三昧!!恒例の「角間温泉」プチ湯治旅、今年は趣向を変えて(外出編) | 信濃路てんこ盛り

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山ノ内町の「地獄谷野猿公苑」で、温泉に浸かる野生のニホンザルの愛称を「スノーモンキー」と言います。

 

 

35年?という長年の夢が叶い、温泉に浸かるサルの姿を初めてみてきました。

 

 

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ご存じ「全国旅行支援」は、旅行代金割引の他に「地域クーポン(平日2000円・休日1000円)」が付与されます。

 

しかし、昨年までの紙クーポンから、電子クーポンへと変更されました。

 

2月19日に宿泊した「越後屋旅館」でもらった「電子観光クーポン取得カード」を使って…

 

四苦八苦しながらも、何とかスマホ上でクーポンを受け取る事が出来ましたが、ITに疎い我々には大変な作業でした。

 

それでも、有効期限が2日間しかなかった紙クーポンとは違い、8日間有効で、しかも1円単位で利用出来る優れものです。

 

一方、チケット販売宿泊施設に泊まれば購入出来る「山ノ内町おもてなし得得チケット」なるものが販売されていました。

 

500円を支払うと、山ノ内町で2000円分の買い物が出来るというチケットで、ひとり当たり2セットまで購入出来ます。

 

「越後屋旅館」も販売店になっていたので、我々も各々1000円支払って、4000円分/人のチケットをゲットしました。

 

「電子クーポン」は「越後屋旅館」の他、次の宿泊先である「角間荘」と合わせて、4000円分あります。

 

「得得チケット」は「角間荘」での取り扱いがなかった為、「越後屋旅館」で購入した4000円分。

 

合計、ひとり8000円分を如何に利用していくか。うれしい悩みです。

 

「得得チケット」の利用期限は3月15日までありましたが、それまでに再び山ノ内町を訪れる可能性は低いので…

 

まずは「得得チケット」の利用を優先し、「電子クーポン」は今回の湯治旅で余れば、自宅近辺で利用する事にしました。

 

 

さて「越後屋旅館」を9時に出発した我々は、道の駅「北信州やまのうち」に立ち寄り、まずは「得得チケット」で土産を購入。

 

連泊するなら中日はずっと温泉に浸かれますが、今回は違う旅館に1泊ずつなので、夕方まで外で時間を潰さねばなりません。

 

2月の山ノ内町と言えば、外湯巡りやスキーもあるけど…やっぱり「野猿公苑」の「スノーモンキー」でしょう!

 

という訳で、小雪が舞う中、サルが温泉に浸かっている可能性が高い「野猿公苑」へと出掛ける事にしました。

 

ちなみに、2年前に同苑を訪れた時の状況は以下の通りです。

 

 

で、9時半「上林温泉」にある無料駐車場へと到着。ここから「野猿公苑」までは約2kmの道のりです。

 

駐車場で登山靴に履き替えましたが、冬期必須のアイゼンは付けずに凍ったアスファルトを慎重に上っていきます。

 

まもなく、「野猿公苑入口」へとやってきました。

 

ここに設置されている公苑のモニターを見ましたが、サルは来ているものの、温泉には浸かっていないようです。

 

今回も空振りかと落胆しながらも、足元に注意して入口の階段を上っていきました。

 

 

階段を上ると、ずっと平坦な道が続きますが、やはり凍結しています。それでもアイゼンを使うほどではなさそう。

 

トレッキングポールも持参してきましたが、使用している人は皆無。私もカバンの中に入れたままで使用しませんでした。

 

 

2年前は腰痛がひどく、特に復路では痛みで何度も休憩しましたが、今回は往復路ともに殆ど休まずに歩けた!

 

10時過ぎ、川向いの「地獄谷温泉後楽館」が見えてきました。

 

 

川を挟んだこちら側には「渋の地獄谷噴泉」があり、相変わらずゴウゴウという音を立てて噴泉を吹き上げています。

 

 

そして、そのそばにある階段を上り…

 

 

「野猿公苑」へ。入苑料は800円で、昨年までは紙の「信州割クーポン」の利用が可能だったはずでしたが…

 

今年から始まった「電子クーポン」は使えず。しかしながら「得得チケット」が使えました。

 

 

料金を支払い入苑すると、所々にサルがいましたが、狙いは一番奥にある温泉です。

 

近づいていくと、湯に浸かっているサルの姿が…長年の願いが叶った瞬間でしたが、それにしても人・人・人…

 

 

入湯しているサルは少なかったものの、みんな気持ち良さそう!

 

 

でも、温泉の周りをカメラが取り囲んでいて、なかなかベストショットが撮れない…

 

入苑者の7割強が外国人でした。欧米語や中国語?が飛び交い、日本語はあまり聞こえてきません。

 

マスクをしている人は2割もいませんが、その殆どが日本人!

 

 

それにしても、本当に気持ち良さそう。温泉に浸かりながら、毛づくろいしてもらう…これぞサルの湯治です。

 

 

そうこうしている間にも、人がどんどん増えてきたので、この温泉を離れ、出口方面へと向かいながら撮影を続けます。

 

目立っていたのが、2頭で行う「サル団子」です。温かそう!

 

 

毛づくろいも、数ヶ所で行われていました。これも気持ちいいんでしょうね。

 

 

その後、駐車場方面へと戻ります。途中、これから「野猿公苑」を目指す200名以上の人とすれ違いました。

 

その殆どが外国人で、この人達があの温泉に押し寄せると、写真撮影どころか人の壁でサルも見えなくなりそうです。

 

11時半、駐車場近くまで戻ってきましたが、この付近の下り坂は朝よりツルツルしていて恐ろしく滑りました。

 

無事、駐車場に到着し、今度は腹ごしらえです。あらかじめ調べておいた「得得チケット」利用可能店の中から…

 

「渋温泉」にある「海鮮和食 金新」を選択し、海鮮丼を注文。非常に美味しく頂きました。「得得チケット」様様です。

 

 

昼食後「角間荘」のチェックイン時刻まではまだまだ早いので、群馬県境に近い「熊の湯温泉」方面へとドライブです。

 

圧雪路を進み、深い雪山の中に現れたリゾート地「熊の湯スキー場」を越えた辺りでUターン。

 

車外は-7℃で「パウダースノー」の世界が広がっていました。

 

 

こうして、今宵の宿である「角間温泉角間荘」へと向かう途中、数軒の「得得チケット」利用可能店に立ち寄り。

 

夕食のメイン献立である鍋料理の具材は、自宅近くであらかじめ買ってきたので、ここではお刺身等をゲットしました。

 

15時半に「角間温泉」へと戻り、今朝出発した「越後屋旅館」の前を通過し、「角間荘」へチェックイン。

 

これから1泊2日の自炊と湯治が始まりますが、夕方から山ノ内町には大雪警報が発令されました。さぁ、どうなる?