☆☆☆+
2008年10月 187p 朝日新書
○酒井雄哉「一日一生」読みました
2020年、いつもは違う年でした、ということで、今年最後の本の紹介です。
この本は、千日回修行を二回満行した、天台宗大阿闍梨 酒井 雄哉 (ゆうさい 新書だと哉 の漢字、最後からの二番目に書く払い部分がない字です、たぶんそれが正式だと思いますが)が、日常思ったことを綴った本です。
平易な言葉で無理のない内容を伝えてくれます。どれも、ありがたい法話のように思えます。何となく不安に思う日常、肩の荷をおろしたいときに、読むと心に響くかもしれません。
なお、タイトルの一日一生は、「一日が一生と思っていきなさい、一日一日を大切にしながら生きないと明日はありませんよ、今やっていることを一生懸命、忠実にやることが大事」ということです。
追記 免罪を受けた、村木厚子 元厚生労働省事務次官が勾留されたとき読んで感銘を受けた本とのことでした(日経アソシエ2015年3月号のインタビュー記事より)
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