2025年6月5日(木)・6日(金)は1泊2日でくじゅう連山(三俣山・平治岳)に登ってきました。
この時期のくじゅう連山といえばもちろんミヤマキリシマ。
登山を始めて以来20数年、くじゅう連山一面に咲くミヤマキリシマの群生にずっと憧れていましたが、今回半年前から仕事の休みを調整したり、法華院温泉山荘を予約したりして計画を実行に移すことが出来ました。
行程は1日目が長者原をスタートしてすがもり越を経由して三俣山へ。そこから法華院温泉山荘に下山して1泊。
2日目が法華院温泉山荘をスタートして、坊がつるを経由して平治岳へ。そこから坊がつるに戻って長者原に下山するルートです。
1日目のGPSログです。
歩行距離:7.7km
累積標高差:+767m、-529m
コースタイム:長者原(6:20)→すがもり越(7:45)→三俣山本峰(8:45)→すがもり越(9:45)→法華院温泉山荘(10:35)
快晴の長者原登山口からスタート。半年前から計画していて、この2日間快晴が続いたのは奇跡でした。
三俣山が朝日に輝いています。
登り始めるとすぐにミヤマキリシマの群生が。山肌がピンクに染まって感動的です。登山道脇にも咲き誇っています。
登り始めてからわずか30分強でこの景色が見られるとは。
ミヤマキリシマの花はツツジの仲間としては花が小さめで、単体でみるとすごく可愛らしい花でした。
三俣山の山肌を彩るミヤマキリシマ。荒々しい岩肌がピンクに染まっています。
すがもり越が近づくと星生山の荒々しさがより増してきます。日本の風景とは思えませんね。
すがもり越への最後の登りはゴロゴロの岩場歩きになりますが、黄色ペンキのマークがバッチリ付けられているので、迷うことはありません。
登山開始から1時間25分ですがもり越に到着。ここでおにぎり1個を食べて小休止。
ここまでは比較的緩い登りでしたが、ここから三俣山の西峰まで急登になります。
しかし登山道脇にはずっとミヤマキリシマが咲いているので苦になりません。写真を撮るのに忙しくて超スローペースです(笑
すがもり越から30分で三俣山西峰に到着。遮るものがない360度の展望です。
硫黄山と星生山です。火山ガスの影響でここだけ緑がありません。まるで火星のような雰囲気ですね。
中岳と久住山の展望です。登山を始めた年に初めて遠征した思い出の山々です。
西峰からの展望を楽しんで、その奥にある本峰に向かいます。
このあたりはまだつぼみも多かったです。
程なくして三俣山本峰に到着。こちらも360度の展望です。
西に目をやると平治岳と大船山。
平治岳の山肌がミヤマキリシマに覆われています!ここからでもはっきりと分かるすごい群生です。
一方大船山の方は緑のままです。
当初の予定では2日目に大船山に登る予定でしたが、この景色を見て大船山はパスして平治岳に登ることにしました。
北に目をやると、双耳峰の由布岳と鶴見岳が望めました。
本峰での展望を存分に楽しんですがもり越に戻ります。復路もミヤマキリシマを存分に楽しみます。
すがもり越に向かって急降下。
すがもり越から北千里浜に降りるとまた別世界が広がっています。
一方三俣山の山肌にはミヤマキリシマが。一つの山域でいろんな表情を見せてくれるくじゅう連山です。
北千里浜から法華院温泉山荘に向かって降りていくと、平治岳と大船山に囲まれた坊がつるが見えてきました。
色とりどりのテントが張られていて賑わっています。登山者憧れのテント場ですね。
法華院温泉山荘に向かう道もずっとミヤマキリシマです。
まるで日本庭園のような美しさでした。
登山開始から4時間15分で今日の宿泊地法華院温泉山荘に到着。
取り敢えず生ビールで乾杯。
この時点でまだ10時35分。チェックインが14時なので3時間半何もすることがないのですが、この何もせずに景色を眺めながらまったりする時間が人生の中で一番好きです。
ビールもついつい進んでしまうと言うもの(笑
平治岳と大船山、坊がつるを眺めながらビールを呑む至福の時間です。
法華院温泉山荘の後ろにそびえる三俣山。程よくピンクに染まっていていい眺めです。
そして14時になったので大部屋のスペースへ。ハイシーズンにも関わらず一人布団一枚用意されていて。快適な山小屋でした。
そして写真には撮れませんでしたが、法華院温泉山荘なので当然温泉もあります。
乳白色の硫黄泉で湯の花も大量に浮かんだいいお湯でした。湯上がりには肌がすべすべになりました。
夕食はとんかつとプルコギ風の野菜炒めでした。山小屋で生野菜が食べられるのはありがたいです。
夕食後は外のテラスで夕暮れの坊がつるをずっと眺めていました。
20時頃には就寝。
2時ぐらに目が冷めて外に出てみると一面の星空。
iPhoneのアプリで星空を撮影してみました。この通り天の川が白く輝いていました。
写真の枚数が多くなったので2日目は次のブログに続きます。
1日目のミヤマキリシマも素晴らしかったですが、2日目の平治岳は想像を遥かに越えていましたよ。