5月1日は比良山系の南部を縦走してきました。
比良山系は滋賀県の琵琶湖西側に広がる標高1,000m前後の山々です。
今回のコースは比良山系の南端にある権現山からホッケ山、蓬莱山、打見山、烏谷山と縦走するコースです。
GPSログです。烏谷山から下山するログが乱れていますが、地形図通りの道のりです。
コースタイム
権現山登山口(7:05)→権現山(8:25)→ホッケ山(9:00)→蓬莱山(10:00)→打見山(10:40)→烏谷山(12:00)→志賀駅(14:40)
権現山の登山口、登山ポストがあります。トイレと水場はありません。
しかし登山口から5分ほど登ると水場があります。
水量たっぷりのおいしい水だったので、ここで途中の道の駅で汲んだ水を全部入れ替えました。
50分ほど林道を歩いて本格的な登山道に入ります。
登山道の脇にはイワカガミが可愛く咲いていました。
新緑の登山道を気持ちよく登っていきます。
そして登山口から1時間20分で最初のピーク権現山(標高994m)に到着。
後ろに写っている大きな山は比叡山です。
山頂からは琵琶湖の素晴らしい景色が広がります。見えているのは琵琶湖の南のくびれている部分です。
琵琶湖大橋もハッキリ見えました。
前方にはこれから歩く稜線。手前にホッケ山、その奥に蓬莱山が見えます。
稜線ではあちこちにアセビの花が咲いていました。
権現山から30分でホッケ山に到着。
ここまで来ると稜線を遮るものがなくなるのでさらに見晴らしがよくなります。
蓬莱山に続く稜線に。
眼下には琵琶湖が広がります。
蓬莱山の手前にある小女郎ヶ池。滋賀県内で一番高いところにある池だそうです。
蓬莱山に向かう縦走路。笹原の気持ちの良い道が続きます。
こちらが歩いてきた縦走路。
ホッケ山から1時間で蓬莱山(標高1173.9m)に到着です。
北に目をやると、遠くには比良山系最高峰の武奈ヶ岳。いつかあちらにも登ってみたいですね。
蓬莱山は冬場はスキー場になっているので、グリーンシーズンは広い芝生の公園のようです。
ここまではロープウェイとリフトで上がってこれるので、観光客の方も沢山いて、琵琶湖の景色を眺めていました。
わたしもここで景色を楽しみながら昼食にしました。
蓬莱山から打見山まではご覧のとおりのゲレンデの中を歩いていきます。
なんとも雄大な景色です。改めて琵琶湖って広いですね~。
ゲレンデの一部はスイセン畑になっていて見事なお花畑が広がっていました。
蓬莱山を振り返る。なんだか同じく山頂にスキー場のある御在所岳の景色に似ています。
打見山(標高1104m) 完全に観光地なのでスルーしました^^;
この頃になると朝もやも取れて琵琶湖がよりクッキリ見えてきました。
打見山からは木戸峠に向かってゲレンデの中を一気に下ります。
そして木戸峠から比良岳の方向に進みます。
打見山の喧騒から一転静かな山歩きに戻りました。それにしても新緑が綺麗です。
そして比良岳に到着!と言いたい所なのですが、ここはピークではありません^^;
なぜかピークから外れた登山道に道標が立っています。ピークに向かう赤テープもありましたが、薮だったのでパスしました。
そして今日最後のピーク烏谷山への急登。
ここまで4時間30分歩いてきて標高差100mの急登は体に堪えました。
打見山から1時間20分で烏谷山(標高1076.4m)に到着。
振り返ると歩いてきた蓬莱山と打見山。
烏谷山から見た琵琶湖のパノラマ。広すぎてパノラマに入りきりません。
烏谷山からの琵琶湖の景色を目に焼き付けて、下山に入ります。
まずは荒川峠まで縦走路を歩き、そこから荒川に下山です。
最初は新緑が鮮やかで緩やかな道ですが・・・
途中から杉林の中を延々つづら折れの山道を下山します。
登山道にしては幅の広い道が続いていました。昔は馬車か荷車が通っていたのでしょうか?
途中に咲いていた石楠花に心が癒やされました♪
峠から下ること1時間20分、ようやく林道にでました。
しかしここからまだJRの駅まで下らなければいけません。まだまだ街は遠くに・・・
アスファルト歩きは脚に堪えます。駅はまだか・・・
林道に出てからさらに1時間でようやくゴールの湖西線志賀駅に到着しました。
距離13km、標高差±1300mのなかなかタフなコースでしたが、縦走路から眺める琵琶湖の景色は格別でした。