村上春樹「ねむり」(イラストレーション:カット・メンシック)読みました | 親愛なる人に-読書の薦め

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読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.

ねむり

☆☆☆

2010年10月 新潮社 93p
「文學界」1989年11月号初出 単行本「TVピープル」(文藝春秋1990年1月)所有 全面的な改稿の上、タイトルが「眠り」から「ねむり」に変更。



○村上春樹「ねむり」(イラストレーション:カット・メンシック)読みました。


わたしの家族は、歯医者である夫とまだ小学生の息子です。わたしは、なぜだか、あるときから眠れなくなり、もうその症状が2週間以上続いています。


夫は息子は熟睡しています。わたしは、その間、アンナ・カレニーナを何度も読み直し、チョコを食べ、深夜にドライブに行っても、昼間に泳いで体を動かしても、眠れません。かえって、覚醒しているくらいです。しかし、どこともいいようもありませんが、だんだんと、変調を来してくるのでした。。。


ということで、村上春樹「ねむり」(イラストレーション:カット・メンシック)読みました。以前に一度読んでいるはずなのに、内容はまるで忘れていました。。


この作品、イラストレーション付きでドイツで単行本化されたそうです。いい感じだったので、日本でも刊行したということのようです。確かにイラストは示唆的で味があります。


でも、20年以上前の作品ですが、全然古びていません、なぜそう感じるのでしょうか。文章がそう感じるのだと思います。過去の短編集をもう一度読み直したくなりました。


なお、この作品に関しては、あっという間に終わってしまい(もともと短編なのでしょうがないですが)、もう少し長編でもよかったかな、と思いました。。。





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