熱中症予防のために“過集中”に気をつけよう【情報のおすそわけ】

連日のように
猛暑日が続く中、
熱中症になる
人の数も増えています。

総務省消防庁の発表によると、
2024年6月24日～30日の
熱中症による救急搬送者数は、
全国で2,276人とのことでした。

総務省消防庁「熱中症情報-熱中症による救急搬送人員（6月24日～6月30日速報値）」より

個人差はあるものの、
誰もが熱中症のリスクに
晒されているため、
十分な注意が必要です。

熱中症の怖いところは、
症状が出るまで
気づかない点にあります。

私の身近にも
熱中症経験者が
いるのですが、

話を聞くと、
「気がついたら眩暈がして
　気持ち悪くなって頭痛がした」
と言っていました。

UnsplashのHans Reniers

熱中症には、
様々なサインがあります。

そうしたサインを見逃さず、
気がついたら直ぐに
対処することが肝要です。

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熱中症予防の対策については、
様々なメディアで以下のような
情報が届けられています。

・こまめな水分補給

・発汗に応じた塩分補給

・冷房の活用

・野外での日傘・帽子の利用など

UnsplashのMaddi Bazzocco

またこれらとは別に、
「過集中」にも注意が必要です。

過集中とは、
目の前の活動に
没頭することによって、

時間の感覚が無くなったり
状況認識が不確かになる
現象のことです。

こうなると、
水分摂取を忘れたり、

暑さを感じても
何の対処もせずに、

そのまま活動を
続行しがちになります。

そうなると、
熱中症のリスクが
高まります。

もしも、
何かをしていて
過集中しそうだと思ったら、

タイマーなどを使って
水分補給や休憩の
タイミングに気づけるよう
工夫するのがよいでしょう。

UnsplashのLuke Chesser

熱中症予防の
知識があったとしても、

過集中していると
それを活かすことが
できなくなります。

そうならないよう
熱中症対策の一つとして、

過集中への対応も
加えるようにしたいものです。

〈参考文献〉
総務省消防庁「熱中症情報-熱中症による救急搬送人員（6月24日～6月30日速報値）」