北陸への山旅2座目は石川県七尾市にある別所岳に登ってきました。

 

能登の里山はいつか登りたいと思っていたものの、昨年の震災で遠征するのを躊躇していました。

復旧作業がある程度進み迷惑が掛からないと思ったこのタイミングで登ることとしました。

 

GPSログです。のと里山海道の別所岳SA上り線に車を止めて、別所岳を往復するルートです。

 

歩行距離:3.4km
累積標高差:±180m
コースタイム:別所岳SA(8:35)→別所岳(9:05)→別所岳SA(9:55)
 

別所岳SA上り線に遊歩道への入口があります。

 

現在別所岳SAの下り線は現在閉鎖されているので、のと里山海道をひとつ先の越の原インターチェンジまで進み、Uターンして別所岳SAの上り線に移動する必要があります。

 

まず、のと里山海道を陸橋で渡ります。ここに来るまでの道も至るところで復旧工事中でした。

道路の復旧に尽力されている関係者の方々に感謝です。

 

別所岳への遊歩道は100%車道歩きです。

 

遊歩道にも震災の被害が及んでいます。がけ崩れの場所や。

 

法面が崩落しているところ。

 

道路が波打っているところ。

 

地震の恐ろしさを身を持って体感しました。しかし歩く分にはまったく問題なしです。

 

そんな中でも自然は心を癒やしてくれます。新緑が眩しいです。

 

歩き始めて30分で別所岳の山頂に到着。

 

山頂には八重桜が咲き誇っていました。

 

 

 

 

そして山頂からは七尾湾の大パノラマが広がります。

 

穏やかな海と能登島の風景です。

 

春の陽射しに海が輝いていました。

 

山頂からのパノラマ動画です。

 

ランチには早いので、ドリップコーヒーを淹れて眼の前に広がる景色を堪能しました。

 

帰りも新緑を堪能しながら下山。

 

20分で別所岳SAに戻りました。

 

震災の傷跡はまだまだ残っていますが、能登の里山里海が優しく迎えてくれた別所岳でした。

 

2日間とも快晴の中、気持ちの良い登山が出来た北陸への山旅でした。

 

今年のゴールデンウィーク前半戦は2泊3日で北陸への山旅に出かけて2座登ってきました。

 

まず、2025年4月30日(水)は福井県永平寺町と勝山市にまたがる鷲ヶ岳に登ってきました。

麓から見た鷲ヶ岳。鷲が大きく羽を広げたように見えることからこの名がついたそうです。

 

GPSログです。伊知地地区の登山口から鷲ヶ岳を往復するルートです。

 

歩行距離:6.5km
累積標高差:±690m
コースタイム:登山口(8:00)→鷲ヶ岳(9:50)→登山口(11:35)

 

車が7~8台ほど止められる広い登山口。記帳ボックスに入山時刻を記帳してスタートです。

 

少しの間林道を歩いてすぐに登山道に入ります。

 

植林地帯の急登を登っていきます。

 

「山いい~ん会」(笑 が設置している道標で何合目かわかります。

 

2合目には水場があり冷たい水で喉を潤しました。

 

そして2合目から4合目までが今日のハイライト、急登の連続でした。

 

落ち葉で滑りやすい急登が休みなく続きます。つま先しかフリクションが掛からないので、ふくらはぎが攣りそうになりました。

さらに息があがってしまい、10歩歩いては小休止、また10歩歩いては小休止を繰り返しながらなんとか登りました。

 

4合目まで登り切り大休止。ここまで登ればとりあえず一安心です。

 

ここから7合目までは廃林道を緩やかに登ります。

 

眼下には九頭竜川の流れが見えます。

 

林道脇には何株かカタクリが咲いていました。

今年初カタクリです、鷲ヶ岳で見れるとは思っていなかったので嬉しい出会いです。

 

7合目で林道が尽きてまた登山道に変わります。

 

稜線に出るまで再び急登となります。

 

稜線に出ると「白山が見えーる」ポイントが!

 

写真だと霞んでいますが、奥に白山の白い山並みが広がっています。

 

アップにすると薄っすら見えるでしょうか?

