宮部 みゆき 「青瓜不動 三島屋変調百物語九之続」☆☆☆+
2023年7月28日 初版発行 株式会社KADOKAWA 458ページ 公明新聞 2021年8月2日から2022年7月30日に連載されたものを加筆修正
○宮部みゆき「青瓜不動 三島屋変調百物語九之続」読みました
江戸の袋屋の三島屋は、とある事情により人々から異端な話を聞く百物語を行っています。
シリーズも第9作となりました。毎度のことながら、連載媒体を変えながら長く続いているところはすごいです。
今回の話は、怖さ、おどろおどろしさが控えめで、 読みやすかった気がしました。以下、覚え書きです。71424
第一話 青瓜不動
語り手が背負ってきたのは、ウリンボ様という、顔が縞模様のみのお不動様です。今回はこの不動様に関連する話です。
第二話 だんだん人形
味噌を扱う石和屋の小僧の一文と番頭の勇次は、仕入れ先の今年の味噌の出来具合を見るために、三倉村に向かっています。その峠にさしかかったとき、異変に気づきました。。。
第三話 自在の筆
骨董屋に筆を預けたという絵師の男は、自分が預けた筆を盗み出し それを口に含み、飲み込みながら死に絶えました。。。
第四話 雨の里針
親に捨てられた紋次郎は、御劔山(みつるぎやま)の麓にある狭間村に、もらわれていきました。その村には珍しい鳥が住み、その鳥の羽毛を商品にすることで、村は生計を立てています。村の風習は独特でした。。。
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