意欲と意志(2/3)【セルフコントロール】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

"やらなければならない"
ことを実行する際に
重要なのは"意欲"では
ありません。


“意志”の存在です。


日常生活では、
"やらなければならない"
"やりたいこと"
混在していることが
多くあります。


この時に、
“意欲”
“意志”
混在して働いています。


例えば、
「自宅で手料理を食べる」
という一連の動きを通して
“意欲”“意志”
どのように働いているのかを
考えてみましょう。


「自宅で手料理を食べる」は、
プロセスで見るならば、
次の3つの行動から
構成されていると
考えることができます。


1.調理する


2.食べる


3.片づける


これに時間の流れと
“意欲”“意志”
関係性を加えて表すと
次のような図になります。





「食べる」ためには、
「調理する」ことが
必要になります。


これは、
"やらなければならない"
ことです。


この時に、
“意欲”は湧きませんが、
“意志”が必要です。


「食べる」ことは、
欲求を満たすものであり、
"やりたいこと"ですから、
自然と“意欲”が湧いてきます。


ですから、
“意志”の力は
ほとんど
必要ありません。



最後に「片づけ」です。


これは
"やらなければならない"
ことです。


ですから、
“意欲”は湧かず、
“意志”の力を
働かせることが
求められます。


このように
“意欲”“意志”は、
ある目的を持った
一連の行動の中に
混在していると
考えられます。


つづく…


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