九州遠征3日目の2021年7月24日(土)は、長崎県の最高峰、雲仙普賢岳に登ってきました。
GPSログです。仁田峠に車を停めて雲仙普賢岳を1周するルートです。
歩行距離:5.0km
累積標高差:±450m
コースタイム:仁田峠(8:20)→普賢岳(10:05)→仁田峠(11:15)
仁田峠に通じる道路は朝8時に開くので1番に並んで駐車場に到着。そこからすぐ登山スタートです。
仁田峠の展望台からは普賢岳(手前の緑の山)と平成新山(奥の灰色の山)が望めます。
普賢岳に通じる登山道は緑あふれ、小鳥のさえずりが聞こえる気持ちのいい道です。昨日の経ヶ岳に比べたら高速道路ですね。
登山道脇にはお花もちらほら、ヤマブキショウマです。
ヤマジノホトトギス
登山道途中に2箇所ある風穴からは冷たい風が流れてきます。
白っぽいのはガスではなく冷気です。猛暑の山登りなので気持ちいい!
立岩の峰に向けての最初で最後の急登を登ります。
登り切ると目の前に平成新山の溶岩ドームが現れます。
少しだけ噴気が出ている場所もあります。
緑の溶岩台地を普賢岳に向けて歩きます。
平成新山の溶岩ドームに一番近づける霧氷沢へ。名前の通り冬には霧氷が見られるそうです。
仁田峠から1時間45分で普賢岳の山頂に到着。後ろが平成新山の溶岩ドームです。
山頂からの展望は申し分なし! 有明海と天草諸島が美しいです。
岩場の先から国見岳を望みます。なかなかの高度感でした。
国見岳とその奥に大村湾が広がります。
元気があれば国見岳、妙見岳と周回縦走しようかと思っていましたが、思いの外昨日の疲れが残っていたので、まっすぐ下山することにしました。
最後に溶岩ドームを目に焼き付けて下山します。
火山ということで阿蘇山のような荒涼とした景色かと思っていましたが、全然逆の緑あふれるいい山でした。
下山して温泉に入った後、「平成新山ネイチャーセンター」に立ち寄りました。
ここは大火砕流が流れた跡。子どものころにテレビで見た映像をハッキリと覚えています。
灰色の焼け野原となった斜面ですが、25年の時間を経て、ここまで植生が回復していることに驚きました。
火山という自然の威力も凄いですが、それを復元する植物のたくましさもまた凄いですね。
今回の九州遠征はこれで終了。
経ヶ岳で熱中症になりかけるというアクシデントはありましたが、天候にも恵まれ脊振山、多良岳・経ヶ岳、雲仙普賢岳と予定していた3山を登ることができました。
そして、これで北は北海道、南は沖縄まで全国47都道府県すべてに山旅で訪れるという目標を達成することができました!
各都道府県でどこの山に登ったかはまた別のブログ記事で書きたいと思います。