自分の課題と相手の課題【メンタルオーガナイズ】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

人間関係は、
難しいものです。


意見の食い違いがあったり、
相手の反抗的な態度に困ったり、
期待が裏切られたりと、
人間関係には様々な悩みが
ついてまわります。


こうした悩みを
解決するのは、 
簡単なことでは
ありません。


その理由は、
いくつもの要素が
複雑に絡み合って
混在としているからです。


人間関係の問題を
解決しようとする時には、
それに関わる
いくつかの課題を
整理するのが効果的です。


例えば、
次のように課題を
整理することができます。


「その問題に関して、
 相手の課題があるとしたら、
 それはどのようなものか?」


「その問題に関して、
 自分の課題があるとしたら、
 それはどのようなものか?」


「その問題に関して、
 自分たちを取りまく
 環境的な課題があるとしたら、
 それはどのようなものか?」



このように整理した中で、
注目が必要なのは、
自分の課題についてです。


その理由は、
自分の課題については、
直接コントロールが
可能だからです。


仮に環境的な課題について
自分に出来ることが
あるとしたら、
それは自分の課題の
範疇として捉えるのが
良いでしょう。


自分の課題に注力すれば、
事態を悪化させずにすみますし、
上手くいけば事態を
好転させることが出来ます。


しかし、
相手の課題に介入して、
なんとかさせようとすると、
相手との関係が悪化し、
更に問題解決が
難しくなっていくでしょう。


往々にして
人間関係の悩みは、
このようにして
長期化していきます。


そうならないようにするために、
人間関係で悩みを感じた時には、
それぞれの課題を切り分けて、
自分が直接コントロールできる
課題に専念したいものです。

※東日本大震災の復興を
心よりお祈りしています。

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