1日目からの続きです。

 

今日は見晴から尾瀬沼を経由して沼山峠に下山します。

お楽しみは大江湿原のニッコウキスゲです。

 

2日目のGPSログです。

 

歩行距離:10.7km
累積標高差:+535m、-250m
コースタイム:見晴(6:25)→沼尻(7:51)→長蔵小屋(8:50)→沼山峠休憩所(10:20)

 

4時過ぎに起床して尾瀬ヶ原の朝焼けを見に行きました。

ピンク色の霧がかかった尾瀬ヶ原と至仏山が幻想的です。

 

待つこと暫し、朝日が当たる至仏山です。

 

こちらは霧の上に浮かぶ景鶴山。

 

朝一から素晴らしい景色を楽しむことが出来ました。

 

尾瀬小屋でしっかり朝ご飯を食べて出発します。

 

尾瀬小屋から最後に至仏山の姿を目に焼き付けて進みます。

 

木道が続く森に朝日が射し込んで清々しい気持ちになります。

 

見晴から沼尻に緩く登る登山道は、木道と土の道が半々ぐらいでした。

 

見晴から歩くこと1時間10分で白砂湿原に出ました。

 

木道は池塘の中を進んでいきます。

 

水場にはモウセンゴケ。

 

やっぱり池塘には青空が映えますね。

 

チングルマの綿毛。

 

ふわふわのワタスゲ。朝霧が付いてキラキラと光っていました。

 

白砂湿原から森を越えて沼尻休憩所に出ました。眼の前には尾瀬沼が広がっています。

 

静かな湖面をたたえる尾瀬沼の姿はいつ見ても癒やされます。

 

反対側には燧ヶ岳が聳えます。

 

尾瀬沼を北回りで大江湿原に向かいます。印象的だった立ち枯れの木と尾瀬沼。

 

コバイケイソウ。話によると当たり年とのことでしたがあまり見かけませんでしたね。時期を逃したか?

 

大江湿原への分岐の手前にある印象的な三本カラマツ。

 

そして大江湿原に入るとニッコウキスゲがお出迎えしてくれました。

 

分岐を左に折れると大江湿原から沼山峠に向かいますが、ここは一旦右に折れて尾瀬沼ビジターセンター方面に向かいます。

 

尾瀬沼と燧ヶ岳。空の雲もいい感じですね。

 

そして尾瀬沼ビジターセンター方面に向かった理由はこちら。

 

長蔵小屋別館でアイスコーヒーとブルーベリーマフィンを頂きました。

ピザ等もあるのですが、まだあまりお腹が空いてなかったので、軽く食べようと思ってマフィンを注文。

しかしこちらも大ボリュームでした^^;

でもブルーベリーがたくさん入ってしっとりとしたマフィンはとても美味しかったです。

尾瀬周辺の山小屋はどこもカフェやランチに気合が入っていますね。

 

さて長蔵小屋別館で優雅な時間を過ごして大江湿原に向かいます。

湿原にはあたり一面のニッコウキスゲ。

 

ここまでの道中あまり咲いていなかったので、ちょっと心配でしたが大江湿原には沢山咲いていました。

 

ニッコウキスゲと燧ヶ岳。

 

写真を取るのに忙しすぎてなかなか足が前に進みません。

 

どこを切り取っても絵になります。

 

今日は三連休初日、多くの登山者で賑わっていました。

 

大江湿原に別れを告げてひと登りで沼山峠を越えます。

 

見晴から4時間弱で沼山峠休憩所に無事下山。あとはシャトルバスで出発地点の御池に戻りました。

 

梅雨明けとタイミング良く重なってくれて2日間晴天の中、尾瀬を満喫しました。

特に憧れていた裏燧林道を歩けたのは良かったですね。三条ノ滝も大迫力でした。

夕暮れと朝焼けの尾瀬ヶ原、大江湿原に広がるニッコウキスゲも楽しむことが出来て大満足です。

 

これで尾瀬のほとんどを楽しむことが出来てちょっと淋しい気持ちですが、また日を改めてゆっくりと訪れようと思います。

今度は山小屋グルメを楽しむ山旅も良いですね!

