知念実希人「硝子の塔の殺人」読みました | 親愛なる人に-読書の薦め

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硝子の塔の殺人 [ 知念 実希人 ]

 

 

知念実希人「硝子の塔の殺人 」

2021年8月 501ページ 実業之日本社 「アップルブックス」配信 2021年6月から7月まで連載 単行本化にあたり、加筆、修正
☆☆☆☆

○知念実希人「硝子の塔の殺人」読みました
長野県の北アルプスの山奥に、11階建ての円錐状のガラスの塔がありました。その建物は生命科学で莫大な財を成した神津島が建てたものです。彼はミステリー好きでも有名です。

神津島は、普段はメイドと執事で住んでいますが、そこに7人の客人が招かれました。刑事、料理人、霊能力者、小説家、編集者、それに名探偵です。

神津島は、招かれた客の前で重大な発表すると言うのです。その発表前の夜に、神津島が密室で殺害されました。事件の始まりです。。。

ということで、知念実希人「硝子の塔の殺人」読みました。

 

 

閉ざされた空間の中での殺人事件、特徴的な登場人物、しかし、著者はさまざまな仕掛けを仕込んでいます。途中から俄然面白くなりました。

 

主人公の一人の名探偵が、ミステリー好きすぎて国内外のミステリー作品に触れて脱線するくだりは、重苦しい展開の中でも笑えます。

 

ミステリーファンでなくても、一読の価値あります。お薦めの一冊です。

 

追記

ミステリー界の大御所、島田荘司氏が「刊行に寄せて」という文章も掲巻末に寄稿しています。121221

 

 

硝子の塔の殺人

 

 

知念実希人「硝子の塔の殺人」

 

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