 

白山は22年前に初めて小屋泊り1泊2日で歩いた思い出の山です。

山頂から見た朝日は今でも心の中に鮮明に焼き付いています。

下はその時の写真です。乗鞍岳から朝日が昇っていて両側に槍穂高連峰と御嶽山が映っています。

 

閑話休題。

稜線まで登るとあとはなだらかな道が続きます。新緑の登山道が気持ちいいです。

 

カタクリに続いてショウジョウバカマも咲いていました。

 

さらに可愛らしいイワウチワも。鷲ヶ岳がこれほど花が多い山だとは思ってなかったので嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

 

登山道にはちょっとだけ雪が残っていましたが、歩くのに全く問題なしです。

 

偽ピークを一つ越えると鷲ヶ岳の山頂が見えました。

 

最後にロープが張ってある急登を登りきって。

 

登山開始から1時間50分で山頂に到着。

 

山頂からは360度のパノラマが広がります。白山、法恩寺山方面の展望です。

 

山並みの向こうに一際白い白山です。

 

勝山市、大野市方面の展望です。

 

大野盆地の向こうに荒島岳も望めました。

 

そこから南に目をやると銀杏峯と部子山。

 

眼下には九頭竜川の流れ。

 

西に目をやると福井市街地の展望です。

 

しかしここでの主役はやっぱり白山です。この展望を楽しみながらおにぎり2個でランチとしました。

 

 

20分ほど休憩して、後ろ髪を引かれる思いですが下山します。

 

登山道から林道を快調に下ります。

 

4合目から2合目までの急登は慎重に。

 

登っている時は「この坂下れるのかな」と思っていましたが、慎重に足を運べば意外と大丈夫でした。

 

2合目の水場まで下ってほっと一安心。冷たい水で大休止です。

 

あとは植林地帯をゆるゆると下って、1時間25分で下山しました。

 

記帳ボックスに下山時刻を記帳して鷲ヶ岳登山完了です。

単独行の方2名だけとすれ違った静かな山歩きでした。軽トラは林業関係者の方だと思います。

鷲ヶ岳、山頂からの展望は最高なのですが、ヤマレコ等でもあまり名前があがってこないマイナーな山です。

途中の急登がキツイのと、登山道自体ははっきりしているものの、ちょっと手入れされていない(倒木や枝の張り出しが多い)のが理由だと思います。

しかしマイナーにしておくにはもったいない、登山の魅力が凝縮された山でした。

 

山麓のコンビニでアイスを買ってクールダウン。登った山を見ながら冷たいアイスを食べる、最高ですね(*^^*)

 

 

 

 

 

下山後、今日の宿に向かう途中に「千里浜なぎさドライブウェイ」を走ってきました。

 

一度この景色を見てみたかったんですよね。本当に海辺の砂浜を車で走れて爽快でした。

 

そして愛車のフォレスターでこの構図の写真が撮りたかった!

 

山も海も楽しんで充実した一日でした。

 

2025年4月26日(土)は愛知県豊田市と瀬戸市にまたがる猿投山に登ってきました。

土曜日に名古屋に用事があったのですが、午前中は時間が余っていたので「折角足を運んだのならどこかの山に登らないと勿体ない」と思い、まだ登ったことがなかった猿投山に向かいました。

 

GPSログです。麓の「猿投神社」に車を止めて猿投山を往復するルートです。

 

歩行距離:10.1km
累積標高差:±600m
コースタイム:猿投神社(7:20)→猿投山(9:05)→猿投神社(10:55)

 

猿投山の駐車場は混むと聞いていたので、予め第2駐車場に車を止めてスタートです。

読みは正解、登山口への林道の途中にある第1駐車場は満車でした。

 

猿投神社脇の道路を進んでいきます。

 

道路脇にはシャガの花がたくさん咲いていました。

 

林道の途中にある「トロミル水車」

サバ土から良質な陶磁器の原料"石粉"をつくる装置だそうです、瀬戸市といえば陶芸の町ですよね。

 

林道を20分程歩いて登山口に到着。

 

登山口には立派な「御門杉」が立っています。

 

登山道は「東海自然歩道」に指定されておりとても良く整備されています。新緑が清々しいです。

 

道標もバッチリ整備されており迷うところはありません。

 

緩やかな登りと階段を交互に登って標高を上げていきます。

 

一通り登り終えるとそこは「大岩展望台」

豊田市内が一望できて爽快な眺めでした。

 

「大岩展望台」から進むと「東の宮」の鳥居をくぐって登山道が続きます。

 

杉並木が荘厳な雰囲気です。

 

写真にも映っていますが猿投山はトレランの方がすごく多かったです。

すれ違った人、追い抜かされた人の半分以上がトレランの方でした。

 

鳥居から20分程登って「東の宮」に到着。山の中ですが立派な社殿でした。

 

「東の宮」から山頂に向かう登山道にはこんなおしゃれな切り株が。

山頂に日付入りの看板があるのは大阪の金剛山で見たことがありますが、登山者の遊び心で作られているのは初めてですね。

 

