加来耕三 「立花宗茂-戦国「最強」の武将」 (中公新書ラクレ, 712)
☆☆+
2021年1月中公新書ラクレ712 302ページ
○加来耕三「立花宗茂 戦国「最強」の武将」読みました
この本は、戦国時代の九州の武将、立花宗茂を取り上げたものです。
宗茂は、生涯負けたことがなかったと言われていて、豊臣秀吉や徳川家にも仕えました。
1567年に生まれた宗茂は、島津家の猛攻にも耐え、豊臣政権の時には朝鮮出兵に加わり少ない兵力の中、戦歴はあげました。関ヶ原の戦いの時には、その場にはいませんでしたが、西軍についたため、しばらく士官なしの時代が続くのですが、やがて徳川家にも過去の働きを認められ、旧領地の柳河藩取り戻し、1643年まで生きました。
生涯無敗ですので、戦術は一流でしたが、人物としてはどちらかというと、策士というよりも愚直の感じ。
まだまだ知らない人物が、歴史のなかに埋もれているのだなと思いました。 61321
書評:エッセイ・ノンフィクション はこちら
書評:新書・ビジネス・社会科学 はこちら
作家別のインデックスはこちらです。☆つけて、一覧にしています。
20冊以上レビューした本を中心に整理してあります。
インデックス:伊坂幸太郎
インデックス:恩田陸
インデックス:貴志祐介
インデックス:司馬遼太郎
インデックス:東野圭吾
インデックス:村上春樹
インデックス:宮部みゆき