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2015年9月 東京書籍 224ページ
○半藤一利、宮部みゆき「昭和史の10大事件」読みました
歴史に詳しい両者が、昭和の10の印象深い出来事を上げて、それについて語り合う対談集です。
方や歴史探偵と言われ、昭和に関する著書が多数の半藤氏（残念ですが、2021年今年の1月に亡くなられました）、方やミステリーの女王であり、二.二六事件を扱ったミステリー「蒲生邸事件」の著者である宮部氏の対談です！面白くないはずがありません。
取り上げられたテーマは、
1.昭和金融恐慌
2.二．二六事件
3.大政翼賛会と三国同盟
4.東京裁判と戦後改革
5.憲法第九条
6.日本初のヌードショー
7.金閣寺焼失とヘルシンキ・オリンピック挑戦
8.第五福竜丸事件とゴジラ
9.高度経済成長と事件-公害問題・安保騒動・新幹線開業
10.東京・埼玉連続幼女誘拐事件（宮崎勤事件）
歴史的には知っている気にはなっていますが、どれもしらないエピソードだらけでした。半藤氏が昭和5年生まれで、3以降の事件はすべて体験談も混じっているので、説得力あります。また、歴史の裏話的な話も語られています、憲法9条が別に押し付けではないとか。
宮部氏、好きでよく読んでいますが、半藤氏の著作は読んだことがありません。俄然、読みたくなりました。
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