かわぞうの小説集「官能小説・ひとりごと・etc」 -138ページ目

官能小説「放課後の夜」五十九

ほぼ丸一日洗っていない奈津子の匂いを、良雄はかえって愛おしく思った。


(すげえ、興奮する…。)


「 イヤ…待って…。 」


そう言いながら奈津子は手のひらで良雄の頭をどかそうとするが、それは良雄の強固な意志の前に徒労に終わる。


良雄はそのまま舌と唇を脈略なく使って、欲望のままにめちゃくちゃに奈津子の陰部を貪る。


そのうち、ふと気になって手をそこにもっていき、指先で奈津子の陰部を触ってみる。


奈津子のそこは、意外なほど粘液でぬめっていた。


奈津子がせつなげな吐息を漏らす。


車の中と違って、密室の中だから奈津子の下半身も緩んだのだろうか。


女の体は気持ちいいからという理由だけで濡れるとは限らないし、不器用な良雄の愛撫に感じる部分は少ないはずなのだが、まだ性に関して無知な良雄は、そのぬめりを見ただけでますます鼻息を荒くする。


少し、自信を持ち始めた。


が、良雄はその一方で当然、戸惑ってもいた。そこが女の壺だということはわかっていても、その壺の入り口がどこにあるのかわからない。


良雄は己の無知を誤魔化すために、出来るだけさりげなく滑らかなそこをまさぐり続け、入り口のありかを探る。指先の力を強くして奈津子を完全に冷めさせるのは避けたい。


やがて、やや下のほうに一段と柔らかなくぼみがあるのが良雄の指先に伝わった。


勇気を持って、そこに指を入れてみる。


「 はあ…あ~ 」


奈津子の喘ぎとともに、良雄の指は甘い粘液と絡んで蜜壺の中にゆっくりと沈んでいった。