2025年7月18日(金)・19日(土)は1泊2日で尾瀬を歩いてきました。

尾瀬は今までに、至仏山に登ること2回、燧ヶ岳に登ること2回、尾瀬ヶ原周回、尾瀬沼周回、アヤメ平と歩いてきました。

最後に残ったのが、福島県檜枝岐村の御池から裏燧林道を歩いて見晴に向かう登山道と、尾瀬ヶ原から尾瀬沼を繋ぐ登山道です。

今回1泊2日の日程でその最後に残ったルート、御池→見晴→尾瀬沼→沼山峠を歩いてきました。

 

1日目のGPSログです。

 

歩行距離:9.9km
累積標高差:+372m、-468m
コースタイム:御池(5:45)→三条ノ滝(8:15)→見晴(10:25)

 

梅雨明けの快晴の空のもと御池駐車場をスタート。

 

登山道を歩いてすぐ「御池田代」です。湿原が朝日に輝いています。

 

早速ニッコウキスゲがお出迎え。

 

カラマツソウも咲いています。

 

続いて「ノメリ田代」 裏燧林道は湿原と森が交互に広がる素晴らしい登山道です。この道を歩きたかった!

 

ワタスゲが風に揺れています。先々週の「田代山」では雨でシオシオだったので、綿毛がふわふわと揺れている姿に癒やされます。

 

「上田代」からは燧ヶ岳の山頂が望めました。一見近そうに見えますが、御池、見晴のどちらから登っても想像以上の急登で侮れません。 

 

足元を見るとキンコウカにトンボが止まっていました。

 

北側の視界が開けると平ヶ岳が望めました。

 

遠い遠い百名山ですね。いつかはたっぷり休暇を取って登りたい。

 

「横田代」を進んでいきます。木道が濡れて滑らないか心配だったのですが、完全に乾いており快適に歩けました。

 

ダケカンバの巨木が積雪に負けずに力強く成長していました。

 

裏燧橋まで進むと湿原地帯は終了。ここから森の中を歩きます。

 

暫く進むと登山道は見晴に直接向かう道と三条ノ滝に向かって下る道に分かれます。ここは三条ノ滝に向かいます。

 

分岐から200mほど下ると三条ノ滝の展望台に到着です。

 

動画で撮影しました。尾瀬ヶ原と尾瀬沼のすべての水が滝となって集まっているので大迫力です。

 

三条ノ滝からは200m登り返します。

 

途中から見える平滑ノ滝です。長さ500mにもなる巨大なナメ滝です。

 

気象観測所まで登り返せばそこは尾瀬ヶ原の一部です。

 

湿原の先に至仏山が見えてきました。

 

これぞ尾瀬と言う雰囲気ですね。

 

湿原を進むと花も増えてきました。

アザミに。

 

ミズチドリ。

 

オトギリソウです。

 

至仏山を正面に捉えるようになると。

 

背後に燧ヶ岳も見えてきます。あの頂の反対側(御池)から山麓をぐるっと回ってきたことになります。

 

そして今日の目的地見晴に到着。冷たい湧き水をゴクゴク、そして頭からかぶってクールダウンしました。気持ちいい!

 

燧ヶ岳が背後に聳える見晴の山小屋。

 

反対側は龍宮そして山の鼻へと続く木道とその先に至仏山。

 

そして今日1泊お世話になるのがこちら「尾瀬小屋」になります。

 

チェックインまでまだ時間があるので、取り敢えず一杯(*^^*)

 

「尾瀬小屋」のテラス席は尾瀬ヶ原と至仏山が望める絶好のロケーションです。

 

アルコールもついつい進むというもの^^;

 

チェックイン出来るようになったので(とは言えまだ11時ちょっと過ぎ)相部屋の角に寝床を確保。

 

尾瀬小屋はお風呂もあるので、さっぱりと汗を流すことも出来ました。

ボディーシャンプーも使えるので助かりました。

 

その後もテラス席でぼーっと流れて行く時間を楽しみました。

山小屋で何もしない時間が人生で一番好きです。

 

17時になったので夕食の時間です。

これが出てきてびっくり、完全にフレンチじゃないですか!ナイフとフォークで食べる山小屋の夕食は初めてです。

 

じっくりローストされた豚肉とトマトスープがとっても美味でした。

 

美味しい夕食でお腹いっぱいになった後は、外に出て夕暮れの尾瀬ヶ原を眺めます。

 

赤くは染まりませんでしたが、暮れゆく湿原と雲のかかった至仏山がとても幻想的でした。

 

19時過ぎに就寝して、1時頃に目が覚めたので外に出て星空を撮影してみました。

 

最近のスマホの撮影能力は凄いですね。デジカメではこんなふうには撮れません。

 

写真の枚数が多くなったので2日目は次のブログに続きます。

明日は見晴から尾瀬沼を経由して沼山峠に下山します。

 

2025年7月5日(土)は福島県南会津町の帝釈山・田代山に登ってきました。

山頂に高層湿原が広がる田代山は、前々から登りたい山の上位だったのですが、登山口までの林道の状況がわからず躊躇していたところ、「ねぽちゃん」さんに林道の情報を教えて頂きました。

