「角間温泉」プチ湯治旅の締めは、やはりここしかありません!
11ヶ月ぶり、私の常宿?で自炊が楽しめる「角間荘」に帰ってきました。
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外出を終え、15時半過ぎ「角間荘」へとチェックイン。3年連続の宿泊となりました。
一昨年、初めてここに泊まりましたが、その時の状況は以下の通りです。昨年も一昨年とほぼ同様でした。
早速、指定された「諏訪の間」へ…ここは全6室で、部屋は全て2階にあります。本日は4室埋まっているとの事でした。
部屋の中は…相変わらずの美しさ。中央にコタツが据わり、非常に落ち着きが感じられます。
奥の広縁には、この部屋専用の炊飯器・冷蔵庫・洗面台が完備されています。
夕食の準備にはまだ早かったので、16時まずはひと風呂。1階のお風呂場前には、下の写真のような札が掛かっています。
時計の針は7時57分を指していますが…16時に写真を撮り忘れたので、翌朝撮りました。
時間帯によって貸切風呂が可能なので、お風呂入口に「貸切」の札を掛けて入ります。
お風呂は浴室がふたつあるだけで、ほぼ同じ造りをしています。露天風呂はありません。
源泉の湯温は何と95.3℃!とほぼ沸騰。このお湯を源泉近くで「熱交換器」に通して70℃程度まで湯温を下げます。
さらに旅館の玄関横にある「熱交換器」に再度通して、50℃まで下げていると初回訪問時に伺いました。
この「熱交換機」がすごい!一昨年のブログ記事に写真を載せていますので、興味のある方はご覧下さい。
浴室内はこんな感じでシンプルですが、気持ちの良いお湯です。
50℃をさらにどこで下げているのか不明ですが、湯舟のお湯は多少熱いだけでほぼ適温。
シャンプーやボディソープは揃っていますが、タオルやバスタオルは持参する必要があります。
ひと風呂を浴びてから、いよいよ夕食準備へと取り掛かります。
部屋が並ぶ2階奥の厨房は、何度来ても清潔さが保たれており、調理器具や食器類はほぼ揃っています。
一部の鍋に焦げ付きがあるものの、食器類は新品のようです。
本日のメイン献立はいつものように鍋料理。しかもまたしても、キムチ鍋でした。全く進歩がありません。
食材をカットし、鍋とIHコンロを厨房から部屋に持ち込んで煮込みます。
自炊用の食材持ち込みはやむを得ないにしても、調味料等まで持参するのは手間がかかるので「鍋スープの素」を投入です。
ちなみに、宿では調味料やタオル等が販売されています。
鍋料理の他は「山ノ内町おもてなし得得チケット」を利用して、同町で買ってきたお刺身と自宅から持ち込んだお酒とお米。
湯上りの身体、暖かい部屋とコタツに熱々の鍋。あーあ、これど本当の湯治。日本人に生まれてきて良かった~!
食事後もウダウダし、酔いも冷めた就寝前にも再びお風呂へ。
快適な湯治生活を満喫していましたが、気になるのは山ノ内町を含む北信地方に出された大雪警報です。
しかし心配してもどうなるものでもない為、布団を敷いていつしか夢の中へ。
翌朝、ほんのりと明るくなってきた頃、外で叫ぶ複数の人の声で、すっかり起こされてしまいました。
お風呂に行くと、昨晩から今朝にかけて降った雪が積もり、まさしく「雪見風呂」となりました。
夕食の残り物で、朝食を済ませチェックアウトします。旅館の方に早朝の騒ぎを聞くと、地域の人が雪かきをやっていた模様。
そして外へ出ると…すごい雪!20cm以上は積もっています。別の宿泊者の車もご覧の通りです。
我々も車の雪を掃い、出発準備をしましたが、その間もどんどんと雪は降っています。
あ~あ、帰りたくない!もう一晩泊まって一日中、部屋とお風呂を行ったり来たりして、ゴロゴロしていたい!
でも食料がありません。買い出しは一番近いコンビニまで車で5分、スーパーにいたっては8分もかかるようです。
同行してくれた知人の予定もあり、後ろ髪を引かれる思いで「角間荘」を後にしました。
帰りに、前泊した「越後屋旅館」を1枚。また道の駅「北信州やまのうち」に立ち寄り、残りの「得得チケット」を全て利用。
「電子クーポン」は使いきれず、自宅に戻って利用しました。
こうして「角間温泉」プチ湯治旅は無事終了しましたが、ここで今回の旅を振り返ってみたいと思います。
今回のように、違う旅館に1泊ずつする2泊3日の場合、中日は外出する必要があります。
旅の主目的が、湯治なのか観光なのかをはっきりさせ、湯治気分を存分に味わいたいのなら…
自炊かどうかは別として、同一宿に連泊し、中日は一日中温泉に浸かってウダウダ出来る時間を確保した方が良い気がします。
これが今回強く感じた点で、次回以降に活かしていきます。
2泊3日で結局、8湯に9回入った意味では「温泉三昧」でしたが、数を追った為にくつろぐ時間が短くかえって疲れました。
自宅に戻ってからの暫くは、湯疲れと熱湯により背中に出来た熱傷の為、自宅の風呂に入るたび、ヒリヒリしていました。
当分の間、温泉はいりません(笑)












