選択理論基礎用語-その23〈ネガティブ・フィードバック-後編〉【選択理論心理学】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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【ネガティブ・フィードバック】と聞くと、
肯定的・否定的と言う時に使われる
否定的なフィードバックと
誤解されやすいのですが、
実はそうではありません。


【ネガティブ・フィードバック】は、
「負のフィードバック」とも呼ばれます。


「負」とは、
数学で使われる
マイナス(ー)のことです。


【ネガティブ・フィードバック】の目的は、
【比較の天秤】の傾きを減少させ、
【フラストレーション・シグナル】を
弱めることにあります。


ですから、
【ネガティブ・フィードバック】は、
ストレスを減少させるための
フィードバックと考えていただくと
分かりやすいのではないでしょうか。


たとえば、
お腹かがすいた時に食事を摂るのも
【ネガティブ・フィードバック】の働きですし、
寂しい時に友人に電話をかけるのも
【ネガティブ・フィードバック】です。


全ての行動には目的があり、
その目的を得ようとして
人は行動に駆り立てられています。


こうした働きは、
【ネガティブ・フィードバック】の
システムによって
形作られているのです。


さて、
これで選択理論が説明している
脳の働きについての
解説は終わりです。


最後に選択理論の
立ち位置について
触れましょう。


…つづく


※東日本大震災からの一日も早い
 復旧と復興を心よりお祈りしています。

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