放任と見守ることの違い(後編)【親子関係】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

次に「見守る」ことについて
考えてみましょう。


見守るとは、
子どもに目を向けつつ、
子どもの自立のために
忍耐をもって最大限の
努力を払うことです。


見守る時に
大切なことは、
二つあります。


一つは、
安全や成長を考慮して、
一定のゆとりある
枠組みを示すことです。


もう一つは、
その枠組みの中で
何をするのかを
子どもに任せることです。


子どもは、
親の愛情に満ちた
眼差しに守られつつ、
のびのびと安心して
自己決定や自己選択を
学び取ることが
出来るでしょう。


こうした経験によって、
やがて枠組みが
無くなった時に、
自分で考え行動出来る
準備が整っていきます。


放任されることでは、
信頼と尊敬は生まれませんが、
あたたかく見守られれば、
信頼と尊敬が育まれます。


本格的な自立までは、
しっかりと見守りながら
自己決定と自己選択の
支援が求められます。


放任と見守ることは、
異なるものです。


子どもの自立の支援のために
放任と見守ることの違いを
意識していたいものです。



※東日本大震災からの一日も早い
 復旧と復興を心よりお祈りしています。

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