伊坂幸太郎「ラッシュライフ」読みました | 親愛なる人に-読書の薦め

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読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.

伊坂幸太郎 ラッシュライフ

☆☆☆☆
266p 2002年7月 新潮社


伊坂幸太郎「ラッシュライフ」読みました。


志奈子は若い画家。脂ぎったやり手の画商の戸田に、面倒を見るといわれ、他の人とのつきあいを断り、戸田に着いてきました。2人はなぜか新幹線で仙台に向かっています。


黒澤は泥棒。ある家に入ったとき、別の泥棒と出くわします。


河原崎の父親は自殺しました。それが後を引いてます。高橋という宗教家を信じています。高橋を信じている塚本から、高橋をバラバラにするという話を持ちかけられます。


京子はJリーガーの青山の奥さんを殺して、青山と一緒になろうとしています。青山と京子がその計画を実行しようとしたとき、青山は人をはねてしまうのでした。


豊田はリストラにあった中年男性です。彼は犬と拳銃を手に入れることになるのでした。


別々に並行に進む話が、なぜかだんだんと近づいていきます。。。


ということで、伊坂幸太郎「ラッシュライフ」読みました。面白かったです。ちょっとありえない、でもリアルな話が並行しつつもそれがストンと収まる(収まらないか)。まさに伊坂節です。


このなかの、黒澤という登場人物、フィッシュストーリー にも出ていましたね。それから、しゃべるカカシのエピソードが物語で触れられますが、これはまさしく、オーデュポンの祈り ではないですか。伊坂幸太郎の話は、登場人物が以前の話に出てきたり、錯綜するということはよく言われていますが、それを体感した気分です。これから読む伊坂幸太郎は、新刊はともかく、なるべく発行順に読もうかと思いました。2170


映画もありました↓

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