているなぁ。
と、それを築き上げた人の偉大さを感じると共に、サラリーマンの有り難みを再認識しますね…
爆発的に稼ぐチカラがあるなら別
ただ、今までの話は「100を稼ぐ」のが前提のお話で
仮に「1000を稼ぐ」チカラがあるなら、いくら外注を使ったところで、自分のポケットに入ってくるのが、サラリーマン同様に20って事は無いはずです。
サラリーマンの「100→20」の構図で考えるとその他への分配は「80」です。
それを全て外注して、仮に倍の「160」の分配が必要だったとしても「840」は残る事になります。
つまり、サラリーマンからフリーランス独立をしてサラリーマン以上の利益をポケットに入れたいなら
自分一人で「100を稼ぎ出せること」が
大前提として
その他の業務も自分で行う
もしくは
爆発的に「1000」を稼ぎ出す
こういっは話に落ち着くのではないでしょうか。
サラリーマン時代に他の同僚とは比べものにならない、突出した能力で「1000」を稼いでいるのに、何故か自分への報酬が「20」のままって人や
他人より10倍稼いでいるのだから、報酬も10倍欲しい!って考える方は
脱サラして起業独立した方が「メリットは大きくなる」可能性は高いと言えると思います。
なかなか難しいですが、それが
他人より多く稼ぐということ
だと思います。
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