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2018年3月 株式会社KADOKAWA 246p
知念実希人「祈りのカルテ」読みました
この本は、研修医の諏訪野良太が、様々な科で研修中に、患者のトラブルの原因を推理して解決していくという、短編集です。病院が舞台ですが、主人公の推理力は、まるで探偵です。また、スルスルと読める、わかりやすい文章です。そして面白かったです。以下、以下覚え書きです。40221
「彼女が瞳を閉じる理由」 小説野性時代2014年2月号
精神科で研修している良太です。あるとき急患で睡眠薬をたくさん飲んだ女性が運ばれてきました。彼女は毎月ある時期になると睡眠薬をたくさん飲んだと騒いで入院していくのです。その理由は、、、
「悪性の境界線」 小説野性時代2015年3月号
外科で研修中の良太です。腫瘍の手術の説明を老人にしたところ、一旦は納得して内視鏡の手術をすると納得したのですが、数日後、手術は嫌だと言い出します、、、
「冷めない傷痕」 小説野性時代2017年2月号
現在、皮膚科で研修中の良太です。大きな火傷を負った女性が急患として入院してきます。しかし、入院中にも関わらず、火傷の跡が広がっていくではありませんか。。。
「シンデレラの吐息」 小説野性時代2017年5月号
小児科で研修中の良太です。緊急で小児喘息の子供が入院してきました。しかし、病院にいても発作起こします。調べると薬を飲んでいないようです。。。
「胸に嘘を秘めて」 小説野性時代2017年11月号
循環器内科で研修中の良太です。病院の特別室には、心臓移植待ちの芸能人の女性が入院していました。彼女はマスコミを使って、米国での心臓手術の渡航費を稼ごうとするのでした。。。
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