芹沢央「カインは言わなかった」読みました | 親愛なる人に-読書の薦め

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カインは言わなかった

カインは言わなかった

 

☆☆☆
2019年8月 文藝春秋 354p 書き下ろし
 

○芹沢央「カインは言わなかった」読みました
HHカンパニーは、クラシックバレエとコンテンポラリーダンスを融合させ話題作を次々と発表する団体です。その主催者は、誉田規一です。彼は、ダンサーを精神的に追い込んでいって演出するとの評判です。

HHカンパニーの次回の公演は「カイン」。その主役に抜擢されたのは、藤谷誠です。

 

誠の恋人、嶋貫あゆ子は、誠がいかにこの演目に賭けているか知っています。そのため、一ヶ月前から、公演に集中したいからと、あゆ子とも会っていません。

そして、公演初日をあと3日後と控えた夜中に、あゆ子のスマホに、誠からメッセージ届きます「カインに出られなくなった」と。

心配になったあゆ子は、スマホで連絡をとろうとしますが、連絡が取れません。不吉な予感を感じたあゆ子は、誠を必死になって探すのでした。。。

ということで、芹沢央「カインは言わなかった」読みました。小説の中のカインとは、兄のカインが弟のアベルを殺してしまう旧約聖書の「カインとアベル」のこと。

 

なので、本小説は初めから殺人の気配が漂っており、緊張感があります。誰が誰を殺害するのか、ドキドキで(出てくる登場人物がくせ者揃い)、一気に読んでしまいました。130620

 

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