皇室の永続について | 進撃の庶民 ~反新自由主義・反グローバリズム

 本日は、河合範安様の寄稿コラムです! 

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皇室の永続について | 河合範安様

世論や時代の流れに流されるな

新元号の令和元年になったので、皇室の記事を書くことにした。
我々は世論に流されてはいけない。
よく、ネット上で自らの好みで誰々を天皇にしろと馬鹿げたことを国民達が言い争っている。
どうもそういう人達は、過去に天皇位を巡って壮絶な内戦が何度も起こったことをすっかり忘れてしまったらしい。
壬申の乱での大友皇子と大海人皇子が皇位継承を巡って戦ったことも、足利尊氏と後醍醐天皇が従えた北畠顕家・楠木正成・新田義貞が北朝と南朝に分かれて戦った過去の歴史も、すっからかんに忘れた者ばかりである。
過去の歴史の失敗から学んで、現在には皇室は皇室典範を定め、皇位の継承の安定化をはかったのだ。
世論に流されて皇位を争ったら流血事件に成りかねない。
また、現代日本人は総理の安倍晋三をはじめ、教養なき者があまりに多い。
それは積極財政を求める声の小ささと、緊縮財政を諦めて受け入れる者の多さからも明白だろう。
そんな一般大衆の意見なぞ推して知るべしだ。

また、時代の流れに合わせて皇室も変化しろという無教養論者にも強い反吐を覚える。
この時代の流れ論者とは、最終的には皇室の廃止に無関心な者達である。
フランスの王室は、時代の流れに合わせた変化という野蛮なフランス革命によって断絶されたばかりか、ルイ16世やマリー・アントワネットも時代の流れによって処刑された。
ロシアのロマノフ朝も同様に断絶させられ、ニコライ2世らも処刑された。
エチオピアもハイレ・セラシェ2世を処刑されて皇室を断絶させられた。
中国の歴代王朝も時代の流れに合わせて断絶させられてきたわけだ。
こんなことは常識中の常識である。
皇室は時代の流れとやらに翻弄されないからこそ光輝く存在であることができるのに、時代に合わせて皇室の方こそ変化しろなどと不敬極まりない暴言である。

河合としては、皇位継承問題は皇室典範と皇族方の考えで決めるべきで、世論や時代の流れに絶対に流されるなである。

愛子天皇の即位は有りか?

愛子内親王殿下を天皇にしろと主張する人々がいる。
河合としては、皇室の偉い方々が愛子内親王殿下を天皇にしても良いと判断すればそれでも良いと思っている。
ただし、皇室や皇統のいろはも知らない馬鹿な国民が、男女平等教というカルト宗教に従って、即位させろと主張するのには反吐を覚える。
男女平等などというものは、世の中のどこにも微塵も存在しない。
男女は生物学上は全く別である。
妊娠がない男性と妊娠がある女性では全く違う。

また、愛子天皇推進派は無知な者が多いのか、天皇の妊娠の禁止すら分かっていないらしい。
これでは、愛子天皇が妊娠したら、反皇室連中が
「愛子天皇が妊娠したことで神武朝は禁忌を犯した!!
よって天皇制は終焉!!
天皇制廃止マンセー!!」
と狂喜乱舞するは明白。
つまり、愛子天皇が即位するまではいいが、愛子天皇には当然に結婚・出産に制限がかかるのである。

そもそも、愛子天皇が万が一誕生したとしても、それは男系女子天皇である。
であるから、愛子天皇のお子様が天皇になられることは有り得ない。
愛子天皇のお子様が天皇になられたら、それは女系天皇となり、神武朝ではなく別の愛子朝という王朝の誕生である。

愛子天皇誕生とは、愛子内親王殿下の結婚・出産を犠牲にしてでも天皇をやってもらうということである。
これは内親王殿下御本人の御意志を確認しないといけないのだ。
当たり前だが、御本人の了承が必要である。
結婚・出産を犠牲にして天皇をやってもらうのだから、歴代の天皇以上にベリーハードモードで激烈に厳しい。
今までの女性天皇は夫が崩御された天皇だったから、上記の問題は存在しなかったのだ。
万が一に皇室典範改正で皇位継承順位が変わったとしても、妊娠の禁止という呪縛から逃れられるわけではない。

悠仁天皇と旧宮家しかない

結論として、日本の皇室が永続していく為には、悠仁親王殿下の御即位や旧宮家の復活しかない。
よく、悠仁親王殿下に男のお子様が出来なかったらどうするかと聞かれるが、その時は旧宮家を復活させれば良い。

旧宮家は、戦後に内閣法制局の佐藤達夫や司法大臣の岩田宙らの暗躍によって廃止された。
GHQは、華族は一代限りは認めるが、その後は日本側で判断してほしいとGHQの憲法14条案に書いていた。
これを佐藤が補則にして、衆議院議員達が賛成多数で削除した。
だから、GHQの憲法14条案と日本側での実際の憲法14条は異なり、現行憲法は華族を完全に禁止している。
そして、昭和天皇はGHQに事情を説明し、旧宮家や堂上公家を復活してもらおうとしたが、この時に反対したのが岩田だった。

旧宮家を復活させれば、現行の皇室問題は解決する。
というより、これ以外手段はないと言える。
一般庶民として、今後の日本の皇室の永続を願うばかりだ。

(了)


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