2025年6月18日(水)は滋賀県大津市の武奈ヶ岳に登ってきました。

比良山地は権現山から烏谷山まで縦走したことがあるのですが、最高峰の武奈ヶ岳は未踏でした。

広島県から長野県に移住する前に、西日本に残してきた名峰の一つです。

十年来登りたい山の候補だったのですが、今回タイミングが合って登ることが出来ました。

 

GPSログです。葛川市民センターに車を停めて、御殿山経由で武奈ヶ岳を往復するルートです。

 

歩行距離:8.8km
累積標高差:±999m
コースタイム:葛川市民センター(4:40)→御殿山(6:50)→武奈ヶ岳(7:35)→御殿山(8:15)→葛川市民センター(10:05)

 

登山道は明王院の赤い橋を渡ってスタート。

 

ここから846m地点までの急登が今日の勝負どころです。

 

植林地帯のつづら折れの登山道を黙々と登っていきます。

 

対岸の山肌に朝日が当たってきました。

この急登を涼しいうちに登り切るため、今日は4時40分スタートにしました。

 

1時間20分で846m地点まで登り切りました。太陽に照らされることなく登りきれて予定どおりです。

 

846m地点を過ぎると比較的緩い登りに変わります。ちょうど登山道にも朝日が射し込んで清々しい景色です。

 

登山道は途中で積雪期ルートと無雪期ルートに分かれます。

 

積雪期ルートは尾根を直登しますが、無雪期ルートは斜面をトラバースしながら登っていきます。

 

この辺りは森の緑が眩しかったです。

 

御殿山の手前でルートは再合流します。

 

登山開始から2時間10分で御殿山に到着。

 

ここから武奈ヶ岳山頂までの稜線歩きを楽しみに来ました。山頂に向かう稜線が美しい!

 

山頂は写真の一番高いピークのその奥にあります。

 

御殿山から一旦ワサビ峠に下って登り返します。振り返ると蓬莱山のびわ湖バレイスキー場が望めました。

 

気持ちの良い稜線歩きです。

 

時期はちょっと過ぎていましたが、ベニドウダンツツジが咲いていました。

 

標高1,200mとは思えない景色ですね。

 

ワサビ峠から緩く登って武奈ヶ岳の山頂が見えてきました。

 

山頂に向けてのビクトリーロード。

 

写真の中にゴミのように写っているのはブヨの大群です。山頂付近でずっと纏わりついて来ました。

登山中は無視していたのですが、下山したらあちこち(特に耳)刺されていて、今猛烈にかゆいです^^;

 

登山開始から2時間55分で武奈ヶ岳の山頂に到着。

 

山頂からは琵琶湖の展望が広がります。見えているのは近江八幡方面と沖島。

 

琵琶湖北部の展望。

 

武奈ヶ岳から更に北へと続く比良山地の山々。

 

山頂からの展望を存分に楽しんで下山します。

 

この稜線ずっと歩いていたいなあ(*^^*)

 

御殿山まで戻って最後に武奈ヶ岳への稜線を目に焼き付けます。

 

後は黙々とつづら折れの急登を下ります。

 

10時5分に無事下山。今日の最高気温は36度でしたが、暑くなる前に戻ってくることが出来ました。

 

最後に琵琶湖畔から眺めた比良山地です。今回登った武奈ヶ岳は前衛峰の影に隠れて写ってないです^^;

 

ずっと憧れていた武奈ヶ岳に登れて大満足でした。

標高差約1,000mをペースよく登れたことも大きな収穫。夏山に向けての準備が徐々に整って来ました。

 

カプセルトイ(所謂ガチャガチャ)で「無事カエルストラップ」というのがあると言うのを友人に教えてもらいました。

しかし地元のガチャガチャを探したのですが見当たらず。

そうしたところ友人がゲットして送ってくれました。

 

こちらが「無事カエルストラップ」

可愛いカエルがザックを背負って登山靴を履いています(*^^*)

 

お守りとして日帰りザック用と山小屋宿泊用のザックにそれぞれ取り付けました。

 

 

これで毎回無事に帰れるよう、安全登山を心がけます。

山小屋泊まり1泊から2泊用のザックを買い替えました。

購入したのはドイターの「FUTURA PRO 36」です。

 

ドイターの特徴といえば背面のメッシュパネルです。

 

登山中の背中の蒸れを効率的に換気してくれます。

 

二気室で下にレインウェアを、上にドリンクなど重たいものを効率よくパッキング出来るのもポイントです。

サイドポケット、ウェストベルトのポケットも小物を収納するのに便利。

 

先日のくじゅう連山1泊2日でも何の問題もなく使用することが出来ました。

重心が腰に掛かるので、背負っていて疲れないです。

 

これから良き相棒としてよろしくお願いします(*^^*)

 

くじゅう連山から下山したあとのお話です。

 

長者原へ下山後、登山口にある長者原ヘルスセンターでお風呂を頂きました。

 

こちらも法華院温泉山荘と同じく乳白色の硫黄泉。

温度はぬるめでちょうど良く、疲れた体を癒やしてくれました。

 

風呂上がりにはソフトクリームでクールダウン。ミルクが濃厚でとても美味しかったです。

 

その後、今日の宿「久住高原ホテル」へ。部屋の窓からは久住山が望める絶好のロケーションでした。

 

折角九州まで来たので夕食はちょっと豪華にしてみました。

 

まずはビールで乾杯。

 

2杯目は大分の麦焼酎を頂きました。

 

翌日は阿蘇山へ。まずは外輪山の大観峰から阿蘇山を望みます。

阿蘇五岳がお釈迦様が仰向けに寝ている姿に似ているというやつですね。

 