さらに進むと中央アルプス方面の展望スポット。空気が澄んでいると御嶽山や南アルプスまで見えるそうですが、今日は霞に浮かんだ恵那山を望むことが出来ました。

 

そして次に現れるのは「カエル岩」かなり可愛く装飾されていますね(*^^*)

 

そして登山開始から1時間45分で猿投山の山頂に到着。

 

こちらからは瀬戸市方面の尾張丘陵の里山の風景が広がっていました。

 

写真には撮れませんでしたが、山頂では20名ぐらいの方が休憩していました。

幸い山頂は広くてベンチもテーブルもあるので、自分もここでゆっくりとランチとしました。

 

 

 

下山は眩しい新緑を全身で浴びながら下っていきます。

 

気がつけばあっという間に林道まで下ってしまいました、もうちょっと新緑を浴びていたかったな^^;

 

最後に「猿投神社」に参拝して安全登山をお祈りしました。

 

 

猿投山に登ってみて地元の方に愛されている里山なんだなあと実感しました。

名古屋市内からも30分ぐらいで来ることが出来て、ハイキング、登山デビューに最適な山として人気があるのにも納得です。

今回は新緑の季節に訪れることが出来て、気持ちの良いハイキングを楽しむことが出来ました。

 

 

今年のゴールデンウィークはあと3座ほど里山に登ろうと計画しています。

 

2025年4月19日(土)は静岡県裾野市にある越前岳に登ってきました。

 

越前岳は富士山の南側に広がる愛鷹山塊の最高峰、眼の前に聳える富士山の展望が魅力の山です。

2016年に一度登っているのですが、その時は富士山は雲に隠れていて展望を楽しむことが出来ませんでした。

実に9年ぶりのリベンジです。

 

GPSログです。十里木高原から越前岳に登り、黒岳まで稜線を歩いて、愛鷹登山口に下山するルートです。

 

歩行距離:8.6km
累積標高差:+800m、-957m
コースタイム:十里木高原(7:30)→越前岳(9:10)→黒岳(10:55)→愛鷹登山口(12:25)

 

駐車場から電波塔の位置にある展望台まで、階段の登山道を登っていきます。

 

駐車場から10分ちょっと登って展望台に到着。

お待ちかねの展望は・・・

 

 

 

今日はバッチリでした(*^^*)

 

優雅な富士山の裾野が一望です。まさに大パノラマ。

アップにすると、宝永火口を抱えた富士山がカッコいいです。今までは山梨県側から見ることが多かったので、この景色は新鮮です。

 

登山道を進んでいくとこれから登る越前岳が姿を現しました。まだ標高差が結構あります。

 

登山道脇には遅咲きの桜も咲いていました。

 

越前岳へのほぼ中間地点にある「馬ノ背見晴台」

 

いい景色です。富士山をどう写真に切り取っても絵になります。

 

桜の次は馬酔木の花が咲いていました。いい香りに癒やされました。

 

登山道の2/3「平坦地」に到着。

 

ここからの展望もバッチリ。冠雪した富士山が美しい。今日登ることが出来て幸せです。

 

一方登山道の方はかなり抉れていて登りにくいです。抉れた登山道を避けるようにルートが錯綜しているので、一番歩きやすい道を探しながら登ります。

 

それでも登山開始から1時間40分で越前岳の山頂に到着。9年前は1時間30分で登っていたので、ちょっと体力が衰えたかな^^;

でもまずまずのペースで登れました。

 

実は山頂からは富士山はちょこっとしか見えません。

 

その代わり南西の展望が開けて、眼下に駿河湾を望むことが出来ます。ちょっと霞んでいますが、長く弧を描いた海岸線が綺麗でした。

 

山頂でおにぎりを一個食べて、黒岳へのルートに進みます。

20分ほど進んで「富士見台」からの富士山です。雲が湧いて来ましたがこれはこれで絵になりますね。

 

稜線を進んでいくと南側の斜面がスッパリと切れ落ちている場所を通過します。登山道は反対側を巻いているのでそれほど危険ではありません。

 

愛鷹山塊核心部のギザギザな稜線。危険なので通行禁止になっています。あの稜線を歩く勇気はないです。

 

越前岳と黒岳の鞍部「富士見峠」に到着。ここを右折すると下山ですが、一旦直進して黒岳を目指します。

 

鞍部から黒岳に向かって標高差100mのきつい登り返し。ゆっくり登っていきます。

 

