モチベーションマネジメント(後編)【セルフコントロール】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

モチベーションには、
熱しやすく冷めやすい
という特徴があります。


これが
モチベーションを
マネジメントする時の
課題となります。


願望や希望や夢を
明確に思い描いても、
何もしないでいると
次第に気持ちが冷めて
モチベーションが
低下していきます。


そうならないように
するためには、
求めるものを得るために
何かを始めることが
求められます。


この時に
注意したいことは、
二つあります。


一つは、
「何から行うのか」
ということです。


モチベーションを
維持するためには、
自分のしていることが、
求めるもののために
役立っているという
感覚が必要です。


そのような感覚を
得るためには、
何かを行う時に
次のようなことを
参考にして実行するのが
効果的と考えられます。


◎「することリスト」の中でも
 一番簡単なこと


◎すぐに取りかかれるもの


◎達成度が測れるもの


◎実行したことの結果が
 すぐに感じられるもの


◎短時間でできるもの



いきなり負荷が
高いことをしようとすると、
その負荷に耐えられず
モチベーションを
低下させてしまう
ことがあります。


また、
実行してから
結果が出るまでに
時間が掛かれば掛かるほど、
欲求が満たせない
時間が長くなるために
モチベーションが
低下していきます。


そうならないよう、
「何から行うのか」
しっかり検討して、
モチベーションを
持続させるよう
工夫することが
肝要です。





もう一つは、
「学びと成果と
達成度を振り返る」
ことです。


実行したことで、
どのようなことを
学ぶことができたのか?


得られた成果とは、
どのようなものか?


求めているものに
どれくらい近づいたか?


あるいは、
どれくらい
積み上げることが
出来たのか?



このようにして、
自らの行動によって
得られたものを
明確にすることで、
モチベーションが
低下するのを防ぎ、
次の活動へとつなげることが
できるようになります。


モチベーションは、
熱しやすく冷めやすい
という特徴を持っています。


こうした特徴を理解して、
自らのモチベーションを
上手にマネジメントできるよう
工夫したいものです。


※震災の復興を心よりお祈りしています。

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