☆☆☆(3.0)
2023年12月11日 第1冊 発行 講談社 349ページ 書き下ろし
○砥上裕將「一線の湖」読みましたか
青山霜介は大学生。両親を交通事故で亡くし 何もできなくなっていたところを、水墨画と出会って立ち上がることができました。
そして ライブで水墨画を描くという、揮毫会の日、壇上で体が震え 全く描けなくなってしまいました。
師匠の湖山先生には 「しばらく筆を置け」と言われます。 しかし そんなことはできず ますます 練習してしまいます。
そんなある日 小学校で水墨は教えることを手伝ってほしいと連絡がありました。。。
ということで、砥上裕將「一線の湖」読みました。本書は、主人公が水墨画で自分自身を見つめ直す「線は、僕を描く」の続編にあたります。
前作を読んでなくても、楽しめますが、読んでいたらより楽しめます。文
章での水墨画を描く描写がみごとで、場面が想像できます。その文章力で、主人公の心の動きを精緻にとらえられた作品でもあります。31024
書評:本屋大賞 はこちらです・・・
書評:現代小説? はこちらです・・・
作家別のインデックスはこちらです。☆つけて、一覧にしています。
インデックス:伊坂幸太郎
インデックス:恩田陸
インデックス:東野圭吾
インデックス:村上春樹
インデックス:宮部みゆき