施術や身体の使い方が好きではないけれども | 身体の使い方の秘訣 〜運動の土台、整体の土台は、身体の使い方スキルUPにあった〜

身体の使い方の秘訣 〜運動の土台、整体の土台は、身体の使い方スキルUPにあった〜

身体の使い方をレベルアップさせる秘訣を公開しています。

美しい姿勢、変幻自在な動き、対人関係におけるベストな「間」、疲れにくい体質の構築など、身体を「思い通り」にデザインする方法、整体施術をレベルアップさせる方法についてお伝えします。



● 施術や身体の使い方が好きではないけれども

こんにちは、山崎です。

今週は講座ラッシュですが、ようやく準備の目処がたったので、こうしてブログも書けています。

今日ご紹介する動画は、野球の盗塁にも使える『体重移動』です。



書く書く詐欺っぽくなっていたメルマガには、幾つか身体の使い方や施術に活用できる動画を紹介していますので、身体の使い方などに興味ある方はメルマガも参考にしてみてください。


「気付いたことがあったので、夜中の3時で新聞配達の人ぐらいしか周りにいなかったけどバットを振ってみたんだよ」

と生徒さんたちに言うと、「身体を研究することが好きなんじゃないか」と思われがち。中には「私の好きは山崎さんには勝てない」などと、勝手に自分の負けを認めてしまう人もいます。

しかし、僕は自分の心の内側を観察してみると、身体の使い方とか、施術の方法を発見することが別に「好き」ではないため、彼らが「好き」の気持ちの大きさで負けていると思うのは間違っています。

僕は自分の身体がただ単に辛かったから、また運動能力が低いことがコンプレックスだったから、身体の使い方を上達せざるを得なかっただけ。

好きの程度の問題ではなく、僕の身体にとって必然だったから、もっと大きく言うと自分の人生にとって必要なことだったから、真実を探求せざるを得なかっただけなのです。


健康面で過去を振り返ってみると、僕は小学1年生の頃からの片頭痛持ちで、高校生の頃にはヘルニアだと言われ、最初に転職した先の健康診断では「肝臓に異常数値が出ている」と言われ、蓄膿で悩み、家族が病気に掛かった。

しかし、それらの問題を現代医学(病院)では解決できませんでした。

つまり、これらの問題を自らの力で解決せざるを得なかったのであり、「健康の勉強をすることが好き」とかそういう程度の問題ではなく、僕にとって健康問題を解決することは「必然」となってしまったのです。

「俺、このまま一生薬を飲み続ける人生を送るのかな?」

「動きの見本も提示できないまま一生を過ごすんかな?」

「効いてるか効いてないか分からん施術はやりたくないな」

こんな葛藤が自分を支配していたので、心の底にあるモヤモヤ感を払拭したまま仕事をするのが嫌でした。

この嫌なモヤモヤ感を払拭するため、真理を追求せざるを得ず、現在も“より役に立つこと”をお伝えするために、自分自身を高めざるを得ない状況に追い込んでいるだけだと思います。

身体の使い方を研究することが「好き」、施術の研究をすることが「好き」という感情があったのは昔の話であり、現在の自分を支えているものは、

コンプレックスとか、屈辱感、責任感

と言えるのかもしれません。


そういえば、昨年末『プロフェッショナル』で、イチロー選手が次のように語っておられました。

「残るものは結局、失敗してなんで出来ないんだ俺はって言ってる自分ですね」

4000本安打を打ったことよりも、8000回のチャンスを逃したことがイチロー選手の向上心を支えているようです。

18歳当時、入団したてのイチロー選手は地元のインタビューで「鈴木選手にとってバッティングとは何か?」と問われた時、「めちゃくちゃ楽しい」と答えたそうです。

しかし、4000本安打を打った現在は、「全く楽しいと感じていない」とのこと。

プロに入って1本のヒットを打っていない時に「楽しい」と言っていて、4000本安打という偉業を成し遂げた現在は「全く楽しくない」と感じているそのプロセスを「面白い」と思える発想は、イチロー選手らしい感想だなと感じました。

18歳当時の発言を振り返って、「子どもと一緒」「草野球が楽しいって言っているのと何ら変わりがない」とも言われていましたが、何かを追求する最初の入口は「好き嫌い」から始めるのも良いのではないかと。


僕が知の巨匠だと仰いでいる水口先生から約3年間教わって、心の底から理解できたことは2点。

「俺って何にも知らないんだ」
「健康や身体をもっと研究しよう」

「波動」という入口から水口先生に興味を抱き、東洋哲学、陰陽五行、易、数霊、相対性理論、量子力学、インターネット、場の理論、潜在能力開発、政治経済、時代の流れ、、、

などを教えていただいて、得たものはたったこの2点です。

でも、心の底から「俺は無知だ」と気付かせていただいたことが、今の自分を支えているような気がしますが、日野先生から武道を教わった時も「俺は身体のことすら何も知らないんだ」ということを最初に教わりました。

先生方は、僕らの将来を本気で考えてくれたからこそ、「無知だということを骨の髄まで知りなさい」という大切な教えを浸透させてくださったことが、今の自分を作っているのではないかと思います。


ビジネスというか、お金を稼ぐことも同じです。

預金残高7000円という屈辱を味わったから、お金を稼がざるを得なかっただけで、お金を稼ぐことが「好き」という感情は僕にはありません。必要だから稼ぐって感じ。

お金を稼げるようになると、自分の稼ぎ方に対する違和感みたいなものを覚えたので、この違和感を払拭するように努めているんですけど、現在も試行錯誤が続いています。

心の底から「お金を稼ぐことは良いことだ」とは思えているけれども、本当に顧客に役立つことをお伝えできているか、価格に見合った価値が提供できるのか、彼らを成長へと導いているのか。

などなど、こんな責任感が日に日に増してしまいます。

このため、疎かになっていた家族との関わりが一向に改善されず、相変わらず疎かになってしまいますが、このままでは家庭崩壊のリスクがあるため、「バランスを取らなきゃヤバい」という危機感が僕を支配し、仕事の責任感とのせめぎ合いをしているところ。

全体のバランスを取るのは本当に難しい。


施術の方法や健康の知恵、身体の使い方、ビジネスなど、好き嫌いでやっているわけではなく、探究心や責任感が自分を支配しているように感じますが、また月日が経つと心境は変化しているかもしれません。

ですので、僕が経てきたプロセスを他人に強制するつもりなど全くありませんが、「へぇー、そんな風に考えてるんだー」と参考にしてくれる人もいるかと思ったので、心境というか、思いの丈を綴ってみましたが、もっと身体や健康を参考にしたい方はメルマガをご覧いただければと思います。