☆☆☆+
2019年7月 講談社 317p 第59回メフィスト賞受賞作「黒白の花蕾」改題
○砥上裕將「線は、僕を描く」読みました
青山は大学1年生です。友人の古前に誘われて、展示会設営のアルバイトをしました。
その展示会は、水墨画展のようでしたが、そのとき、青山は関係者と思われる老人と出会い、行きがかかり上、その老人と水墨画展を見て回りました。
老人は、青山の水墨画を見ての感想に驚嘆し、自分の所に水墨画を習いに来ないかと誘います。その老人は、篠田湖山という、日本代表する水墨画家でした。。。
ということで、砥上裕將「線は、僕を描く」読みました。この小説は、とあることでひとりぼっちになってしまった青年が、水墨画を通して人と出会い、またのめり込んでいくことで、青年の心が癒やされ、再生していく物語です。
この本の描写を読むと、目の前に水墨画が浮かんでくるような、墨の匂いを感じるようなそんな感じがします。
書道は、少しはなじみありましたが、水墨画は全く興味ありませんでした。しかし、これからは気になりそうです。2020年本屋大賞3位の作品です。
追記
同タイトルの 漫画がありました。ネット上で、1話分、無料で読めました。本通りのあらすじでしたが、やはり漫画と小説とは、違いますね。53020
漫画版です↓
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