● 技術を教えるのは一番最後でいい、計画された偶然、心と体の繋がりなど
あけましておめでとうございます、山崎です。
新年から、
などを発見したので、早くアウトプットしたくてウズウズしている最中ですが、2014年はまだ丸1日しか経過していないんですね。
明日、うちの親戚の集まりがあるので、小学生にも取り組んでもらいたい「ボール練習法」を少年野球のコーチをしている親父に伝えようと思っています。
そういや、従兄弟もゴルフをやってると言ってたので『骨盤の使い方』を伝えることで、安定したフォームを獲得し、飛距離も伸ばしてもらいたいですね。
骨盤の感覚ですが、骨盤の左右に線が通ったような感覚。
この線の感覚が抜けないようにするために、最初の段階では「手首(背屈させて)を骨盤に添える」という形をセットにして、身体に染み込ませることが大切だと実感しています。
この骨盤の感覚が残ったまま動くと、足が簡単に床から離れなくなり、身体が中心から回旋していることが実感できます。ただ、手首と骨盤のセットを忘れると、いつもの出来の悪い身体の使い方に戻るので注意が必要です。
言葉では伝わりにくいと思うので、そのうち動画でご紹介しようと思います。
さて、お正月ということもあって「節目」の話をします。
日本のキャリア研究第一人者である金井教授は「節目」に関する研究に取り組まれており、お正月のような節目は「キャリア・デザイン」すべきだと述べておられます。
夢とか、目標とか、潜在的に思っていることを、顕在意識に上げてくるという作業のことですね。
この棚卸をしないと、潜在意識に眠ったまま人生を過ごすことになるので、まだ僕のような段階では、一旦顕在意識へと落とし込む作業をたまにやらないと、惰性で日々を過ごしてしまうことになってしまいます。
何もお正月だけが節目ではありませんが、お正月という節目は「外的要因」として自分を変えるチャンスだと思うので、
・何が得意なのか
・どの分野を特に成長させたいか
・何がやりたいか
・何にやり甲斐(人生の意味)を感じるか
などを内観し、この節目に自分の人生をより良い方向へと向けてみてはどうかと提案してみます。
方向性が決まったらMERを超えるまでは、時に我慢もしつつ、挑戦(アクション)を繰り返し反復を続けることで、
「計画された偶然」
を引き寄せてみてください。
こういうシンクロニシティ(意味ある偶然の一致)とか、一般の人が得体の知れない事象の研究をしている人も世の中にはいるみたいで、その論拠に「なるほど」と思えることもありました。
というわけで次回のメルマガでは、計画された偶然を引き起こすために必要な『5つの要素』を紹介し解説してみます。
「確かに運がいい人に共通していることだよね。この理論を活かすも殺すも自分次第だよね」
と思えた理論だったので、「私の運はイマイチだな」と感じる人は、この理論を変化のキッカケにしてもらいたいと思います。
身体の使い方の発見は「いつ発見しよう」などと思って、計画通りに発見できるような代物ではありません。
まさに偶然。
しかし、20年、30年と一つのことを真剣に取り組み続けても、この偶然の発見に至らない人がほとんどという現状です。
「運が悪いからだよ」
と言うのは簡単ですが、何かを成したいと思って真摯に取り組まれている人には気付いてもらいたいので、僕の伝えることが「変化のトリガー」になれたら嬉しく思います。
野村克也氏の『野生の教育論』には、
と書かれています。
治療家は「技術や知識を学びたい」と言う人が多いんですけど、彼らに足りないものは技術や知識どころの話ではなく、もっと本質的なことです。
でも、彼らは技術や知識を欲しがるという残念な状況が存在するわけですが、治療家に限らず、問題意識が違う方向を向いてしまっている人に気付いてもらうことは大変です。
当然、技術や知識は大切なんですけど、それらを得るために必要な要素である「野生」というか、感性や知性の方がもっと大切なんです。
「なぜ、技術を高めたいのか」
「なぜ、知識を深めたいのか」
「なぜ、身体の使い方が上達したいのか」
根底の心なき技術や知識では妥協が生まれますから、結局は二流の人物で人生を終えてしまうことになるので、あなたの中の「野生」を目覚めさせることの方が先決です。
身体の使い方なんてものは、一般人には「必要最低限」あれば大丈夫な代物なので、別に気付かなくても生きてはいけます。
ただ、高い志を持って「ああなりたい」「こうなりたい」という想いのある人は、技術や知識の『土台』となる感性や知性を身に付けないと「二流のトップにしかなれない」ので、湧き上がる心を大切にして行動してみてください。
ヨガやストレッチでは、
「腕を天井(上)に伸ばしてください」
とか、そんなニュアンスで伝えるじゃないですか。
腕を伸ばす時に、
・肘はどこへ向かっているのか
・背骨はどの方向へと向きたがっているのか
・肩甲骨はどの方向に行きたいのか
・骨盤は、膝は、股関節、踵、
などと身体を内観することで、初めて「心と体の繋がり」が生まれます。
ですので、その時の「腕」について真摯に考えてみることです。
現実は「腕を伸ばしている」と思っていても、身体の実際は「腕の意識は天井に向かっていない」という笑い話になってしまっています。
もし、本当に天井へ身体の意識が向いているのなら、周りから見ても「美しい」と感じるし、上に発揮される力も強くなるもので、心と体が本当に繋がっているかどうかを「検証」することが真摯な態度です。
一般人は、そこまで現実を知る必要はないかもしれませんが、妄想ではなく現実の世界で『成果』を出したい人、妥協で人生を終えたくない人は、渇望している心にスポットを当て、真摯に行動を起こしてみてください。
次回のメルマガでは、新たな身体の使い方の動画、セラピスト向けの施術に必要な触り方の動画も追加してお送りする予定です。
今年もよろしくお願いします。