急登を登り切ると新緑が眩しい穏やかな稜線に変わりました。

 

瑞々しい風景です。

 

「富士見峠」から25分で黒岳の山頂に到着。

 

ここからの展望は・・・

 

 

 

残念頭が隠れてしまいました^^;

 

おにぎりを食べながらしばらく粘ってみましたが雲は取れず。しかし清々しい景色でした。

 

黒岳周辺にはミツマタの花があちこちに咲いていました。

 

初めて見ましたが面白い形の花ですね。

 

黒岳から「富士見峠」に戻って、後はゆるゆると登山口に下山するだけ。

と思ったら意外と難路で写真を撮る余裕がありませんでした。

・ザレた岩場のトラバース

・ぐらつくハシゴ

・岩がゴロゴロしてルートを見失いそうになる植林地帯

体力より精神的に疲れる登山道でした。

 

麓の神社まで降りてきてホッと一安心。

 

後は林道を歩いて愛鷹登山口に向かいます。

 

登山開始から約5時間で今日のゴール地点「愛鷹登山口」に到着。

 

スタート地点の「十里木高原」へはバスに乗って戻りました。

 

9年振りに登った越前岳、無事リベンジに成功することが出来ました。

雪をかぶった富士山を間近に見ることが出来て大満足です。

これで富士山周辺の展望がいい山はだいたい登ったので、思い残すことなしです。

 

次はこれまた9年振りに富士山そのものに登りたいですね。

前回は富士吉田ルートで登ったので、次は須走ルートで登りたいと考えています。

 

2025年4月17日(木)は今シーズン8回目、そして滑り納めで「野沢温泉スキー場」でした。

 

スキー場山麓は地面が出ている場所があったりして春の装い。

 

しかしゴンドラとリフトを乗り継いでゲレンデトップに向かうと・・・

 

山頂はまだまだ積雪たっぷり。2m以上はあると思います。

 

青空のもと開放感があるゲレンデ。

 

春のザラメ雪を豪快に蹴散らしながら滑ります。

 

気持ちがいい陽気です。

 

ちょっと霞んでいますが、ゲレンデから妙高山と火打山が望めました。

 

午前中に10本滑っていつものカツカレーでランチ。今シーズン最後のカツカレーを味わいながら美味しくいただきました(*^^*)

 

午後からは軽く2本滑って今シーズンの滑り納めとしました。

 

最後まできれいな青空が広がった「野沢温泉スキー場」でした。

 

滑り終わった後はゴンドラで下山。冬から春に一気に季節を移る体験が出来ます。

 

yukiyamaのログは移動距離32.1km、滑走距離17.8km、滑った本数12本でした。

 

 

 

 

今日は早めに切り上げたので、野沢温泉の外湯めぐりをして来ました。

ハイシーズンはインバウンドを含めて人が多すぎて、なかなかゆっくり入ることが出来なかったんですよね。

こちらが外湯で一番有名な「大湯」です。

 

誰も居なかったので内部の写真を撮ることが出来ました。

 

浴槽は「ぬる湯」と「あつ湯」に分かれているのですが、「ぬる湯」でもめちゃくちゃ熱いです。

掛け湯をして慣らしてから湯船に浸かっても5秒も持ちませんでした^^;

 

野沢温泉の外湯は入浴料は取られませんが、賽銭を入れるのがマナーです。

 

「大湯」が熱すぎたので、私がお気に入りの「十王堂之湯」へ。

 

先客がいらっしゃったので写真はなしです。

こちらはいい塩梅の温度(とは言え熱いのですが)

ほんのり硫黄の香るいいお湯に肩まで浸かってリラックス。体と心がぽかぽかになりました。

 

外湯を満喫したあと、温泉街をちょっと歩いて源泉の「麻釜(おがま)」へ。

 

90度の源泉が湧き出しているので関係者以外立ち入り禁止です。

近くに火山がないのに高温のお湯が沸いているのが不思議です。

 

前は泊りがけで野沢温泉に来て、外湯に入ったり温泉卵を作ったりして温泉を満喫出来たのですが、最近はインバウンドを含めた物価高で、宿が軒並み高騰して気軽に来れなくなってしまいました・・・

 

その分今シーズンは日帰りで「野沢温泉スキー場」を3回訪問することが出来ました。

12月に初滑りで訪れ、そして滑り納めでも訪れた「野沢温泉スキー場」でした。

 

 

今シーズンは積雪量に恵まれ8回、9日間滑ることが出来て大満足のシーズンでした。

来シーズンも寒波に期待しています。