批判はギャップを大きくする【人間関係】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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心と身体と社会的な“しあわせ”に関する情報メディア
(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

批判は、
人間関係の中で
頻繁に行われている
行動のひとつです。


批判の特徴は、
自分が人を批判していることに
気づかない場合が多い
ということです。


その内容は、
相手に対して
軽く問題を指摘するものから
強い叱責まで多種多様です。


丑蟻さんによるイラストACからのイラスト


批判の衝動は、
自分が望んでいることと
相手の言動との間に
ズレが生じた時に
湧いてきます。


そうした
ギャップを埋めるために、
相手を批判するという
行動がとられます。


しかし、
往往にしてこの行動は
ギャップを埋めるどころか
ギャップを大きくして、
更なる問題を
生み出したりします。


丑蟻さんによるイラストACからのイラスト


重要なことは、
相手を批判することではなく、
自分が望んでいることと
相手の言動との間のギャップを
いかに調整するのかということです。


にもかかわらず、
感情の赴くまま
相手を批判すれば、
相手は聞く耳を閉ざし、
気持ちに溝が生じます。


そうすると、
ギャップを調整するどころか、
その溝を埋めて関係を修復することに
貴重な時間とエネルギーを
割かなければならなくなります。


場合によっては、
溝が埋まるどころか
広がってしまい、
決裂することも
あるかもしれません。


そうなると、
求めるものが
得られないばかりか、
失うものも多くあるでしょう。


批判しなければ、
お互いの感じ方や
期待の調整をするだけで
収まるかもしれません。


しかし、
相手を批判すれば、
それによって生じた溝を
埋めなくてはならなくなり、
調整は難航することになります。


批判することなく
他者と対話する方法としては、
アサーション・トレーニングや
NVC(非暴力コミュニケーション)
などがあります。


これらを学び身に付けることで、
批判という方法をとらなくても、
要求を適切に伝えられるようになり、
また調整もしやすくなります。


批判は、
不満を解消するために
行われるものですが、
人間関係を損ない、
逆に新たな問題を
生み出すことも

少なくありません。


ですから、
安易に批判を
口にするのでなく、
慎重に対応するよう
心がけたいものです。



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