★(ご注意):このブログ記事の商業的窃用については厳にお断りしています
★絶対多数の方が最短でこの恩恵を得られる方法をShinはご紹介していますが世界では各種ご批判もあります。
Shinのやりかたはガン細胞そのものを一気に取り去る方法をベースにしています、ご理解ください。
★この記事は2016年3月現在のものです。またAMAZONマイクの内容も決してギャランティされておらず、今後内容の変更は予想されます。
★ただしNEEWERブランドのモノは2016年現在、小さい10φカプセルです。
(基板構成は同一、基板材質は違う)これは避けてください、 これに似たモデファイは他にも否定できません。
管理人Shin
正月明けから連載をしてまいりました「AMAZON超激安コンデンサマイクの高級化改造」 は大きなジェネレーションとなって「ShinさんのPA工作室」から飛び立って行きました。
マイク改造の要とは「未完成」マイクを「完成」させる、ただそれだけです。
改造BM800
このマイクは常識では考えられない程、類を見ないクオリティを手に入れて大きく成長しました。それは「やってみなけりゃわからない」を絵にかいたようなドラマでした。
それも一挙に最上位クラスへの持ち上がりですから事が尋常ではありません。
飛び級も飛び級、「Shinさんのマイク改造」でもかつて例がない程の変貌ぶりです。
「無謀じゃなかった」 世界のトップクラス・マイクとの鳴き合わせ公開実験 (2016.3.4 東京)
このマイク鳴き合わせ前、「Shinさん、今回はノイマンとガチで勝負スか」と、あきらかに冷やかし半分と受けとれる声かけで成り行きに注目していたエンジニア達も鳴き合わせ実験が進むにつれ顔色が変わっていくのがわかりました。「オッ」「エッ」とあちこちで・・・
結果は私以外の第三者評価で、ノイマン・AKGを含む世界のトップクラスマイクに一歩も引けを引けをとることなく、10万円台の安いノイマンでは、勝負にならないほどがぜんこちらに軍配が上がる始末でした。
終わって、あらためて値段を聞かれ「この値段の差ってなに?」と2,000円のマイクでここまでの実力・・・が皆の興味の対象、というか酒の席の格好の話題になるな、と思いました。
そう、Shinjさんは「イケル」と見たから参加した、負けるなら初めから参加しない、ただそれだけです。まあお座敷芸としては「ガチ」で質は高かったでしょう。
この改造は3段階のグレードを選べます。
タイプ :良質なコンデンサマイク
http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-12115618790.html
タイプ :海外高級コンデンサマイク
http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-12123022225.html
タイプ :世界の名機と勝負できる最高クオリティのコンデンサマイク
http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-12125583894.html
どれを実施しても当初の状態とは雲泥の差、 から順番に試してみると良くわかります。
ただし2,000円そこそこのマイクに多額の費用をかける改造は決してお勧めしません、僅かな改造費で激変する様子をぜひご経験ください。
ここで読者である声楽家(テノール)のMさんが までの改造をされたBM800でご自身の演奏をYOUTUBEにアップされた音源をご紹介します。
(Mさんの許可をいただいて掲載しております)
https://www.youtube.com/watch?v=kL-2GkY9ndo (アデライーデ)
https://www.youtube.com/playlist?list=PLOHw4AF_4C2-wsP2sg-GWdpu5b_1hz94b
(美しき水車小屋の娘 全20曲・・・すべてこのマイクロホンによる収録です)
Mさんからこの改造マイクに対する貴重なご意見をいただきました。
声楽では客観的に自身の声を聴いて判断することが難しいので、手軽に録音モニタできる環境があれば発声の改善に非常に役立ちます。
Mさん、まことにありがとうございます Shin
【改造概略】
タイプの改造 : (費用)10円未満
①ECMへの供給電源回路のツェナーダイオード(強烈なノイズ発生源)を撤去、代わりに金属皮膜抵抗を使ったブリーダー抵抗で所定の電圧を得る。
②出力XLRコネクタを3番HOTから2番HOTにする。
③ECM取り付け支柱に一定の防振対策
タイプ の改造: (費用)20円未満
①ECM出力受けFETをソースフォロワ出力させる。(金属皮膜抵抗1本)
タイプの改造: (費用)210円未満
①カプリングコンデンサ(積層セラ)を高音質フィルムコン(WIMA MKS2)に交換
②ECMカプセル~初段FET入力間の配線のストレー容量の安定化による防振対策。これはFET外付型ECM動作原理上の本質的な防振対策です。
(このシリーズのAMAZONマイクロホン特有の問題点)
1.中華製品独特の色使いや低次元の金メッキが見た目の安物感を一層強くしている。(金属色と黒といったノーマルな外観は1500の一部のみ。)
2.プラグインパワーに対応させる為のやりくり上3番HOTである。
3.基板上はほとんどチップ部品で構成されているのでそれを許される部分とそうでない部分を見極めた対策を打つ必要がある。
4.固体共振がついてまわる構造であり、このキャンセルは必須課題である。
5.シリーズ中NW700は小さい10mmカプセル使用のため音質面でややハンディを持つ。
6.xx1500はECMカプセルをメッシュグリルの中に閉じ込めた構造のためカプセルの防振対策が不可能。
(雑音発生素子=ツェナーダイオードのノイズ)
まずこの製品では9V台のツェナーダイオードが使われている事が決定的ミスであります。
ツェナーダイオードは5~6Vを境に下は「ツェナー降伏」それ以上は「アバランシェ降伏」によって定電圧作用を示します。
特に問題なのは「アバランシェ降伏」=(電子雪崩)の領域ではツェナー領域に比較し、ケタ違いに大きなノイズを広範囲な周波数帯にバラまきます。
さらにひどいのはアバランシェ領域では電源インピーダンスは20Ω以下と、非常に低い値になります。
このためどんな大きなコンデンサを入れようと、高周波特性の優れたコンデンサを入れようと、コンデンサによってこのノイズ(ホワイトノイズ)は絶対に消えません。
「ノイズにはパスコン」という電子回路の常識がここでは通用しません。
つまりツェナーダイオードの猛毒性領域に知識のない技術者による誤設計の商品だったのです。
「1%の努力欠落が天地を分ける」 と云う、まるでどこかの「ビジネス書」にでもありそうな話を地で行く結果となりました。
ともあれ2,380円のマイクでマジにここまで熱くなれるのは世にもマレ、このままの欠陥商品でかまわないのでそっと販売を続けてほしいものです。
(お知らせ)
fetⅡ、fetⅡi、fet3など、ご注文により人気機種の製作を承っておりますのでお問い合わせください (オリジナル・パーツで製作)
(Shinの「ファンタム式パナ改マイク」は従来通りPanasonic WM-61A使用です)
モノ作り日本もっと元気出せ!
【おことわり】
★ここで公開している回路・写真・説明文などは音響家の方、アマチュアの方でハンドメイドまたは試験評価なさる場合の参考として考えております。
★製作物・加工物の性能・機能・安全性などはあくまでも製作される方の責任に帰し、当方(Shin)ではその一切を負いかねます。
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ShinさんのPA工作室 管理人
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