1903 :ピアノPA用大口径X-Yステレオマイクロホン | ShinさんのPA工作室

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前作に続いての 「ピアノPA用X-Yステレオマイクロホン」は大口径(1インチ)です。

 

前作(小口径)と同時進行で製作しました。

(1/19スクリーンメッシュを小口径と同様に円筒形に変更しました)

 

双葉  こちらはKOWAKT2578EC mkⅡカプセルを使用、同社KT2578とスペックは同一ですが聴感上のブラッシュアップが図られ一皮剥けたサウンドに仕上がっています。

このカプセル、試作段階でShinも音決めに少し加わった経緯があります。

 

常に研究され最高品位の大口径ECMと国内では珍しくDCバイアスダイアフラムの提供を続けているKOWA社はマイクロホン・クラフトをおこなう者にとって大変貴重な存在になっています。

 

※メッシュはこのあと円筒形に変え、小口径同一デザインになりました。

ピアノPA用X-Yステレオマイク(1インチ大口径) 裏側

こちら側に「指向性表示」をおこないました。

 

考案したX-Yステレオマイクの指向性マーク

 

 

 

表側(FRONT」表示をおこなった。

 

 

マイクロホン本体とケーブル一式

L/Rの信号はモガミの2chマルチケーブル(2m)を採用、XLR-5Pコネクタを使用。

さらにXLR-5P→3Px2変換のY字ケーブルとで構成、短いY字ケーブルだけでも使用可能にした。

 

【特徴】

高品位大口径ECM KT-2578mkⅡの音は絶対にDCバイアス型ダイアフラムとの判別はつきません。

指向性は前作小口径よりやや広め、定位の綺麗さと音は美しく、あまりの自然さに感動します。

 

【内容】

中華マイクのケースを採用、厚ゴムによりデッドニングを施して鳴き止めを行いました。

KT2578EC mkⅡカプセルはFETなしのバックエレクトレット型であるため外付け部品が必要、ハイインピーダンス部むき出しの為マウントに工夫を要します。

 

カプセルマウントの様子(90度ひねり構造)、座布団は吸音材。

カプセル裏にFET(2SK118)と高抵抗(1GΩ)がある。

 

 

【回路図】

回路的には小口径版と基本的に違いはないが、カプセル負荷に1GΩを使用、インピーダンス変換部に2SK118(GR)使用、外付けディスクリートとなっている。

 

 

【実使用】 2019.1.20追記

 

右側はC-451のX-Y  ややオフのサイドアドレスマイクがピアノPA用X-Yステレオマイク。

想像を超える素晴らしい結果となった。(ウインドメッシュは円筒形に交換した)

 

サウンドはノイマンにきわめて近い上品なヨーロピアントーンがPAで実現という贅沢な結果です。

 

 

 

【さいごに】

双葉 始めてその音を聴いたエンジニアはワンツーcheckで一言、「センターの音は素直だねー」。

そう、X-Yマイクの能力はセンター定位音の自然さがすべてを包括します。

 

双葉 ピアノPA用として製作しましたが、このマイクロホンはドラム収音などアイデアを生かした使いまわしが可能でしょう、またノイマンSM-69やSM-2に似た高品位ステレオ録音用としての使い方が想定できます。

 

双葉 長距離伝送を安定的に可能とさせるため出力インピーダンスは低く、58Ωに設計しました。

 

双葉 X-Yステレオマイクは正立時と吊りとではL・Rが反転します。

 

                       以上

 

 

 

(お知らせ)
fetⅡ、fetⅡi、fet3、
fetⅡ‐bright など、ご注文により人気機種の製作を承っておりますのでお問い合わせください (いまや貴重品、秋月のパナソニック WM-61Aとオリジナル・パーツで製作) 

 

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【おことわり】

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