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2021年3月新潮新書899 253p
○松岡圭祐「小説家になって億を稼ごう」読みました
この本は「万能鑑定士 Q」、「水鏡推理」、「探偵の探偵」などの著者である松岡圭祐が、ベストセラー小説家になるにはどうすればいいか、指南した本です。非常に面白く読めました。
小説の創作については「想造」という言葉を使って説明しています。たぶん、著者が実施していたやり方だと思いますが。それは、自分の頭の中で書けるまで組み立てるということです。初めは、簡単な要約から、そして少しずつ長くしていく。また、文章を校正する時は、後ろからやっていくと文脈に左右されずしっかりできるということ。これらは小説に限らず他の文章作成にも非常に参考になる話でした。
また、酒について、小説家は頭を使う職業、スポーツ選手が体をケアするように、頭をケアするという理由で、酒とは距離を置いた方が良い、そのようなことをと言っていました。
その他、編集者との付き合い方や映像の話が出たときなどなど、すべてがきっちり誠実に書かれています。極めて実のある本だと思いました。10922
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