池井戸潤「ノーサイド・ゲーム」読みました | 親愛なる人に-読書の薦め

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読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.

ノーサイド・ゲーム

☆☆☆☆
2019年6月 402 p  ダイヤモンド社 
 

○池井戸潤「ノーサイド・ゲーム」読みました
トキワ自動車の君嶋隼人は、本社戦略経営室にいたのですが、営業部の高すぎる買収案件に、正論で反対したために、横浜工場総務部長、いわゆる、左遷させられました。

横浜工場総務部長は、ラグビープラチナリーグの「トキワ自動車アストロズ」のゼネラルマネージャーを兼任することになっています。そのことは、社長から知らされていません。

君嶋は、ラグビーのことをまるで知りません。しかし、経営についての、慧眼は持っていると、自分では思っています。やるからにしっかりやろうと、決意します。

君嶋が、最初に取り組まなければならないのは、16億円のアストロズ経営費の取締役承認と、新監督の選任でした。。。

ということで、池井戸潤「ノーサイド・ゲーム」読みました。昨年のラグビーワールドカップ、盛り上がりました。また、同名の番組もTVで放送されていました

 

TVも面白かったですが、本には本の面白さがありました。主人公の生き方は、フェアです。それが結局、ラグビーの精神につながるのですね。

 

本書のラグビーシーンは、すごく上手に表現されていました。ラグビーワールドカップを経験した今、小説の中で主人公たちがアストロズを応援する気持ちは、ワールドカップで、日本を応援する気持ちに通じるものを感じました。

 

もちろん、著者の作品です、ビジネス要素もあります。

 

小説の中で、ワールドカップにはほとんど触れられていませんが、
この本を読むと、ワールドカップの感動が蘇りますから、不思議です。

 

小説という枠組みですが、ラグビーの精神がより理解できる、良書ともいえます。31520

 

↓2019年7月~9月まで放送されたドラマ

ノーサイド・ゲーム Blu-ray

 

 

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