ニュートラルな位置から始めよう【セルフコントロール】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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心と身体と社会的な“しあわせ”に関する情報メディア
(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

私たちは、
モノゴトを考える際に
自分の期待を反映させて
判断する傾向を
持っています。
 
 
例えば、
ある出来事を見て、
“正しい"とか
"間違っている"
などというように
判断を下します。
 
 
また、
ある現象に対して、
"効果がある"とか
"効果がない"とか、
判断を下します。
 
 
そしてまた、
ある状況について、
"良かった"とか
"悪かった"というように
判断を下します。
 
 
このように
判断することは、
生きていく上で
とても大切なことです。
 
 
なぜならば、
そこには学びがあり、
自己成長に必要な事柄に
気づくことが
できるからです。
 
 
しかし同時に
判断を下すことで、
必要以上に自分を
苦めてしまう場合が
あるということを、
知っておくことが
肝要です。
 
 
モノゴトに対して、
「正しくできている」、
「効果的に取り組めている」、
「よく出来た」など、
肯定的な意味づけを
している場合には、
当然のことですが、
苦しくはなりません。
 
 
しかし、
「間違ってしまった」、
「効果的に取り組めない」、
「うまく出来ない」など、
否定的な意味づけが
続くような場合は、
注意が必要です。
 
 
このような状態になると、
「正しくやらなければ…」とか、
「効果的にしなければ…」とか、
「うまくやらなければ…」など、
自分にプレッシャーを
かけてしまいがちです。
 
 
そうなると、
力が入りすぎて、
かえって思うような
結果が出せないという
悪循環に陥ります。
 
 
そうならないための
1つの方法としては、
肯定でも否定でもない
"ニュートラルな位置”
から始めるという
ものがあります。
 
 
"ニュートラルな位置”とは、
「今起きていること」
「今していること」
「今目の前にあるもの」など
ありのままの状態のことです。
 


 
そこから、
何ができるか、
どう取り組むのかなどを
現実的に考えれば、
無理がかかりすぎずに
今いる位置から
前に進むことが
可能になります。
 
 
モノゴトに対して
判断することは
大切なことです。
 
 
しかし、
それが自分の中に
苦しみを産み出していると
気づいたならば、
"ニュートラルな位置”
から始めるように
心掛けてみては
いかがでしょう。

 

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