モチベーションマネジメント(前編)【セルフコントロール】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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心と身体と社会的な“しあわせ”に関する情報メディア
(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

モチベーションは、
私たちの心の内側に
存在しているものです。


自分が求めているものに対しては、
モチベーションが上がり、
自分が求めていないことに対しては、
モチベーションが下がります。


モチベーションは、
自分の欲求や願望に
連動しているもので、
行動を起こすための
スターターのような
役割をしています。


モチベーションが
高まる時を観察してみると、
次に挙げるような
二つのパターン
あるように感じられます。


ひとつは、
欲求の働きによって、
内側から自然発生的に
湧き上がってくる場合
です。


これは、
直接コントロール
することができません。


もう一つは、
願望や希望や
夢などに関連するものを
自分を取り巻く状況の中から
発見した場合
です。


こちらは、
探索行動をとったり、
情報と情報を
繋ぎ合わせたりすることで
願望や希望や夢に
近づくことが可能であるため、
コントロールできるものと
捉えることができるでしょう。


モチベーションマネジメントを
考えようとする時には、
自分が直接コントロール出来ない
前者の領域ではなく、
コントロールが可能な
後者の領域を考えることが
重要と言えます。


具体的には、
まずは自分が求めるものを
明確にすることが
求められます。


例えば、
次のようなことを
明らかにしてみましょう。


「自分が得たいものは何か?」


「それを手にすると
 どんな良いことがあるのか」


「それを行うことに
 どのような意味があるのか」



こうしたことが明らかになり、
実感を伴うようになると、
モチベーションは
高まるでしょう。





しかし、
モチベーションに関する
本当の課題は、
この後にあります。


それは、
"モチベーションを
 持続させる"

という課題です。


つづく…

※震災の復興を心よりお祈りしています。
神栄カウンセリングセンター のHP