ホントは7月22日ドンピシャに投稿するつもりでしたが、
他の映像ネタ📺︎を
いっぱい優先したので、
公開がほぼいっかげつ遅れました
ごめんなさい
“数百人の学生がウトヤ島のサマーキャンプに参加し、活発に国の未来について語り合っている中、突然の銃声があたりをつんざく。
何が起こっているのかわからないまま、仲間たちと森へ逃げ込んだ少女カヤ(アンドレア・バーンツェン)。
銃声は止むことなく、学生たちは島中を逃げ回る。カヤは恐怖のまっただ中でありったけの勇気を奮い起こし、はぐれた妹エミリエを捜し始めるのだが…。
少年少女たちが無差別に銃撃された72分という時間が、リアルタイムで描かれる。”
(アマゾンの本作解説より転載)
アマゾンプライムビデオでいちねんちょいぶりに観ました
(これで視聴5回目)
(当記事投稿日現在、プライム会員なら絶賛無料視聴可)
(以下、ネタバレあり)
「我々が日々浴びるように観ている映画では、命の奪い合いが当たり前のように描かれています。
そんな暴力に慣れきった我々の神経を、再び呼び覚ます必要があると思いました。
エンターテインメントとして消費されている死ではなく、無情に命が奪われる瞬間をどう描くことができるか。私にとって大きなチャレンジでした。」
(エリック・ポッペ監督談)
本作の題材となったノルウェー連続テロ事件の犯人で、
極右思想者でキリスト教原理主義者のアンネシュ・ブレイビクは、
(お前だけにはヨシヨシされたくねぇ。)
劇中ただの一度も
その顔👨🦲が映ることはなく、
登場も僅かに3回だけ。
(うち2回はロングショット)
他の映画ではほとんど見ないこの描写は、
ブレイビクが犯行で意図したように、
犯人個人👨🦲に焦点が当たり
問題の背景(過激思想台頭)が議論の俎上に上がらないことを、
エリック・ポッペ監督が危惧したが故に他なりません。
尺の大部分を占めるブレイビク👨🦲による、
ティーンエイジャーの殺戮が続いた72分間の
“当事者”目線を意図したワンカット長回しは、
(語弊があるかもしれませんが)見応えがありました。
(特に主人公カヤが、妹を探しに自分たちのテントに戻ったとき、
テントの外にブレイビク👨🦲が獲物を探しに来て、
カヤが気づかれないよう気配を殺すシーンは、
思わず管理人も息を殺してしまった。)
それでも、
快適な環境で画面のこちらで鑑賞している身には、
実際の1/100も「現場」の空気は伝わらないでしょう。
(銃声も実際のものを忠実に再現したら、
視聴者は難聴になってしまうくらい凄まじい)
この事件をドラマチックなフィクションに仕立てた、
エンタメ映画が作られるのではないかと、
監督は不安だったそうです。
拠って、本作における善性のアイコンであるカヤは
ハリウッド映画あるあるではなく、
全く報われない形で
(3年前の初回鑑賞記事にはない追記:
監督の危惧が現実化し、
ネトフリで娯楽映画(脳汁ドバドバ)版が
同事件の生存者の証言🙋♂️🙋に拠れば、
より事実に沿っている(脚色抑えめ🔉)なのは、
ネトフリ版ではなく本作のほうだそう。)
エリック・ポッペ監督は元戦場ジャーナリストという
エンタメ畑とは対極の経歴を持つ映画人なので、
可能な限り事実を曲げないことに対して
深く高い矜持があるのでしょう。
ここで、
命の奪い合いが当たり前のように描かれている映画を
浴びるように観てアガッているひとたちは、
本作を退屈だとか、
つまらなかったと
斬って棄てクソ映画認定してる
(ひとつとかにしちゃってる)
わけですが、、
クソ映画認定マンは、
自分が楽しむために観たか、
メチャクソ共感力が低い😑か、
あるいは子供👦🏻👧🏻がいないんジャマイカ
「黙れ小僧❗❗」
(モロさん降臨)
「退屈の反対語は、快楽で無く興奮である。多すぎる興奮に慣れると、病的にそれを欲するようになる。
退屈に耐える力を持つことは、幸福に不可欠。偉大な人々の生活は、そと目には刺激的なものではない。」
(バートランド・ラッセル:哲学者・論理学者・数学者・社会批評家・政治活動家)
おかえりなさい。
(抜き(´艸`))
ブレイビク👨🦲による犠牲者🩸が傷つき苦しみこと切れる
カヤの逃走中に👨🦲の犠牲者🩸の射殺体が映し出される
シーンで胸が締め付けられたり涙が浮かばないひとは
本作は面白いか面白くないか、
楽しいか楽しくないかという二元尺度ではなく
「観るべきか」
の一点において評価すべき大人の一本
(同監督の作品では「おやすみなさいを言いたくて(2013)」も)
(当記事投稿日現在、プライム会員なら絶賛無料視聴可)
そっくり
(いまとなっては別な意味で
「リアルな銃声」
になってしまった)
蛇足:
👨🦲が多くの若者の殺害🩸に使用したのは、
RUGER Mini14という製の銃を、
(メーカー製品情報ページ)
盛りまくって厨二タクティカル仕様にしたもので、
同国の銃乱射大量殺傷🩸事件でよく使われるAR-15
(米軍のM4A1自動小銃から基本、マシンガン機能(フルオート)を省いただけのもの)
AR-15と事実上同等の連射能力/殺傷🩸能力を持っています。
(ガンマニアには耳タコな話ですが、そうでないマジョリティ訪問者さんのために、いちおう解説)
そんなものがノルウェーではこの事件以後も、
狩猟用という名目では買えてしまう
不謹慎かもしれませんが管理人はつくづく、
規制の厳しいに生まれてよかったと思う
誰か管理人に教えてくれ
交換式の30連マガジン(弾倉)が
“狩猟”に必要な理由を
そんなにバンバン撃たなきゃ
獲物を仕留められないほど
下手クソなのか
(👨🦲は弾倉を交換しながら、72分間で540発を発砲)
蛇足の蛇足:
12年前の事件発生当時、
某ちゃんねるだったかどこかでバ●が、
「あの銃カッコいいなんてやつ欲しい」
みたいな書き込みをしていて、
管理人は卒倒しそうに( ゚д゚)
いつの日か、こういうリブログを
いつの日か、こういうリブログ【2022年版】を
いつの日か、こういうリブログを
貼らなくてもいい日が来るんだろうか
(ああいうリブログ貼らなくてもいい日が、
どうかコンマ1秒でも早く訪れますように)
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