今年のゴールデンウィーク前半戦は2泊3日で北陸への山旅に出かけて2座登ってきました。
まず、2025年4月30日(水)は福井県永平寺町と勝山市にまたがる鷲ヶ岳に登ってきました。
麓から見た鷲ヶ岳。鷲が大きく羽を広げたように見えることからこの名がついたそうです。

GPSログです。伊知地地区の登山口から鷲ヶ岳を往復するルートです。

歩行距離:6.5km
累積標高差:±690m
コースタイム:登山口(8:00)→鷲ヶ岳(9:50)→登山口(11:35)
車が7~8台ほど止められる広い登山口。記帳ボックスに入山時刻を記帳してスタートです。

少しの間林道を歩いてすぐに登山道に入ります。

植林地帯の急登を登っていきます。

「山いい~ん会」(笑 が設置している道標で何合目かわかります。

2合目には水場があり冷たい水で喉を潤しました。

そして2合目から4合目までが今日のハイライト、急登の連続でした。

落ち葉で滑りやすい急登が休みなく続きます。つま先しかフリクションが掛からないので、ふくらはぎが攣りそうになりました。
さらに息があがってしまい、10歩歩いては小休止、また10歩歩いては小休止を繰り返しながらなんとか登りました。
4合目まで登り切り大休止。ここまで登ればとりあえず一安心です。

ここから7合目までは廃林道を緩やかに登ります。

眼下には九頭竜川の流れが見えます。

林道脇には何株かカタクリが咲いていました。
今年初カタクリです、鷲ヶ岳で見れるとは思っていなかったので嬉しい出会いです。

7合目で林道が尽きてまた登山道に変わります。

稜線に出るまで再び急登となります。

稜線に出ると「白山が見えーる」ポイントが!

写真だと霞んでいますが、奥に白山の白い山並みが広がっています。

アップにすると薄っすら見えるでしょうか?

白山は22年前に初めて小屋泊り1泊2日で歩いた思い出の山です。
山頂から見た朝日は今でも心の中に鮮明に焼き付いています。
下はその時の写真です。乗鞍岳から朝日が昇っていて両側に槍穂高連峰と御嶽山が映っています。

閑話休題。
稜線まで登るとあとはなだらかな道が続きます。新緑の登山道が気持ちいいです。

カタクリに続いてショウジョウバカマも咲いていました。

さらに可愛らしいイワウチワも。鷲ヶ岳がこれほど花が多い山だとは思ってなかったので嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

登山道にはちょっとだけ雪が残っていましたが、歩くのに全く問題なしです。

偽ピークを一つ越えると鷲ヶ岳の山頂が見えました。

最後にロープが張ってある急登を登りきって。

登山開始から1時間50分で山頂に到着。

山頂からは360度のパノラマが広がります。白山、法恩寺山方面の展望です。

山並みの向こうに一際白い白山です。

勝山市、大野市方面の展望です。

大野盆地の向こうに荒島岳も望めました。

そこから南に目をやると銀杏峯と部子山。

眼下には九頭竜川の流れ。

西に目をやると福井市街地の展望です。

しかしここでの主役はやっぱり白山です。この展望を楽しみながらおにぎり2個でランチとしました。

20分ほど休憩して、後ろ髪を引かれる思いですが下山します。

登山道から林道を快調に下ります。

4合目から2合目までの急登は慎重に。

登っている時は「この坂下れるのかな」と思っていましたが、慎重に足を運べば意外と大丈夫でした。

2合目の水場まで下ってほっと一安心。冷たい水で大休止です。

あとは植林地帯をゆるゆると下って、1時間25分で下山しました。

記帳ボックスに下山時刻を記帳して鷲ヶ岳登山完了です。
単独行の方2名だけとすれ違った静かな山歩きでした。軽トラは林業関係者の方だと思います。
鷲ヶ岳、山頂からの展望は最高なのですが、ヤマレコ等でもあまり名前があがってこないマイナーな山です。
途中の急登がキツイのと、登山道自体ははっきりしているものの、ちょっと手入れされていない(倒木や枝の張り出しが多い)のが理由だと思います。
しかしマイナーにしておくにはもったいない、登山の魅力が凝縮された山でした。
山麓のコンビニでアイスを買ってクールダウン。登った山を見ながら冷たいアイスを食べる、最高ですね(*^^*)

下山後、今日の宿に向かう途中に「千里浜なぎさドライブウェイ」を走ってきました。

一度この景色を見てみたかったんですよね。本当に海辺の砂浜を車で走れて爽快でした。

そして愛車のフォレスターでこの構図の写真が撮りたかった!

山も海も楽しんで充実した一日でした。