帝釈山の登山口である馬坂峠までは、悪路なものの幅員もあってすれ違い出来るとのこと。

それを決め手に馬坂峠から帝釈山を経由して田代山をピストンするルートとしました。

 

歩行距離:7.2km
累積標高差:±556m
コースタイム:馬坂峠(5:50)→帝釈山(6:25)→田代山(7:50)→帝釈山(9:00)→馬坂峠(9:40)

 

檜枝岐村の国道352の分岐から林道を40分走って馬坂峠の登山口に到着。

 

問題の林道は凸凹はあったもののうちのフォレスターだと楽勝でした(*^^*)

こういう時SUVは頼りになりますね。

 

帝釈山への登りは階段が続きます。

 

途中木道の部分もあるのですが、これが雨に濡れて滑る滑る。一回コケかけました^^;

 

帝釈山へ向かう登山道はゴゼンタチバナ街道でした。

 

登山道脇にずっと咲いていました。

 

これはハクサンシャクナゲ?アズマシャクナゲ?

 

馬坂峠から35分で帝釈山に到着。ガスで何も見えないので先に進みます。

 

田代山に向かう登山道には数輪だけイワカガミが咲いていました。

 

田代山に向かう稜線。

 

ガスの中黙々と歩いて田代山避難小屋に到着。

 

この辺りから雨が強くなってきたので、小屋の中でレインウェアの上だけ羽織りました。

 

さあお楽しみの田代山の高層湿原ですが・・・真っ白ですね・・・

 

ワタスゲの穂先も雨に濡れて元気がない感じ・・・

 

池塘とコバイケイソウ。

 

晴れてれば池塘に青空が映って綺麗なんだろうなぁ。

 

ここが山頂なの?という所にある田代山の山頂。

 

晴れてれば湿原一面に広がるワタスゲのふわふわが楽しめるんだろうなぁ。

 

それでも多少高山植物を楽しむことが出来ました。ウラジロヨウラクと。

 

アカモノです。

 

反時計回りに湿原を一周しました。

 

その後も黙々と歩いて、帝釈山。

 

そして馬坂峠に下山しました。結局休憩なしで歩き通しました。

 

週間天気予報を見て土曜日が晴れだったので決行したのですが、残念な結果に・・・

登山道で数人とすれ違っただけの静かな帝釈山、田代山でした。

これはリベンジしないと行けませんね。次回は猿倉登山口から田代山に登りたいと思います。来年の目標かな?

 

 

 

 

さてそれだけでは淋しいので、下山後檜枝岐村にある「ミニ尾瀬公園」に立ち寄りました。

今まで尾瀬沼を散策したり、燧ヶ岳に登った時はスルーしていたのですが、公園に入ると雰囲気も良くて花も沢山咲いていて意外と楽しめました。

 

ニッコウキスゲ。

 

 

オオバギボウシ。

 

クガイソウ。

 

ヤマオダマキ。

 

クリンソウ。

 

ヤナギラン。

 

そして「ミニ尾瀬公園」と言えばこれは外せませんね!?

人類史上初のサンショウウオジェラートです!

 

ジェラートにサンショウウオの燻製が突き刺さっているのがインパクトありすぎです(*^^*)

味の方はまぁうん微妙(笑

話題作りに1回食べるだけで良いかな^^;

 

 

 

帝釈山・田代山はガスと雨で残念でしたが、「ミニ尾瀬公園」ではいろいろな花々を楽しめた福島遠征でした。

 

2025年6月21日(土)は乗鞍高原を散策してきました。

くじゅう連山、滋賀県と遠征が続いていたので、この日は休養日にしようかと考えていたのですが、折角の梅雨の晴れ間を家で過ごすのは勿体ないと思い、比較的運動強度の軽い乗鞍高原に向かいました。

 

GPSログです。一の瀬に車を停めて牛留池、夜泣峠を経由して一の瀬に戻る反時計回りのルートです。

 

歩行距離:7.0km
累積標高差:±270m
コースタイム:一の瀬(8:50)→牛留池(9:33)→夜泣峠(10:09)→一の瀬(11:19)

 

快晴の一の瀬園地からスタート。奥には乗鞍岳も見えています。

 

園地に入ってすぐアヤメの群生が迎えてくれました。

 

そしてニッコウキスゲも。

 

アヤメとニッコウキスゲの共演でした。

 

進んでいくとムラサキツメクサ。

 

静かな佇まいのあざみ池です。

 

あざみ池からは緩く登っていきます。木漏れ日の射す登山道が気持ちいい。

 

そして熊よけの鉄棒。ガンガン鳴らして先に進みました。

 

そして今回出逢いたかったギンリョウソウを見つけました。

 

最初にギンリョウソウを見た時はその風貌にぎょっとしたのですが、よくよく見ると可愛い花です。

 

牛留池の手前には幹が360度曲がっている木が。何をどうやったらこんなことになるんですかね?

