喜喜!!「地獄谷野猿公苑」で戯れる野生のニホンザルに会いに行く | 信濃路てんこ盛り

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スノーモンキー。

 

下高井郡山ノ内町の「地獄谷野猿公苑」で世界で唯一、温泉に入る野生ニホンザルの事です。

 

外国人観光客に絶大の人気を誇り、「スノーモンキー」と呼ばれています。

 

 

片道2km。今の私にとっては厳しい距離ですが、このニホンザルに会いに行ってきました。

 

 

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小布施町での見学を終え、今宵の宿泊先である角間温泉「角間荘」へ16時に到着しましたが、このお話は次回に譲る事とします。

 

今回は翌3月23日の午前中に訪れた「地獄谷野猿公苑」の話を先にご報告します。

 

さて、この「野猿公苑」にやってくるニホンザルは野生で、夕方になると山へと帰っていきます。


人間の生活空間に侵入させない(人間とトラブルを起こさない)よう、餌付けによりサルを山中に留める為、ここが造られたとの事です。

 

今回、季節的にはサルが温泉に入る時期は終了しているものの、一縷の望みを抱き、気温が一番低い開苑直後の入苑を目指しました。

 

この時期の「野猿公苑」の開苑は「9時頃」だったので、逆算して宿を8時10分すぎに出発。

 

約10分で、「上林温泉無料駐車場」に到着しました。「野猿公苑」の職員の車を除いて、駐車場一番乗りのようです。

 

 

ここから「野猿公苑」までは、約2km30分の徒歩となります。

 

今回の目的はニホンザルに会う事ですが、もうひとつがどの程度歩けるかのテストも兼ねていました。

 

激痛が出始めた昨年末からは、1km程度の歩行が最長で、それ以上は歩いていません。

 

前日の小布施町での長時間立ちっぱなしのせいもあって、必ずしも快調とは言えない足腰の状態でのスタートです。

 

駐車場からの上り坂を少し歩き、「公苑入口」からの階段を過ぎれば…

 

 

「野猿公苑」まではほぼ平坦な道のりとなっています。

 

 

冷気が漂う中、小さな痛みに耐えながら、1kmちょっと歩いた頃でしょうか。


恐れていた激痛に襲われました。ちょうど東屋があり、休憩です。

 

 

ものの1分の休憩後、再び歩き始めると、今までの激痛が嘘のようになくなり快調でした。何なんだろう?

 

この後は、何事もなかったかのように、休むことなく「野猿公苑」まで歩く事が出来ました。

 

途中、30年ぐらい前に宿泊した懐かしの「地獄谷温泉後楽館」と「渋の地獄谷噴泉」が見えてきました。

 

噴泉はゴウゴウという音を立てています。

 

 

そして、程なく「野猿公苑」へ到着。9時10分でした。

 

 

入苑時、「もしかしたら…」の望みは見事に砕け、温泉に浸かるサルは見られません。

 

ちょうど餌(大麦)が与えられたばかり?のようで、夢中で食べておりました。

 


 

こちらは毛づくろい中。非常にくつろいでますね。

 

 

雄ザルはデーンと構えて、貫禄十分。「おい、お前。どこから来たんだ?ゆっくりしていけよ。」

 

 

子ザルはとにかく、常に動いていて素早く、撮影が難しい。

 


おいおい、そんな変な格好でお湯なんか飲んでいないで、温泉に浸かってくれよー。

 

 

ここでも、子ザル達がじゃれ合っています。

 

 

あまり納得のいく写真は撮れなかったものの、ある程度は楽しむ事が出来たので帰路に…

 

公苑出口へ歩いていると、サル達がお見送りしてくれました。

 

「おーい。また来いよ」

 

 

とその時、子ザルが一匹で餌を食べていました。

 

最後だからと、そーっと1m程度の距離まで近づき、ひざまずいての撮影です。

 

 

笑顔がなんと、可愛いんでしょう。

 

 

と、ここでサプライズです。何と、このサルが近づいてきて、私の膝に数秒の間、手を掛けました。

 

その瞬間を撮影したのが、冒頭の写真です。

 

「有難う。元気に育ってな」と願わずにはいられませんでした。

 

こうして、駐車場を目指しましたが、ここからが試練の連続で…

 

次々と襲ってくる激痛。適当な場所がない為、何度も道端に座っての休憩です。

 

ようやく11時過ぎ、なんとか駐車場にたどり着く事が出来ました。

 

駐車場は満車状態となっています。富山・熊谷・名古屋・習志野・大宮・京都…コロナなんて関係なし?

 

この後は、お待ちかねの角間温泉「角間荘」で昼風呂です。喜喜!!