WIMA 2つの 「MKS-2」 コンデンサをめぐる謎(2nd)
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は大きな反響をもって特定な業種・ジャンルのかたに影響が及んだようです。
「アンプ製作者にとってもこの件は見過ごせない」というメールもいただきました。変なものは絶対にイヤだ、まさに生命線ですから。
右:(独)WIMA本社がMKS-2とする従来からの「A」タイプ(仮称)
左:(独)WIMA本社がMKS-2ではないとする謎のコンデンサ「B」タイプ(仮称)
事実なので販売ルートには刺激があったようですね、以下の通り。
しかし「B」タイプは「まぎらわしい謎のパーツ」でありニセモノとは言ってないですからね、念のため。
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公開から1週間目、市場確認をおこなった。
東京、アキバ界隈に変化が見られるか有力販売店を確認、5店舗でサンプル購入もおこないましたのでご参考ください。
結果です(2019年3月26日現在)
いずれも「WIMA MKS-2」 63V 0.22μF として販売されているもの。
@単価 (税込)ほか
1.カイジン無線:92.8 円 長年「A」タイプしか置いてなかった信用の店だがどうしたのか。
2.マルツ電波:(75.6円) 5個買おうにも例によってマルツ商法だ、2個しか買えなかった。
3.千石電商:(50円) 6年前「B」を初めて見た店、その後店頭品推移に信頼感はない。
4.桜屋:(43.2円) 長年足長の10%品だったが5%品に変わり、価格も10円安くなった。
5.aitendo(108円) 10%モノ、今回の最高価格(桜屋の2.5倍)であった。
10年間、アキバ界隈でMKS-2に関し最も信頼でき、良心的なのは「桜屋」というのが筆者の実感です。
袋を開けてみました
様子は大きく変わった。
あれだけ幅をきかせて侵略していた謎のコンデンサ「B」の姿は量販店では見当たらない。
量販S店ではMKS-2の入っているパーツケースを全部チェックしたがあれほど「B」タイプでいっぱいだったが各値ともその姿は完全消滅した、僅か以前の状況がウソのようですがこれで正常です。
店のかたに尋ねると「ロット違い」との返事でしたが、元々そんな言い訳を信じるはずもない。
大阪方面の最有力「〇〇Eショップ」はWebページ上は「B」のままですが実際どうだろう、直近に通販購入した方は「A」だった、とのこと、何が送られてくるかわからないのが通販のなやましいところですが・・・
この1週間でWIMA関連販売ルートで確実に何かが起こった。
ちょうど 隣国で Shure、ゼンハ、dbx、YAMAHAをはじめとする業務音響機器の大規模なニセモノ生産拠点が摘発・捜査・押収され、それだけでは済まない根絶手法が実行に移され始め、話題になっている真っ只中の変化。
もしこのブログが累計アクセス数「700万」の読者の皆様の後押しを得て少なからずこの問題の正常化に役立つとすればこんな幸せなことはありません、皆様それぞれの勝利でありたいと思います。
ひとつ言えるのは「まぎらわしい不正常な」、音も異なり嫌われる「Bタイプ」はまもなく汎用パーツ店頭から一掃されることでしょう。
これだけ多くのかたに監視されている状況で、それでも「MKS-2」だと言い張るのは無理があります。
疑わしい別部品を売り続けても店の信用をなくすだけでしょう。
これからも事実にもとづいた信頼性の高い情報の発信源となることをお約束します。 Shin
疑わしきは買わない・使わない
以上
(お知らせ)
fetⅡ、fetⅡi、fet3、fetⅡ‐bright など、ご注文により人気機種の製作を承っておりますのでお問い合わせください (いまや貴重品、秋月のパナソニック WM-61Aとオリジナル・パーツで製作)
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