 

到着した牛留池からは乗鞍岳の展望を楽しむことが出来ました。

 

最高峰剣ヶ峰と高天ヶ原のアップです。

 

牛留池から夜泣峠に向かう道は、原生林の小径と呼ばれており手つかずの自然が残っています。

 

こちらではゴゼンタチバナを発見。

 

あちらこちらで群生で咲いていました。

 

ギンリョウソウもたくさん。

 

程なく夜泣峠に到着。この辺が今日の最高地点。ここから緩く下っていきます。

 

このあたりではベニバナイチヤクソウが咲いていました。

 

つづら折れの登山道を下っていきます。

 

流石標高1,500mの乗鞍高原。森の中を吹き抜ける風は涼しかったです。

 

一の瀬園地の原っぱに出ました。ここには何回も来ていますがこの開放感は良いです。

 

原っぱにはミヤマキンポウゲが沢山咲いていました。

 

オオカメノキもあちこちに。

 

オソメ池に到着。ちょっと風があって逆さ乗鞍岳とは行きませんでしたが、夏空の元、気持ちの良い風景が広がっていました。

 

秋の紅葉時には多くの人で賑わう大カエデの木へ。今日は貸切状態でここで乗鞍岳を見ながらのんびりとランチにしました。

 

最後にレンゲツツジの群生を見ながら。

 

ぐるっと一周して一の瀬に戻りました。

 

想像以上にいろんな花々に出会うことが出来た乗鞍高原ハイキングでした。

家に閉じこもることなく足を伸ばして良かった。

 

武奈ヶ岳に登った翌日、2025年6月19日(木)は滋賀県野洲市の近江富士(三上山)に登ってきました。

名神高速道路の栗東ICと竜王ICの間を走っている時に、特徴的な山容が印象に残っていていつか登りたいと思っていました。

写真は野洲川の河川敷から見た近江富士です。

 

今回武奈ヶ岳への登山で折角滋賀県まで来たので合わせて登りました。

 

GPSログです。麓の「近江富士花緑公園」に車を停めて近江富士を往復するルートです。

 

歩行距離:3.0km
累積標高差:±297m
コースタイム:近江富士花緑公園(9:13)→近江富士(10:04)→近江富士花緑公園(10:52)

 

猛暑日になるのがわかっているのにスタート時間が遅いのは「近江富士花緑公園」の駐車場が午前9時からしか開いていなかったからです。これは盲点でした。

出来れば武奈ヶ岳と同じく5時ぐらいからサクッと登ろうと思っていたのですが、大幅に時間が遅くなりました。

 

駐車場から見た近江富士。近くで見るとどっしりとした山容です。標高差300m弱とは思えない迫力があります。

 

そしてまだ登り始めてないのにすでに暑くて汗びっしょりです^^;

 

中腹までは「近江富士花緑公園」の緩やかな散策道を登っていきます。

 

程なくして登山道に入ります。

 

登山道は直登する「健脚向けコース」と、トラバースしながらつづら折れで登る「一般向けコース」に分かれます。

 

ここは「一般向けコース」を選びました。

 

一般向けコースですが、斜めにトラバースしながら登るので意外と疲れました。

あと写真の通り鎖場も一箇所あるので侮れません。

 

最後はバテバテ、汗を吹き出しながら10歩歩いては1回休憩を繰り返して、なんとか登頂しました。

 

山頂からは草津駅?南草津駅?周辺のマンション群と、その先に琵琶湖と大津市街地が望めました。

 

登山道入口の看板に天気が良ければ生駒山まで見えるとあったのですが、そっち方面の展望はなかったです。

 

山頂で500mlのスポーツドリンクを一気に飲み干して、下山します。

下山には「健脚向けコース」を選択しました。

 

階段の連続で一気に標高を下げます。

あとこちらの方が明らかに登山道が整備されていて、結果的に登りも「健脚向けコース」を使えばよかった。

 

往復1時間40分の近江富士登山でしたが、武奈ヶ岳よりも汗をかきました^^;

 

広島県に住んでいる頃、信州の山へ遠征する際に名神高速道路からいつも見ていた近江富士。

今回機会に恵まれて登ることが出来て良かったです。