その後草草千里ヶ浜へ。あちらの烏帽子岳もいつか登ってみたいですね。

 

さらに阿蘇山中岳火口へ。

 

火口にはロープウェイで行くイメージがあったのですが(中学校の修学旅行の記憶です^^;)、廃止されていたのですね。

火口の手前まで車で行くことが出来ました。

 

火口から烏帽子岳と杵島岳を望みます。荒涼とした異世界を感じる風景です。

 

九州の山旅の最後に、九州のソウルフードと言えばこれ!牧のうどんを頂きました。

 

肉ごぼううどんを注文。

讃岐うどんとは違いコシのない柔らかい麺なのですが、これがダシをたくさん吸ってくれて美味しいのです。

ダシが減っていくるとやかんに入れたダシを追加投入することが出来ます。

 

食べるのが遅いと、麺がどんどんダシを吸って増えていき、食べても食べても減らないという現象が発生します(笑

肉うどんにトッピングのごぼう天がとても美味でお腹いっぱいになりました。

 

 

 

 

その後レンタカーを返却し、新幹線で長野に戻りました。

今回もいい山旅になりました。

あと今年中に行きた山が

 ・岩木山

 ・栗駒山

 ・裏燧林道、尾瀬沼

 ・平標山、仙ノ倉山

 ・笠ヶ岳

 ・五竜岳

 ・鳳凰三山

 ・武奈ヶ岳

とあるのですが、いくつ行けるかな。

1日目からの続きです。

 

今日は法華院温泉山荘から平治岳に登って長者原に下山します。

昨日登った三俣山から平治岳のミヤマキリシマの群生がはっきり見えたので、どんな景色が待ち受けているのか楽しみです。

 

2日目のGPSログです。

 

歩行距離:11.3km
累積標高差:+602m、-836m
コースタイム:法華院温泉山荘(7:05)→平治岳(8:50)→坊がつる(10:15)→長者原(12:55)
 

法華院温泉山荘でしっかり朝ご飯を食べて出発します。肉じゃがメインの朝食でした。

普段朝食はあまり食べないのですが、山小屋の食事は別です。特別な空間がなせる技でしょうか?

 

朝日に輝く坊がつるとこれから登る平治岳。

 

坊がつるは広々とした湿原が広がっていて開放感のある気持ちの良い場所です。

 

坊がつるからまずは大戸越(うとんごし)を目指しますが、これが黒土のぐちゃぐちゃな登山道で靴とパンツの裾がドロドロになりました。スパッツがあったほうが良いかも。

 

難儀をしながら法華院温泉山荘から1時間で大戸越に到着。この時点でミヤマキリシマは咲いていますが。

 

平治岳の斜面を見るとこの絶景! 山肌のほとんどをミヤマキリシマが覆っています。

 

大戸越から平治岳南峰までは急登が続きますが、ミヤマキリシマに囲まれた登山道は登っていて苦になりません。

 

ぐんぐん高度を上げていって大戸越を見下ろすとこれまた絶景。

 

これから登る斜面も絶景です。写真を撮りまくりながら登るので超スローペースですが楽しい登りです。

 

続々と登山者が登ってきます。ところどころ渋滞していましたが、その待ち時間で写真が撮れるので苦になりません。

 

 

南峰直下まで登ると坊がつるとくじゅう連山の大展望。この景色を見るのをずっと憧れていました。

 

坊がつるのアップ。今日も色とりどりのテントが張られています。

 

南峰まで登ると山頂に続く台地は一面のミヤマキリシマ!

 

今まで色々な山に登ってきましたが、こんな絶景なかなかないです。

 

 

法華院温泉山荘から1時間45分で平治岳(ひいじだけ)の山頂に到着。標柱の撮影には行列が出来ていました^^;

 

ミヤマキリシマの向こうに三俣山。

 

今日も由布岳がよく見えます。

 

ミヤマキリシマとくじゅう連山の絶景。

 

地元の人の話では今年は当たり年らしいです。

 

 

 

平治岳のミヤマキリシマを存分に楽しんで、後ろ髪を引かれる思いですが下山します。

下山は登山者のすれ違いで大渋滞するのではと思いましたが、登りと下りで登山道が分かれていてスムーズに下山できました。

 

大船山の緑とミヤマキリシマのコントラストが綺麗でした。

 

大戸越まで下って平治岳の最後の景色を目に焼き付けます。

 

大戸越からドロドロの登山道を下って坊がつるへ。

 

ここで法華院温泉山荘で受け取ったお弁当でランチとしました。

 

お弁当を食べながら見上げた平治岳。夢のような景色でした。

 

ランチを終えて長者原へ下山します。下山ですが雨ヶ池越まで軽く登り返します。

 

最後に坊がつるの景色も目に焼き付けます。

 

雨ヶ池越は雨が降るとあたり一面が水没するそうです。

 

更に進むと登山口の長者原が見えてきました。

 

しかしここから標高差300mの下りが長かった・・・

地図に「九州自然歩道」と書かれていたので遊歩道程度かなと思っていたら、ゴロゴロの岩場の続く登山道でした^^;

 

それでも坊がつるから1時間40分で長者原に無事下山しました。広々としたタデ湿原が気持ちよかったです。

 

タデ湿原の奥に三俣山と硫黄山、星生山です。

 

天候にも恵まれ2日間通して三俣山と平治岳のミヤマキリシマを楽しむことができ、長年の夢を叶えることが出来ました。

特に平治岳から見たミヤマキリシマとくじゅう連山の景色は忘れられない思い出になりました。

荒涼とした風景や深い森、坊がつるの湿原など、目まぐるしく風景の変わる景色も楽しむことが出来て、大満足のくじゅう連山遠征でした。