伊坂幸太郎「死神の浮力」読みました 死ぬことについて考えさせられる | 親愛なる人に-読書の薦め

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読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.

死神の浮力


☆☆☆☆ 


2013年7月 文藝春秋 436p 書き下ろし


○伊坂幸太郎「死神の浮力」読みました。


千葉は、死神。彼が7日間調査した後、可(死)か否か判断します。彼が可の判断をすれば、その人物は8日目に事故死をします。千葉たち死神の判断は、たいてい可です。


今回の千葉の相手は、山野辺という作家。山野辺の娘は、1年前に本城崇に殺されました。しかし、本城崇は考えられた策で、無実を勝ち取ります。山野辺は、復讐を妻の美樹とともに試みようとします。


そんな二人のところへ、理屈出ない理屈を言って千葉が闖入(ちんにゅう)します。かくして、三人で本城のところへ向かうのですが。。。


伊坂幸太郎「死神の浮力」読みました。普段遠いところにあると思っている、しかし、意識下では不安に思っている死について、真っ向から描いています。


子供の死、親の死、自分の死、死んだらいったいどうなるのか・・・そこに、千葉の本人がぼけているつもりもないのに、ボケとみられる会話がつながり、ある意味心地よいです。でも、今回は死神が主人公の話です、とにかく物語全体に死の影がつきまとっていましたが、でもどこかユーモラスな話でした4054。。。







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