心地よい第三の居場所が未来をひらく【ウェルビーイング心理教育】

あなたが
心地よさを感じる場には、
どのような特徴がありますか?

こう質問されたら、
どのようなものを挙げるでしょう。

例えば、
ありのままを
受け入れてくれる
あたたかい雰囲気があるとか、

主体性や自主性を
尊重してくれるとか、

ユーモアや
遊びごごろがあるなど、
様々な特徴を
挙げられることでしょう。

最近私は、
「サードプレイス」という
概念に興味を持っています。

「サードプレイス」とは、
家庭でも職場でもない
心地良く感じる
第三の居場所のことで、

アメリカの都市社会学者の
レイ・オルデンバーグが
1980年代に提唱した概念です。

ウェルビーイングに関する研究では、
多様な人間関係を持つことは
人生幸福度に関係するとの
報告があります。

サードプレイスは、
多様な人との出会う
機会ともなりますので、
ウェルビーイング維持向上に
役立つものとも
考えることができます。

実際に※ある調査では、
サードプレイスは“休みへの満⾜度”と
“ワーク・エンゲイジメント”に
ポジティブな影響があることが
明らかになっています。

※パーソル総研(2021）「コロナ禍における就業者の休暇実態に関する定量調査」

現在は、
オンラインによって
人と人とがつながる機会が増え、
サードプレイスを見つけやすい
環境が整っています。

自分に合った
サードプレイスを
開拓できれば、

心理社会的な
ウェルビーイングに
大いに役立つことでしょう。

UnsplashのBriana Tozour

そのような思いもあり、
6月9日(金)に東京都内で
「サードプレイスとウェルビーイングなキャリア」
というワークショップを開催しました。

講師には、
パラレルキャリアや越境学習、
そしてサードプレイスなどについて
幅広く研究されている
法政大学大学院政策創造研究科の
石山恒貴教授をお迎えしました。

なぜ今、
「サードプレイス」が
注目されているのか?

ウェルビーイングな
キャリアを形作るためのヒントは?

ウェルビーイングな
サードプレイスを見出すためには?

ということについて
理論や実例やワークを交えながら
楽しく学ぶことができました。

ワークショップを通して
多くの気づきと学びがありました。

その中のひとつを
挙げるとしたならば、

自発的に癒しや憩いなどを
求めて関わるサードプレイスは、
生きるエネルギーを補充する場となり、

自発的でありつつ
目的交流型のサードプレイスは、
活力を生み出して成長発達を促進し、
人生の可能性を広げる場と
なるということです。

サードプレイスについて
身近な例を挙げて詳しく解説し、
個人的な理解が深まる
ワークを提供してくださった石山教授と