今村昌弘「でぃすぺる」読みましたか | 親愛なる人に-読書の薦め

親愛なる人に-読書の薦め

読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.

 

でぃすぺる [ 今村 昌弘 ]

今村 昌弘「でぃすぺる」

☆☆☆+(3.5)
2023年9月30日 第1刷発行 文藝春秋 第一章は「オール讀物」 2022年11月号掲載 第二章以降は書き下ろし 436ページ

○今村昌弘「でぃすぺる」 読みましたか
俺、ユースケはオカルト好きの小学六年生。我が町の不思議スポットの謎を、壁新聞を書こうと思い、2学期の学級の係決めで、掲示係に立候補しました。

さらに学級委員常連のサツキと転校してきたばかりのミナも掲示係になり、一緒に壁新聞を作ることになりました。

実はサツキの従兄弟は昨年殺され、まだ犯人が見つかっていませんでした。サツキは、従兄弟のパソコンから、町の七不思議を記した文章が残っていたことを知りました。

 

サツキは町の不思議を探ることが、従兄弟の犯人に近づくヒントになるのではないかと考え、掲示係になってのでした。

3人の町の不思議を探る取材が始まりました・・・

ということで、今村昌弘「でぃすぺる」 読みました。小学六年生が主人公の話です。といっても、ジュニア向けではなく、しっかりとしたミステリーテイストの作品になっています、

 

小学生が事件を探るのに、おとなと違って不自由するところなど、普通の話と違っていて面白かったです(名探偵コナンのコナン君もそうですが)。謎もおどろおどろしく、かなり怖かったです。

ちなみに、タイトル名ですが、「dispel」。「追い散らす、(心配などを)払い去る、(闇などを)晴らす、一掃する」という意味だそうです。読後、なるほど、と思いました。10823

 

でぃすぺる (文春e-book)

 

書評:ミステリー  はこちらです・・・

書評:本屋大賞   はこちらです・・・

 

作家別のインデックスはこちらです。つけて、一覧にしています。読書の参考にどうぞ

 

インデックス:伊坂幸太郎  

インデックス:恩田陸

インデックス:貴志祐介

インデックス:司馬遼太郎

インデックス:東野圭吾

インデックス:村上春樹

インデックス:宮部みゆき  

 

本スマイル2トップへ